【2024年版】ホームページで集客できない7つの理由｜具体的な対策を解説  

• ホームページを制作したけど、問い合わせが来ない…。
• ブログを書いてもアクセス数が増えない…。

このように、ホームページを作成しても問い合わせに繋がらず、名刺代わり状態になっていることは少なくありません。

自社のホームページで集客するためには、制作だけでなく中長期的なWebマーケティング施策が必要です。

自社のこだわりが詰まったホームページを作ったとしても、全く集客できなければ想いを伝えることはできません。

本記事では、ホームページで集客できない7つの理由と具体的な対策を解説します。
集客できるホームページ制作会社の選び方も紹介するので、参考にしてください。

1.ホームページで集客できない7つの理由

集客できていないホームページには、以下の7つの理由があります。

1. ターゲットが決まっていない
2. キーワード戦略ができていない
3. コンテンツの品質が低い
4. SEO対策していない
5. 更新していない
6. 専門性や独自性が乏しい
7. サイト分析していない

自社のホームページが集客できない理由に該当していないか、確認してみましょう。

1-1.ターゲットが決まっていない

ホームページで集客できない最大の理由は、ターゲットが明確に設定されていないことです。ターゲットを絞り込むことで、はじめてターゲット層のニーズや悩みに合わせたコンテンツを制作できます。

ターゲット設定が不十分なホームページ例

• ターゲットの年齢を決めていないコスメブランドのホームページ
• 学生や家族などのターゲットを決めずに、大衆向けの不動産会社のホームページ

ターゲットを明確にし、そのターゲット層に価値のあるホームページづくりが集客の鍵を握ります。

1-2.キーワード戦略ができていない

ホームページで集客できない理由として、適切なキーワード戦略が実施されていないことも要因です。ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで情報を探す際、「ホームページ 作り方」など特定のキーワードを入力します。

キーワード戦略をする理由

1. 検索結果上位に表示される可能性が高くなる
2. 流入数増加につながる

そのキーワードを意識したコンテンツ作りやページ設計を行うことで、検索結果上位に表示される可能性が高まり、ホームページへの流入数を増やせます。

キーワード戦略の具体例

1. 若者向けの化粧品ブランドを販売するECサイト：
   「20代＋ファンデーション＋おすすめ」のキーワードを盛り込んだコラム記事
2. 〇〇エリアに強みがある不動産メーカーのホームページ：
   「〇〇市 マンション 賃貸」のキーワードをホームページ全体に取り入れる

ターゲットユーザーが検索するキーワードを意識し、そのキーワードを適切に配置することがホームページ集客では大切です。

1-3.コンテンツの品質が低い

ホームページで集客できない原因の1つに、コンテンツの品質の低さがあります。ユーザーにとって価値のある情報が提供できていなければ、ホームページに滞在せず離脱してしまうでしょう。

品質が低いコンテンツと高いコンテンツの違い

低品質なコンテンツ	高品質なコンテンツ
読者目線でなく、役に立たない	読者目線で、悩みを解決する
流入数が少ない	流入数が多い
情報量が少ない	情報量が多い
オリジナリティがない	オリジナリティがある
サイト滞在時間が短い	サイト滞在時間が長い
コンバージョン率が低い	コンバージョン率が高い

低品質なコンテンツは、有益な情報がないと判断されるとすぐにユーザーに離脱されてしまいます。

一方、オリジナリティがあり、読みやすく構成された良質なコンテンツは、ホームページ滞在時間の増加やコンバージョン率（問い合わせや資料請求などの行動）の向上につながります。

コンテンツの質が低いコンテンツ例

• 文字数が少なく、情報が少ないコンテンツ
• インターネットなどの情報を集めただけのコンテンツ
• SEOを意識せず、読者の悩みを解決しないコンテンツ

上記のような品質の低いコンテンツをホームページに増やしても、ユーザーに価値を提供できずに集客につながりません。

1-4.SEO対策していない

ホームページからの集客が伸び悩む理由として、SEO対策が不十分であることが考えられます。SEO対策とは、検索エンジンで上位表示されるための施策のことです。

SEOを取り入れることで、検索エンジンだけではなくユーザーにとっても価値のあるホームページやコンテンツだと認識されます。

SEOできていない事例

• 検索ボリュームがあるキーワード選定が出来ていない
• ユーザーニーズがあるSEOキーワードをホームページ内に使用していない
• コラム記事など、流入されやすいコンテンツがない

対策キーワードを使用していないホームページは、検索エンジンからの評価を得られません。そのため、検索上位に表示されにくくなるので、ユーザーの流入も見込めなくなります。

1-5.更新していない

ホームページでの集客が思うように進まない原因として、コンテンツの更新頻度の低さが挙げられます。定期的にホームページを更新することは、SEOの観点からも重要な施策です。

更新が必要な理由

• SEO評価が下がってしまう
• 古い情報のままだと、ユーザーにとって誤認識させてしまう恐れある。
  イメージ：営業時間や休日情報、キャンペーン情報など

新鮮で価値あるコンテンツを提供し続けることで、Googleなどの検索エンジンからホームページが高く評価され、検索結果での表示順位が上がる傾向にあります。

また、ユーザーにとっても更新頻度の高いホームページは信頼感があり、再訪率の向上が見込めます。ホームページを常に新鮮な状態に保つ努力が、集客力アップには必要です。

1-6.専門性や独自性が乏しい

ホームページから集客できない理由の1つとして、専門性や独自性に欠けるコンテンツになっていることが考えられます。自社の強みや独自のノウハウを活かし、他にはない価値を提供することが重要です。

専門性や独自性の具体例

1. 商品の開発エピソード
2. 商品を使った悩み解決の事例
3. 自社事例の紹介

商品を使用したお悩み解決の事例を掲載して、ユーザーに商品を購入する価値があるとアピールすることが効果的です。

ユーザーに「このホームページでしか得られない情報がある」と思わせることが、集客力を高めるカギとなります。

1-7.サイト分析していない

ホームページで思うように集客できていない原因として、アクセス解析などのサイト分析が行われていないことが挙げられます。サイト分析によってユーザーの行動やニーズを把握し、それに基づいてホームページを改善していくことが重要です。

サイト分析の具体例

1. アクセス数
2. ページ滞在時間
3. 離脱率
4. コンバージョン率

商品ページの離脱率が高い場合は、商品説明や画像の見直しが必要です。

サイト分析で得られたデータを活用し、ユーザビリティとコンテンツの質を高めていくことが、ホームページでの集客アップにつながります。

2.集客できないホームページから集客に成功した実例

クーミル株式会社（以下、弊社）では、ホームページ制作からその後の集客支援まで幅広く事業主様をサポートしております。相談の中には、集客が上手くいかないからHPをリニューアルしてほしいという相談も多数いただきます。

ここでは、実際に弊社が集客支援することで予約や問い合わせ件数の増加につながった事例を紹介します。

事例1：結婚相談所のHPから問い合わせ件数が10倍（支援期間1年）

1つ目のHPによる集客事例は、1年間の支援で結婚相談所の新規問い合わせ件数を10倍した事例です。

オウンドメディアによる集客は、SEOで上位表示を目指す必要があるため、時間がかかることが想定されましたが、１年程度の運用で、サイト閲覧数そして予約件数を10倍ほど増やすことに成功しました。

具体的な集客事例について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
結婚相談所の集客ができない理由と集客方法を解説！4ヶ月で予約数が5倍になった実例も紹介

事例2：ホームページ経由による専門学校の資料請求数が5.4倍

弊社のクライアント様である専門学校のホームページに対して、1年ほどSEOコンテンツ作成及び内部SEO対策、CVR改善を行ったっ結果となります。

• 資料請求数：昨対比5.4倍
• オープンキャンパスへの来場者数：昨対比2.3倍

上記のような形で非常に高い効果を示すことができました。

▼ホームページのトラフィック数の変化

上記の画像は分析ツールのahrefsを用いてトラフィック数を確認した画面です。
クーミルがお手伝いをさせていただいたのは、2023年3月頃からお手伝いをさせていただきました。

結果としては、以下の画像の通りです。

外部ツール上では、約10倍ほど増加することに成功しました。
アナリティクスの画面はお見せできませんが、セッション数はSEO施策前と後で、約18倍ほどの増加が確認できております。

具体的な集客事例について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
専門学校の集客成功事例を紹介！SEO対策で資料請求が5.4倍になった事例も紹介

事例3：パーソナルジムの予約件数：月間3件→23件へ

月に3件ほどホームページより新規の問い合わせは合ったものの、利益を残すためには不十分であると弊社に相談を頂き、集客支援を実施した例です。

具体的な施策内容

• コンテンツSEO：SEOに特化したコラム記事を月10本程度
• サイトの充実化：TOPページの情報量の増加及びサービスページへの導線設計
• 外部SEO：「お勧め＋パーソナルジムランキング」を執筆しているサイトへ掲載依頼

一つ一つを地道に行うことで、「地域名＋パーソナルジム」にてSEO順位を3位獲得することに成功しました。その結果、自然流入からの申し込みも月3件→23件まで増加させることに成功しております。

具体的な集客事例について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
パーソナルジムに効果的な集客方法を解説！Web集客に成功した事例も紹介

3.ホームページで集客するための施策

ホームページで集客するためには、以下のような施策が効果的です。

1. 具体的なターゲットを設定する
2. サイト設計を徹底する
3. 自社の強みをホームページに取り入れる
4. SEO対策を施したホームページを制作する

特にターゲットの設定やサイト設計など、ホームページの土台になる部分の対策が重要です。

3-1.具体的なターゲットを設定する

ホームページで効果的に集客するためには、具体的なターゲットを設定することが重要です。

STEP1：サービスの対象者をおおまかに分ける

1. 年齢
2. 性別
3. 職業
4. 住まい
5. 趣味趣向
6. 課題や悩み

上記のように区分することで、ターゲットとなる見込み客像を明確にします。そうすることで、そのターゲット層に刺さるコンテンツやデザインを制作できます。

STEP2：よりペルソナ像を具体的にイメージを行う

このような形で自社サービスが求めるペルソナ像を具体化することは非常に大切です。上記のようにターゲットを絞り込むことで、ホームページの訴求力を高め、集客力を向上させられます。

ぜひ自社のビジネスにおける顧客像を明確にし、ターゲッティングを意識したホームページ制作に取り組んでください。

STEP3：ホームページなどでどのようにアプローチするか考える

このような形で、提供するサービスを深掘りして、どのようにその対象者まで情報を届けることを戦略立することも大切です。接点をSNS（YouTubeやX）で行うか、コラム記事から行うのかによってもアプローチ方法が異なります。

3-2.サイト設計を徹底する

ホームページからの集客を成功させるためには、ユーザビリティに優れたサイト設計が必要です。ユーザーがストレスなくホームページを閲覧でき、目的の情報にたどり着きやすい構成を心がけましょう。

サイト設計の具体例

1. ナビゲーションを設置してユーザー行動をサポートする
2. レスポンシブデザインを採用してスマートフォンでも見やすくする

ユーザーにとって使いやすく、目的の情報に辿り着きやすいホームページを設計することが、集客力アップのカギを握ります。

3-3.自社の強みをホームページに取り入れる

ホームページで集客力を高めるためには、自社の強みや独自性をアピールすることが重要です。

競合他社には真似できない価値を提供し、ユーザーから選ばれる存在となるためです。

自社の強みの具体例

• 自社の商品やサービスの特徴
• 業界や商品のノウハウ
• 過去の実績掲載

整骨院のホームページであれば、独自の施術方法や豊富な治療実績を紹介するのが効果的です。

自社の強みを再確認し、ユーザーにアピールできるホームページ作りを心がけてください。

3-4.SEO対策を施したホームページを制作する

検索エンジン経由でホームページへの流入数を増加するためには、SEO対策が欠かせません。

SEOの具体例

1. 適切なキーワードの選定と使用
2. ユーザーの検索意図に沿った記事の構成
3. 適切な内部リンク
4. 画像のalt属性の設定

ユーザーの検索意図を捉えたコンテンツを制作し、見出しタグや画像のalt属性を適切に設定します。

また、現在のGoogleのアルゴリズムは大手企業が有利になっているので、中小企業や個人がホームページで集客するためには検索ボリュームの少ないロングテールを狙うのが効果的です。

Googleの基準が厳しいYMYL（健康、金融、生活など）ジャンルを避け、アフィリエイトや広告単価の低いジャンルなどの大手が参入しにくい市場を探しましょう。

SEO対策については以下の動画で詳しく解説しているので、自社のSEO対策に活用してみてください。

4.無料でできるホームページの集客方法

ホームページの集客方法の中には、以下のように無料でできるものがあります。

1. SNSを活用する
2. MEO施策を取り入れる

特に実店舗がある企業の場合、MEO施策を取り入れると近くに住む見込み客に効果的にアプローチできます。

4-1.SNSを活用する

ホームページへの集客を無料で促進する方法として、SNSの活用があります。

集客に適したSNSは、以下のとおりです。

1. Youtube
2. X（旧Twitter）
3. Facebook
4. Instagram

自社のターゲット層がよく利用しているSNSを選択し、アカウントを開設します。そこでホームページの更新情報やお得なキャンペーン、イベント告知などを発信しましょう。

SNSの活用例

1. Instagramに新商品の画像を掲載し、ホームページへ誘導する
2. スタッフの人間性を発信してファンを獲得する

飲食店の場合、Instagramで美味しそうなメニューの写真を投稿し、ホームページのURLを貼り付けることでユーザーを誘導できます。

SNSは情報拡散力が高いため、ユーザーのシェアやリツイートによってホームページへのアクセス増加が期待できます。

また、SNS広告を活用するのも効果的な施策です。SNSの特性を生かしたWebマーケティングを展開し、ホームページへの集客力を高めましょう。

4-2.MEO施策を取り入れる（店舗の場合）

店舗型のビジネスを展開する場合、ホームページへの集客にはMEO対策が有効です。

MEOとはマップ上の検索最適化を指す言葉で、Googleマップなどの地図サービスで自社情報を最適化する取り組みを指します。

Googleマイビジネスに店舗情報を登録し、営業時間や写真などを掲載しましょう。また、口コミの獲得にも注力することで、地図検索での表示順位を高められます。

MEOの具体例

1. Googleビジネスプロフィールにサービスやメニューを設定する
2. Googleビジネスプロフィールにビジネスカテゴリを設定する
3. Googleビジネスプロフィールと自社HPを関連付ける

飲食店のホームページであれば、Googleビジネスプロフィールに魅力的なメニューの写真を掲載して見込み客へアプローチするのが効果的です。

MEO施策を行うと、SEOの検索結果よりも上部にあるGoogleマップに店舗情報が掲載されるため、ホームページへの流入も見込めます。

オンラインとオフラインの連携を意識し、地図サービスでの最適化を図ることが、集客力アップのポイントです。

MEO施策の詳細については、以下の動画で詳しく解説しています。

5.集客できるホームページ制作会社の選び方

自社でホームページ制作が難しい企業は、ホームページ制作会社に依頼することになります。

しかし、安さを売りにしている制作会社に依頼して全く集客できていないという相談を多数受けているので、制作会社選びは重要です。

集客できるホームページ制作会社をどのように選べばいいか、それぞれ紹介します。

5-1.集客のノウハウと実績がある制作会社

集客できるホームページを制作してもらうためには、Webマーケティングのノウハウと実績を持つ制作会社を選ぶことが重要です。

1. SEO対策やユーザビリティの高い設計
2. コンバージョンを意識したコンテンツの提案

上記のように、集客を見据えてアドバイスしてくれる会社が理想的です。また、過去の制作実績を確認し、どのような業種や規模の企業のホームページで成果を上げてきたのかを把握しましょう。

ノウハウや実績の確認方法

1. ホームページで過去にどの業種の制作をしたか確認する
2. 施策後の結果を記載しているか確認する

不動産業界に特化したホームページ制作の実績が豊富な会社であれば、物件検索機能の最適化やターゲットを捉えたコンテンツの提案力に長けているためです。

集客のプロとして信頼できる制作会社を見つけることが、ホームページの集客増加につながります。

5-2.中長期的なサポートができる制作会社

集客できるホームページを構築するためには、制作後も中長期的な視点でホームページを改善し続けることが重要です。

ただ作って終わりではなく、アクセス解析をもとに改善と施策を繰り返し、SEO対策やコンテンツの拡充などを継続的に実施していく必要があります。

そのため、ホームページ制作会社を選ぶ際は、中長期的なサポート体制があるかどうかを重視しましょう。単発の制作だけでなく、運用面でのアドバイスや定期的なメンテナンスを行ってくれる会社がおすすめです。

中長期的なサポートの具体例

• 定例会議で改善策を話し合う
• 優先順位を付けて施策を行う

月次の会議でアクセス状況を共有し、改善施策を話し合えるような手厚いサポートは、集客力を高め続けるために欠かせません。

ホームページ運用のパートナーとして、二人三脚で集客の成果を追求できる制作会社を見つけましょう。

戦略的なWebマーケティングの設計と実行が必要

ホームページは費用対効果の高い集客チャネルですが、競合サイトが多数存在する中で成果を出すのは容易ではありません。事業の成長にホームページを活かすためには、戦略的なWebマーケティングの設計と実行が求められます。

1. 自社の強みを活かした差別化要因を打ち出し使いやすいサイトを作る
2. EOやコンテンツマーケティングで見込み客となるユーザーを集客する

これらを実現できるホームページ制作会社と協力し、分析と改善をしながらアクセス増加を目指すことが重要です。

6.まとめ

ホームページで集客できない理由は、不適切なサイト設計、不十分なSEO対策、更新頻度の低さなどがあります。

また、安価を売りにしてホームページを作るだけの制作会社に依頼してしまうことも要因です。安価なホームページ制作会社はサイト設計が十分ではなかったり、上位表示させるために必要なWebマーケティングのノウハウを持っていなかったりするためです。

ホームページは中長期的に改善を繰り返して検索順位を上げていく必要があります。費用が安いのは魅力的かもしれませんが、集客が見込めなくてはムダな投資になってしまうでしょう。

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