【完全版】店舗集客に効果的な集客方法まとめ|5店舗経営するWeb会社が解説

【完全版】店舗集客に効果的な集客方法まとめ|5店舗経営するWeb会社が解説
  • 「新規開店したのに、来店数が増えなくて焦りを感じている」
  • 「口コミを増やそうにも、そもそも来店数がないので、Webの認知が上がらない」

実店舗を経営されている方で、このような悩みを抱えている人もいるでしょう。店舗の集客方法には、オンラインとオフラインの両方があります。Web集客とオフライン集客を同時に行うことが、店舗集客の成功への近道です。

本記事では、店舗の集客方法をオンライン・オフライン両方ご紹介した上で、実際にある面白い集客方法も紹介します。店舗の集客でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

記事の監修者:
馬鳥 亮佑(ばとり りょうすけ)

  • サロンを3店舗、温浴施設1店舗、軽飲食店1店舗経営
  • Web集客×オフライン集客の組み合わせで全て黒字化
  • 店舗のM&A経験もあり

デジタルマーケティングの会社を経営
店舗の経営にもに詳しい人物が監修しております。

馬鳥 亮佑
執筆者

COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。

■経歴

2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業

■得意領域

SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客

■保有資格

Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

■SNS

X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil

店舗の集客は悩みに応じて行うべき対策が異なる

店舗の集客は悩みに応じて行うべき対策が異なる

店舗の集客は、大きく二つに分かれています。自店が以下のどちらの項目で悩んでいるかによって行うべき対策は全く異なりますので、注意をしましょう。

  1. 新規顧客を集める
  2. リピート客増やす

新規顧客がいない=認知を拡大させる

特殊な場合(山間部や交通網が発達していない場所など)を除いて、新規顧客がいないという状態は「認知がない」ことを意味しています。認知がないということは、誰も「あなたの店の存在を知らない」ということと同義です。

そのため、何らかの手段を使って「ここに店舗がある」こと、そして「どんな店なのか」をユーザーに向けて発信しなければいけません。まずは、お店の情報を発信して、Web上や通りがかりの人に認知されるところからスタートしましょう。

リピート率が低い=顧客満足度の見直し

店舗経営を成功させる秘訣として、高いリピート率を維持することはとても大切です。新規顧客した後の客単価を向上させない限り、自転車操業になり余裕がある経営ができません。そのため、以下のデータを分析することは非常に大切です。

  1. 顧客満足度
  2. 来店者のリピーターと新規顧客の割合
  3. 顧客単価
  4. 店舗スタッフからのお店の様子のフィードバック
  5. リピーターを獲得する方法の効果測定

本記事で紹介するのは、店舗の認知度拡大に関わる内容ですが、並行してリピーターを継続する仕組み作りを行うようにしましょう。

店舗のWeb集客|有効なオンライン集客手法8選

店舗のWeb集客|有効なオンライン集客手法8選

オンラインを活用した店舗集客は、新規顧客を増やすために必須の施策となっています。ここでは、初心者でも取り組みやすい7つの方法をご紹介します。

1.MEO(Googleビジネスプロフィール)

MEOとは、Googleが提供する無料のサービス「Googleビジネスプロフィール」を活用した集客方法です。Googleビジネスプロフィールに登録することで、Googleマップや検索結果に店舗情報やホームページのURLが表示されるようになります。

登録は簡単で、店舗名、住所、電話番号、営業時間などの基本情報を入力するだけです。さらに、お客様からの口コミや写真の管理、最新情報の投稿などを行うことで、店舗の認知度アップにつながります。

MEOは検索上位に表示されるため、多くの見込み客に情報を伝える手法として最適です。

MEO対策で上位表示された検索結果について

上記の画像は、「港区 フレンチ」とGoogle検索をした検索結果画面です。

こちらの検索結果は、1ページ目の3番目に表示されています。仮に「港区 フレンチ」でMEO対策を行い上位表示化された際には、多くの方へ店舗の認知度を拡大することができます。

MEO対策についてYouTubeにて解説中

2.ホームページ

店舗のホームページは、新規顧客に店舗情報を詳細に伝えるための重要なツールです。商品内容や価格、店舗へのアクセス方法など、顧客が知りたい基本情報を分かりやすく掲載しましょう。

また、ブログで店舗の日常やイベント情報を発信したり、お客様の口コミを掲載したりと、独自のコンテンツを追加することも効果的です。店舗の魅力を定期的にインターネット上に発信すると、新たな見込み客との接点が作れるようになります。

ホームページは、自分で作成できるツールも登場していますが、予算に応じて集客効果の高い制作会社へ依頼することをおすすめします。

Web制作に関する
無料相談はこちら

集客につながるコーポレートサイト、オウンドメディア、LPなどのWebサイト制作・リニューアルはクーミル株式会社にご相談ください!

3.SEO対策

SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略で、Googleなどの検索結果で上位表示されるためのマーケティング施策です。

店舗や商品に関連するキーワードで上位表示されれば、多くのお客様に店舗を見つけてもらえる可能性が高まります。特に、地域密着型のキーワードでの上位表示を目指す「ローカルSEO」は、店舗集客に欠かせません。

また、潜在顧客に対してアプローチすることができる「ロングテールキーワード」に対してSEO対策を行うことも店舗の集客力向上において非常に大切です。

具体例

ローカルSEO対策のイメージ
  1. スマホ修理店:「渋谷+スマホ修理」
  2. カフェ:「吉祥寺+カフェ」
  3. クリニック:「ニキビ治療+東京」
ロングテールキーワード対策のイメージ
  1. スマホ修理店:「スマホ ひび割れを防ぐ 方法」
  2. カフェ:「コーヒー豆 おすすめ」
  3. クリニック:「ニキビ 治らない 原因」

4.Instagram

InstagramなどのSNSは、写真や動画で店舗の魅力を伝えるのに最適なツールです。Instagramでは店舗の雰囲気やメニューの写真を投稿し、ハッシュタグを活用することで、多くの見込み客に店舗や商品を知ってもらえます。

インフルエンサーとのコラボ企画なども、集客力アップに効果的です。

Instagramを活用した店舗集客の成功事例

  1. 美容室:オーシャントーキョー
  2. ファッション:NANO universe|ナノ・ユニバース
  3. 飲食店:元祖くず餅 船橋屋【公式】

5.YouTube

YouTubeを活用することで、急拡大している店舗オーナー様も少なくありません。店舗の紹介動画や商品の使い方、スタッフのインタビューなどを発信してみましょう。

動画は写真よりも情報量が多く、店舗や商品の魅力を伝えやすいというメリットがあります。SNSは誰でも無料で始められるので、気軽に情報発信を始めてみてください。

一方で、デメリットは、YouTubeは全国の人をターゲットとした媒体のため、店舗まで来店出来ない人も多いこともあります。そのような場合は、オンライン販売などを駆使することでお店の売上向上に繋げることも可能です。

YouTubeを活用した店舗集客の成功事例

  1. 飲食店:飲食店独立学校 /こうせい校長
  2. 飲食店(ラーメン):ラーメンろたす
  3. 自動車整備工場:増満自動車

インフルエンサーを活用することで集客に成功したケース

俳優の川口春奈さんを活用した酵素風呂屋さん

非常にインパクトがあるサムネです。再生回数も非常の多く2024年6月時点で54万回ほど再生されています。

木村拓哉さんを活用したヴィンテージデニム屋さん

木村拓哉さんが運営するYouTubeでも最も再生されている動画となり、2024年6月時点で275万回再生されています。

6.ポータルサイト(ホットペッパー、食べログなど)

店舗の業種に合ったポータルサイトへの登録も、集客には欠かせません。

飲食店なら「食べログ」、美容院なら「ホットペッパービューティー」などです。多くのユーザーが利用するポータルサイトに情報を掲載することで、新たな見込み客との出会いが期待できます。

また、ポータルサイトには、クーポンや予約機能もあるので、新規顧客を呼び込みやすいのがメリットです。登録方法は各サイトによって異なりますが、基本的な店舗情報を入力するだけで簡単に始められます。

7.Web広告

Web広告を活用することは、新規顧客を店舗へ集客する上で効果的な方法の1つです。

店舗集客に効果的なWeb広告の種類について

  1. リスティング広告:
    Googleの検索結果の上部に表示させることができ、顕在層へアプローチ可能
  2. メタ広告:
    Facebookやインスタグラムに表示させることが可能、認知度向上が期待できる
  3. X広告:
    話題性があれば、多くの人にリツイートをされ、2次拡散、3次拡散が期待できる

Web広告は、ご自身で広告費を設定することができるため、効果が薄いと感じた場合はすぐに停止することも可能です。まずは少額から始めて、反応を見ながら徐々に拡大していくのが賢明です。

メリット

  • 即効性があり、すぐに集客可能
  • 広告の予算を自由に調整できる
  • 特定の層へアプローチが可能

デメリット

  • 一過性の施策のため、やめると集客できない
  • 費用が常にかかり続ける
  • 業種によっては費用対効果が合わないことがある

8.公式LINEアカウントによる見込み客の掘り起こし

見込み客とは、店舗に興味を持っているものの、まだ来店には至っていないお客様のことです。

来店予約をしたが実際に来店しなかったお客様や、コースや回数券の契約を迷っているお客様、満了後に来なくなったお客様など、見込み客は意外に多いものです。

こうしたお客様を再度呼び込むためには、定期的に公式LINEアカウントを活用してお得な情報を配信します。
メールやSMS、LINEなどを活用して、割引クーポンやキャンペーン情報を届けましょう。

具体的な施策イメージ

  1. 初回のみの来店のお客様へのLINEのメッセージ:
    〇〇月〇〇日まで限定!2回目のキャンペーン割引キャンペーン実施中
  2. リピーターのお客様へ:
    〇〇店のお客様還元セールを実施!〇〇月〇〇日まで人気の商品が40%OFF
  3. LINEの未登録の方へ
    当店に通ったお客様の嬉しい声を紹介「〇〇をして非常に良かったです!」

このような形で訴求性を持たせたメッセージを送ることで、再来店率の向上や、LINEに登録しただけの方を来店へ繋げることができます。

店舗の集客方法|有効なオフライン集客手法5選

店舗の集客方法|有効なオフライン集客手法5選

店舗への集客力をより強くするためには、Web集客のみだけでなく、オフラインでの集客も安定した経営を行う上で欠かすことはできません。ここでは、オフラインで効果的な集客方法を5つご紹介します。

1.ポスティング

ポスティングとは、チラシを各家庭のポストに直接投函する方法です。不特定多数に配布するのではなく、店舗のターゲットとなるエリアを絞ってポスティングすることで、効率的に認知度アップを実現できます。

チラシには、店舗の魅力が伝わるデザインと商品情報などを記載しましょう。また、割引クーポンを付けるなど、見込み客の心を掴む工夫も必要です。ポスティングは比較的低コストで始められるので、小規模な店舗でも取り組みやすい集客方法です。

ポスティングで反響をとれた実例

クーミル株式会社の店舗集客事例:エステサロンの店舗集客

上記の画像は、クーミル株式会社が集客のご支援をさせて頂いたホワイトニングサロンの実例です。1来店の費用を2,000円で集客することに成功しております。

2.チラシ

チラシは、店頭での設置や配布が一般的ですが、それ以外の場所で配布することも効果的です。

例えば、近隣の商店や企業、複合施設など店舗と関連性の高い場所に置いてもらいましょう。提携先を開拓することで、新たな客層の獲得にもつながります。

チラシのデザインは、手に取ってもらえるよう、魅力的で親しみやすいものを取り入れると効果が上がります。店舗の特徴やおすすめ商品などを記載し、新たな見込み客に魅力を感じてもらえるチラシにしましょう。

Web広告とアナログ広告の違いについて

デジタル広告とアナログ広告の使い分け

上記の画像のように、デジタル広告とアナログ広告とで同じ広告でも性質が全く異なります。どちらの集客方法にも一長一短があるため、両方活用しより自分の店舗に合う集客方法を探していきましょう。

3.のぼり・看板

店舗前ののぼりや看板は、通行人の目に留まりやすく、店舗の存在をアピールするのに最適です。のぼりや看板のデザインは、インパクトが強く視認性の高いものを選びましょう。

店舗名やロゴ、キャッチコピーなどを大きく印字し、遠くからでも見えるようにするのがポイントです。A型看板やフラッグ、ウィンドウシールなど種類も豊富なので、店舗の雰囲気に合ったものを選ぶことをおすすめします。

4.展示会出展

展示会は、同業者や関連業界の企業が集まる場です。店舗の業種に合った展示会に出展することで、新たな顧客獲得や商談の機会につながります。

展示会では、店舗の商品やサービスをPRするブースを設置し、来場者に直接アピールしましょう。名刺交換を積極的に行い、後日フォローアップすることも大切です。

展示会の出展には費用がかかりますが、長期的な視点での集客効果が期待できる方法といえます。

5.イベント企画

店舗独自のイベントを企画することも、集客力アップに効果的です。
例えば、以下のようなイベントが特に好まれやすいイベントです。

効果的な集客イベント事例

  1. 新商品の発売記念イベント
  2. 季節限定イベント
  3. ワークショップなど

イベントに合わせて、SNSでの告知やチラシの配布を行うことで、集客効果がさらに高まります。また、地域のお祭りやイベントに参加することもおすすめです。地域との結びつきを深めることで、店舗の認知度アップと見込み客の獲得につながります。

オフラインでの集客は、地道な活動の積み重ねが大切です。

店舗の特徴やターゲット層に合わせて、複数の方法を組み合わせることで、より大きな効果が期待できます。また、チラシにQRコードを載せて、店舗のホームページやSNSにつなげるなど、オンラインとオフラインの相乗効果を生み出す工夫もしてみましょう。

ユーザー心理を理解して集客する

全ての店舗集客に通ずるものですが、サイト・チラシを構築する時には「よしこいの法則」に乗っ取り、構成を考えることが非常に大切です。

集客を成功させる上で理解すべきユーザー心理
よしこいの法則について

読者は、Webサイトを見ても以下の心理です。

  • よ:読まない
  • し:信じない
  • こ:行動しない
  • い:今すぐ行動しない

これらを解決する訴求を入れ込むことを意識するようにしましょう。

予約完了後の来店率を高める施策

予約が入った後、お客様に実際に来店してもらうことは、店舗経営でとても重要です。来店率が低い状態が続くと、広告やマーケティングの費用対効果が低くなってしまいます。

お客様のドタキャンを防ぎ、来店率を高めるためには、リマインドメールが特に効果的です。

リマインドメール

予約日の数日前には、必ずお客様にリマインドメールを送信しましょう。メールには、予約日時や場所、持ち物などを明記し、来店を心待ちにしているメッセージを添えると効果的です。

リマインドメールを送ることで、お客様の予約に対する意識を高め、予約忘れや急な予定変更によるドタキャンを防止できます。

一度ドタキャンしてしまうと、お客様は店舗へ行きにくいと感じてしまうので、リマインドメールで予約日の確認をしてあげましょう。

リピーターを増やす店舗の集客方法

リピーターを増やす店舗の集客方法

リピーターは、店舗の安定した売上を作るために大切な存在です。新規のお客様が訪問してくれても、リピーターにならないと売上は伸び悩んでしまいます。

ここでは、リピーターを増やすための効果的な集客方法を詳しく解説します。

1.ポイントカードの発行

ポイントカードは、リピート率アップに役立つ定番の施策です。

お客様が店舗で商品やサービスを購入するたびにポイントを付与し、一定のポイントが貯まったら特典と交換できる仕組みを作ります。

ポイントが貯まるほど、お客様は店舗を利用するモチベーションが高まり、店舗に来る楽しみが増えるのが特徴です。特典の内容は、割引やプレゼント、優待サービスなど、お客様が魅力的に感じるものを用意しましょう。

値引き合戦で苦しまないコツ

ポイント還元率を上げすぎると、値引き合戦に陥ってしまう恐れがあります。他店との価格競争に巻き込まれないためには、価格以外の付加価値を提供していくことが大切です。

例えば、高品質な商品や丁寧な接客、定期的なアフターフォローなど、価格以外の価値を打ち出しましょう。お客様に満足してもらえる付加価値があれば、多少価格が高くてもリピートしてもらえる可能性が高くなります。

LINEのポイントカード

最近では、LINEのポイントカードを導入する店舗も増えています。LINEのポイントカードは、店舗からのお知らせ配信や、クーポンの配布にも活用できるのがメリットです。

お客様との定期的なコミュニケーションツールとしても役立つので、ぜひ導入を検討してみてください。

2.お礼のメッセージ

お客様への感謝の気持ちを伝えることも、リピート率アップに効果的な施策です。来店後にお礼のメールやハガキを送ったり、次回の来店を促すメッセージを添えたりしてみましょう。

「またのご来店をお待ちしております」など、温かみのある言葉を添えると、お客様の心に響いてリピートしてもらいやすくなります。

お客様に気持ちよく店舗を利用してもらい、また行きたいと思ってもらうことが大切です。

3.メールマガジン・ダイレクトメールの発行

メールマガジンやダイレクトメールを定期的に発行することで、お客様との継続的な接点を維持できます。

新商品の情報やイベントの告知、お得なクーポンの配布など、お客様が興味を持ちそうな情報を定期的に発信しましょう。

メルマガやダイレクトメールをきっかけに、再来店するお客様も少なくありません。ただし、頻度や内容については、お客様の反応を見ながら調整することが重要です。

頻繁に送りすぎたり不要な情報を送ったりすると、お客様が迷惑に感じてしまう可能性があります。

4.単純接触回数を増やす

お客様との接触回数を増やすことで、店舗への愛着やスタッフへ親近感を感じてもらえます。

来店時のスタッフとの会話やSNSでのコミュニケーション、店舗からのメッセージ発信など、お客様との接点を増やす工夫をしてみましょう。

接触回数が増えるほど、リピートしてもらえる可能性が高くなります。ただし、お客様の反応を見ながら、適度な頻度で行うことが大切です。しつこすぎると、逆効果になってしまいます。

リピーターを増やすためには、お客様との信頼関係を築き、満足度を高めることが何より重要です。上記の施策を参考に、自店舗に合った方法を見つけて、実践してみてください。

店舗集客を成功させるポイント

店舗集客を成功させるポイント

店舗集客を成功させるには、いくつかポイントがあります。ここでは、集客力アップに欠かせないポイントを6つご紹介します。

1.商圏範囲を絞る

店舗の商圏範囲を明確に定めましょう。商圏とは、店舗の主要な顧客が来店する地理的な範囲のことです。

商圏が広すぎると、集客の効率が下がってしまいます。一方、商圏を狭く絞りすぎると、顧客数が限られてしまうので適切な商圏設定が必要です。商圏内の人口や競合店の状況などを調査し、現実的な範囲を見極めましょう。

2.ターゲットユーザーを明確にする

商圏が決まったら、次はターゲットユーザーを明確にします。ターゲットユーザーとは、店舗の主要な顧客層のことです。

年齢や性別、職業、趣味嗜好など、ターゲットユーザーの特徴を具体的に設定しましょう。ターゲットが明確になることで、効果的な集客方法を選びやすくなります。

また、ターゲットユーザーのニーズや課題を深く理解することも重要です。店舗の商品やサービスが、ターゲットユーザーの求めるものと合致しているかどうかを確認し、必要に応じて改善していきましょう。

3.ターゲットユーザーに合った集客方法を使う

ターゲットユーザーが明確になったら、そのターゲットに合った集客方法を選びます。

例えば、20代~30代の女性がターゲットであれば、インスタグラムでの情報発信や可愛らしいデザインのチラシが効果的でしょう。

一方、シニア層がターゲットであれば、地域の新聞や回覧板へのチラシ掲載が有効です。ターゲットユーザーの特性や行動パターンを考慮し、最適な集客方法を選ぶことが大切です。

4.複数の方法を組み合わせる

集客方法は1つだけに頼るのではなく、複数の方法を組み合わせることをおすすめします。

オンラインとオフラインの集客方法を併用したり、広告とイベントを組み合わせたりするなど、相乗効果が期待できる方法を組み合わせましょう。

ホームページでの宣伝と、店舗でのチラシを両立することで、異なるターゲットにアプローチが可能です。

ただし、いきなり複数の手法に手を出すのではなく、まずは2つ程度の方法から始めましょう。効果を確認しながら、徐々に方法を増やしていくことが大切です。

5.定期的に分析・改善する

集客方法を実践したら、定期的に効果を分析し、改善していくことが重要です。集客方法ごとに、獲得できた顧客数や売上高を記録し、費用対効果を算出しましょう。

効果の高い方法はそのまま継続し、効果の低い方法は見直すなど、PDCAサイクルを回していくことが大切です。

また、顧客アンケートやヒアリングを行い、顧客の声を集客方法の改善に活かすことも有効です。顧客の率直な不満や意見は、さらなる集客力アップのヒントになります。

6.検証できない広告を打たない

最後に、集客効果の検証ができない広告は打たないようにしましょう。例えば、ポスティングチラシやバナー広告など、顧客がどこで見たのかを特定できない広告は、費用対効果の測定が難しくなります。

紙媒体の場合は、以下の対策を行うことでアクセス解析が可能になります。

  1. タグ付けしたQRコードを設置する
    └QRコードからアクセスした方をGA4にて確認することが可能に
  2. クーポンコードを配布する
    └紙媒体限定のクーポンコードを発行することで、反応率を測定

効果の見えない広告に予算を投じるよりも、検証可能な集客方法に注力することで費用対効果を高められます。店舗集客は、分析と改善の連続です。上記のポイントを意識しながら、自店舗に合った集客方法を模索していきましょう。

また、集客方法は一度決めたら終わりではありません。定期的な分析と改善を繰り返し、より効果的な集客を目指すことが大切です。

実際にあった「面白い集客方法」

ここでは、実際に店舗で行われた面白い集客方法を2つご紹介します。それぞれユニークな発想と工夫によって、大きな話題を呼んだ事例です。

ドミノピザ:1枚買うと2枚無料キャンペーン

宅配ピザチェーンの「ドミノピザ」は、独自のマーケティング戦略で顧客から大きな指示を得ています。近年話題になっているのは、2022年6月から2023年6月にかけて行われた「1枚買うと2枚無料!」キャンペーンです。

Lサイズピザを1枚買うとMサイズピザを2枚もらえるというキャンペーンは前例がなく、大きな話題になりました。予想の2倍を超える注文に、店舗ではピザの供給が間に合わなかったという、嬉しい悲鳴が鳴りやみませんでした。

次回の同キャンペーンは「リベンジ」と銘打ち、最も評価を集めた「ドミノ・ピザ 熊本迎町店」の全従業員が特別有給休暇を満喫中、本部の執行役員6名を含むスタッフで店舗運営を続けたことも好評になります。

部署を問わず、全てのスタッフが一丸となってマーケティング施策に取り組むことで、大きな話題を集めることに成功しました。

有楽町かきだ:勝ち筋とスモールスタートを徹底

寿司店「有楽町かきだ」は、下積み0年というユニークなキャッチコピーで人気の寿司店です。

蛎田 (かきだ) 社長は、「飯炊き3年、握り8年」 が当たり前の寿司職人の世界で、下積み修業をせずにいきなりお店の 「大将」 から寿司店を始めました。

開店当初は小さくお店を始め、徐々に拡大していくことで、安定した経営と味の両立を実現しています。またSNS集客や価格設定など、集客にとって重要なことに妥協せず、常に顧客満足度を高めていくことを大切にしています。

自社に勝ち筋がある場所を徹底して探し出し、そこをスモールスタートで始めていく。本来まだ修行中の身にもかかわらず、効果的な集客方法で顧客を魅了し続けている素晴らしい例です。

業界別の店舗集客の成功事例を紹介

業界別の店舗集客の成功事例を紹介

電話でお問い合わせ

メールでお問い合わせ

1.SEO対策による集客力の強化-パーソナルジム

事例①:SEO対策による検索上位表示化に成功

SEO対策を実施して「地域名+パーソナルジム」にて検索順位に上位表示化させることに成功しました。

具体的な施策内容

  • コンテンツSEO:SEOに特化したコラム記事を月10本程度
  • サイトの充実化:TOPページの情報量の増加及びサービスページへの導線設計
  • 外部SEO:「お勧め+パーソナルジムランキング」を執筆しているサイトへ掲載依頼

一つ一つを地道に行うことで、「地域名+パーソナルジム」にてSEO順位を3位獲得することに成功しました。その結果、自然流入からの申し込みも月3件→23件まで増加させることに成功しました。現在は2店舗目を増店して経営しております。

パーソナルジムの集客成功事例を紹介した記事はこちら

2.オウンドメディアを構築して予約件数3倍に成功-エステサロン

エステサロンの集客事例-PV数30倍・問い合わせ件数3倍へ

エステサロンのHPの下層にオウンドメディアを構築することで、集客に成功した事例を紹介します。

施策前施策後(1年後)
月間PV数:1,134月間PV数:32,451
予約件数:57件/月予約件数:175件/月

オウンドメディアによる集客は、SEOで上位表示を目指す必要があるため、時間がかかりますが、サイト閲覧数そして予約件数を急激に増やすことに成功しました。

施策を実施するにあたり、特に意識したことは費用対効果を高めることです。
そのために、競合が少ないスモールキーワードから網羅的に記事を執筆しました。

エステサロンは前述した通り、非常に競合が多い領域です。

「エステサロン」などのビックキーワード(単一キーワード)で上位表示化させることは難易度が高く、費用対効果が合わないケースがほとんどです。

また、「エステサロン」を調べる人は、利用目的ではなく、言葉の意味を調べる「お客様になりにくい層」も非常に多いのが特徴です。そのため、「エステサロンへ行きたい人へ届ける」ためにスモールキーワードと呼ばれる複合キーワードから戦略的にSEO対策を行いました。

スモールキーワードの一例)

  • 「エステサロン 意味がない」
  • 「足 痩せ エステサロン 安い」
  • 「背中 ニキビケア エステサロン」

エステサロンの集客成功事例を紹介した記事はこちら

リスティングの改善で問い合わせ件数が5件→25件-結婚相談所

弊社が携わったお客様に、結婚相談所を開業したものの、集客が出来ずに悩んでいた経営者様が過去にいらっしゃいました。

ホームページは制作済みで、過去にリスティング広告を行ったものの結果は泣かず飛ばすでお金ばかり使ってしまったとのとです。自分なりに頑張ってきたものの、より集客力を強化したいということで弊社に問い合わせを頂きました。

クーミル株式会社が行ったこと

市場調査→競合他社のリスティング広告、打ち出し方の分析→キーワード調査→ブランディング→ランディングページ制作→広告運用(リスティング・facebook広告)→LPO(広告の分析・改善)

【ペルソナ・ターゲット】

  • 30代女性
  • 一度婚活に失敗した人
  • そろそろ結婚して、家庭をもち子供を作りたい人

このような人物像をイメージし、ランディングページを制作し運用を開始しました。

【結果】

結婚相談所の問い合わせ件数の推移|Web集客により問い合わせ件数を5倍に

上記の広告運用予算:毎月10万円
結果として、4ヶ月後には15件まで予約件数を増加に成功

限られた予算内に予約件数を増加するために、主に以下の事を中心に取り組んできました。

  • ランディングページの作り込み
  • 広告キーワードの徹底的な精査
  • ターゲットの絞り込み

結果として、非常に高い集客効果を発揮させることが可能になりました。

結婚相談所の集客成功事例を紹介した記事はこちら

HP×オウンドメディア運用で1年半で月間予約数5件→54件-整骨院

ホームページ制作およびそのドメイン配下にオウンドメディアを解説することで、大幅に予約件数を増やすことに成功した整骨院の事例を紹介します。

整体院集客施策を行った結果

施策前の状態

  • 月間の問い合わせ件数:5件
  • 集客経路:知り合いや紹介、HP
  • PV数:月間数百程度

施策結果

  • 月間の予約件数:31~54件
  • 集客経路:オウンドメディア、HP
  • PV数:15,000PV
  • 期間:1年半程度

本件はコンセプト設計からサイト制作そしてオウンドメディア運用まで任せて頂いたケースとなります。

オウンドメディアで整骨院や整体院に関するスモールキーワードから記事コンテンツを公開し、徐々にPV数を増やしサイト評価を向上させていきました。

最終的には「地域名+整骨院」でSEO順位2~3位となり、HPからの予約件数を増やすことに成功しました。

整骨院の集客成功事例を紹介した記事はこちら

クーミル株式会社では様々な業種で得た
ノウハウをもとにWeb集客サポートを行なっています

・自社のホームページを立ち上げたい…
・今のサイトを本格的にリニューアルしたい…
・安定的にWeb集客をしたい…

専門の担当者が貴社のWEBサイトを改善します!

電話でお問い合わせ

メールでお問い合わせ

まとめ

店舗集客で成果を出すには、オンラインとオフライン両方の集客方法を効果的に組み合わせることが重要です。

ターゲットユーザーを明確にし、適切な集客方法を選んで実践しましょう。定期的な分析・改善を行い、PDCAサイクルを回し続けることも大切です。

ユニークな集客方法にも取り組んでみると、思わぬ効果が期待できるかもしれません。工夫を重ねて、店舗集客の成功を目指しましょう。