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【完全版】被リンクチェックツール16選!無料・有料それぞれ調べ方を分かりやすく解説

【完全版】被リンクチェックツール15選!無料・有料それぞれ調べ方をわかりやすく解説
  • 「被リンクチェックツールってなにを使えばいいの?」
  • 「被リンクチェックツールの使い方が知りたい…」

このような疑問や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

被リンクチェックは必要不可欠なSEO施策の一つです。デジマーケを運営するクーミルでも常に被リンクの確認及び、競合サイトの調査を行なうほど重要な指標です。

そこで今回は、被リンクチェックが必要な理由や被リンクチェックツールを紹介します。
この記事を読むことで、被リンクチェックツールのそれぞれの特徴と使い方が理解でき、効果的なSEO施策が行えるでしょう。

本記事は完全版のため、被リンクチェックツールを合計16個紹介しております。
しかし、ご自身で使う時は、多くのツールを契約する必要はありません。

▼本記事のおすすめの活用方法
1:使いやすいチェックツールを探す

2:無料ツールを1つ又は、有料ツールを1~2個選ぶ。

▼実際に使ってみて、オススメできる被リンクチェックツール
・必須ツール:Googleサーチコンソール
・おすすめ無料ツール:Ubersuggest、hanasakigani.jp
・おすすめの有料ツール:Ubersuggest、Ahrefs(どちらか)

これらをご用意頂けたら、競合調査も含めて網羅的に被リンクチェックを行うことができます。

被リンクを確認する理由や、チェックツールについて動画で知りたい人はこちら。

馬鳥 亮佑
監修者

COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。

■経歴

2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業

■得意領域

SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客

■保有資格

Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

■SNS

X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil

デジマーケ編集部
執筆者

デジマーケは、クーミル株式会社が運営するデジタルマーケティング情報メディアです。Webサイト制作、SEO対策、リスティング広告、SNS広告(Facebook、Instagram)など企業のWeb担当者向けに集客や売り上げUP、認知度UPに繋がるデジタルマーケティング情報を配信するメディアサイトです。

被リンク調査する時のチェックポイント

これから無料・有料を含めると、計15個のツールを紹介していていきますが、被リンク調査をするときに、以下のポイントを意識することをおすすめします。

  1. 被リンクの質をチェックする
  2. 被リンクは質だけでなく量も評価の対象になる
  3. 競合サイトの被リンク調査し、自社サイトとの差を確認する
  4. 自社サイトが被リンク元と関連性について

被リンクの質をチェックする

被リンクの質をチェックすることは非常に重要です。

近年の検索アルゴリズムでは、被リンクは量ではなく質が重視されています。そのため、被リンクチェックツールを活用する際は、以下のポイントを確認しましょう。

  1. 被リンク元のWebサイトと関連性が高いか調べる
  2. 被リンク元のWebサイトが権威性のあるサイトか調べる

スパムリンクなどの質が悪い外部リンクは、ペナルティのリスクがあり検索順位が下がる可能性があります。

被リンク元と自社サイトの関連性や権威性の程度も評価の対象となるため、被リンク元の選定は慎重に行わなければいけません。効果的なSEO施策のために、被リンクチェックの際は質のチェックも意識するようにしましょう。

被リンクは質だけでなく量も評価の対象になる

被リンクの質はもちろん重要ですが、それと同様に被リンクの量も一定の評価の対象となります。
被リンクチェックツールを使用すると被リンクの数も簡単に把握できるので、被リンクの数を調べておきましょう。

▼被リンクチェックツールを活用した画面(Ahrefs)

Ahrefsで厚生労働省の被リンク数を確認した画面
厚生労働省の被リンク調査結果

このような形で、被リンク数、参照ドメイン数、ドメインランクなど確認することができます。

競合サイトの被リンク調査し、自社との差を確認する

被リンクチェックツールを活用する最大の目的は、「SEOで競合サイトより上位表示させる」ことです。

そのため、自社サイトの分析だけでなく、競合サイトの被リンク数、参照ドメイン数、DR(ドメインパワー)にどれだけ差があるか確認することも大切です。

比較すべきポイント
  1. ドメインの被リンク数
  2. 被リンク元のリンク属性(サイトとの関連性など)
  3. ドメインパワー(DR)
  4. ページ単位の被リンク数

被リンクの数や質だけで、検索順位が決まる訳ではありませんが、ライバルサイトと比較することで、自社サイトに不足していることを数値で示す事が可能になります。

自社サイトが被リンク元と関連性について

政府機関などDRが高い所からリンクされることで、DRを一気に高めることができます。そのため、政府機関へ「協賛する・賛同する」など行い被リンクを獲得する手法があります。

もちろん、ドメインパワーを高めるためには非常に有効な手段ですが、SEOで上位表示化させるためには、被リンク元の関連性を高める事も重要です。

被リンク元の関連性を高めるイメージ

サイト被リンク元
クリニック病院、政府機関、製薬会社、調剤薬局、研究機関など
エステサロンエステサロン、卸メーカー、理美容室など
子育てメディア家事系、育児系、小児科、産婦人科、ベビーシッター、教育機関など
パーソナルジムトレーニングメーカー、筋トレ系メディア、栄養学系メディアなど

このような形で、被リンクの効果を高めるためには、被リンク元の関連性を高める事も重要です。

無料で被リンクチェックができるツールを紹介します。
それぞれの特徴を詳しく解説するので、自分に合ったツールを見つけてください。

▼以下の表は、ツール名をクリックすることで詳細部分までページスクロール可能です。

ツール名URL特徴
Google
サーチコンソール
https://search.google.com/search-console/welcome?hl=ja・被リンクの基本的な分析が可能
・検索順位やクリック数も調査できる
・被リンクに対する否認機能あり
Google
アナリティクス
https://analytics.google.com/analytics/web/provision/?hl=ja#/provision
・アクセス解析をメインで行える
・被リンク元のドメインやアクセス数が調査できる
・被リンクの質、アンカーテキストは調査できない
hanasakigani.jphttps://hanasakigani.jp/・アカウント登録不要
・URLを入力するだけで簡単にチェック
・競合サイトの被リンクチェック機能あり
SEOチェキ!https://seocheki.net/・操作が簡単
・SEOに役立つさまざまな機能がある
・ブックマークレット機能を搭載している
※現在は、被リンク確認はできない仕様となっています。
SEOTOOLS
(SEOツールズ)
https://www.seotools.jp/・アカウント登録不要
・SEOツール集
・初心者でも使いやすい
Ubersuggesthttps://neilpatel.com/jp/ubersuggest/・独自のドメインスコアを採用している
・キーワードプランナーとしても使用可能
・有料版ではより詳細なチェックができる
Online Broken Backlink Checkerhttps://smallseotools.com/broken-backlinks-checker/・被リンク切れに特化したツール
・被リンク切れの日付を調査できる
・競合サイトの分析にも対応している
被リンクチェックツール「LYNX」https://www.lynx-co.jp/backlink-checker/・SEOツール集
・被リンクの質を調査できる
・競合サイトの分析にも対応している
Open Link Profilerhttps://openlinkprofiler.org/・全て英語表記
・豊富な被リンク情報をチェックできる
・リンク数がグラフで表示され分かりやすい
Online Backlink Checkerhttps://www.link-assistant.com/seo-spyglass/free-backlink-checker-tool.html・全て英語表記
・独自の被リンクチェックツールとして注目されている
・どの国から被リンクを得ているか調査できる
Bing Webmaster Toolhttps://www.bing.com/webmasters/about・SEO上の問題点も確認できる
・bingが提供しているツール
ツール名をクリックすると詳細ページへスクロールできます。

Googleサーチコンソール(必須)

無料で使える被リンクチェックツール:Googleサーチコンソール

GoogleサーチコンソールはGoogleが提供する無料ツールです。
Googleの検索エンジンにおけるWebサイトの基本的な解析ができます。調査できる主な項目は以下のとおりです。

確認できること

  1. 被リンク数
  2. 被リンク元ドメイン
  3. 被リンクの質
  4. 被リンクのアンカーテキスト

Googleサーチコンソールでは、被リンク数や被リンク元ドメインの他、アンカーテキストをチェックできます。また、被リンク元のサイトが検索エンジンからどのように評価されているかを調査できるため、被リンクの質を分析できる点が特徴です。

スパムサイトなどからの被リンクに対する否認機能も備えているため、自社サイトのSEOには欠かせないツールといえます。

確認方法

サーチコンソールを開く→左のメニューバーより「リンク」をクリック→外部リンクの「詳細」をクリック

各ページのリンク一覧を確認することができます。また、エクスポートすることでExcelファイルとしても確認可能です。

注意点

  • 競合サイトの分析ができない
  • 被リンク数がどのように推移がわからない
  • 先月との比較などができない

このような形で高度な分析はできません。

Google アナリティクス

無料で使える被リンクチェックツール:Google アナリティクス

Google アナリティクスはGoogleが提供する無料ツールです。
調査できる被リンクの項目は以下のとおりです。

  • 被リンク元サイトからのアクセス数(referralで確認可能)

Googleアナリティクスは、アクセス解析に特化したツールであるため、被リンクチェックでできる項目は多くありません。
とはいえ、実際に被リンク元からアクセスがあるかを確認することが可能です。

被リンク元からの流入数を確認する方法

Googleアナリティクス(GA-4)を開く→ライフサイクルの集客をクリック→ユーザー獲得またはトラフィック獲得をクリック→表の「最初のユーザーのデフォルトチャネルグループ」の横の▼をクリックし、「ユーザーの最初の参照元」を表示

しかし、被リンク元ドメインやアクセス数など、Webサイトのアクセス関連情報を詳細に分析できます。

Googleアナリティクスに関するレビュー

Google アナリティクスでは被リンク元からのアクセス数などを調べることに長けていますが、被リンク数を確認することにあまり適しているツールと言えません。

そのため、外部リンクを調査する場合は、他のツールを活用する方がおすすめです。

hanasakigani.jp

無料で使える被リンクチェックツール:hanasakigani.jp

hanasakigani.jpは、株式会社ディーボが提供する無料ツールです。
利用時にアカウント登録が不要なので、手軽さが特徴です。調査できる被リンクの項目は以下のとおりです。

  1. 被リンク数
  2. 被リンク先ドメイン
  3. 被リンクのページタイトル・URL
  4. アンカーテキスト
  5. 被リンクの質

使い方がシンプルで、初めての方でも簡単に被リンクチェックができる点が魅力です。

WebサイトのURLを入力するだけで、被リンクのさまざまな情報がチェックできます。また、キーワードとURLを入力することで競合サイトの被リンクを一括でチェックできる競合サイト被リンクチェック機能も便利なので試してみるとよいでしょう。

SEOチェキ!

無料で使える被リンクチェックツール:SEOチェキ

現在は、被リンクチェックとして活用することはできません。
(2024年1月17日確認済み)

SEOチェキ!は、SEOTOOLS株式会社が提供する無料の被リンクチェックツールです。
Webサイトの読み込み時間やインデックス数、検索順位など詳細な被リンク分析に便利です。また、ブックマークレット機能を搭載しています。

調べたいWebサイトを開いた状態でブックマークからSEOチェキ!にアクセスし検索結果を開くだけで、そのサイトの情報を自動的に取得できます。

SEOTOOLS(SEOツールズ)

無料で使える被リンクチェックツール:SEOTOOLS(SEOツールズ)

SEOTOOLS(SEOツールズ)は、ブラストホールディングス株式会社が提供しています。
さまざまなチェックツールを備えたSEOツール集で、多くのツールを無料で使える点が特徴です。

被リンクチェックの他、SEOアクセス解析ツールや検索順位チェックツールなども利用できます。アカウント登録不要なため、気軽に始めやすい点も魅力的です。

Ubersuggest(オススメツール)

無料で使える被リンクチェックツール:ウーバーサジェスト

ウーバーサジェストは、忖度なくお勧めできる被リンクチェックツールです。無料でも制限はあるものの十分に使える他、有料版も買い切りと超優良です。

Ubersuggestは、アメリカの有名デジタルマーケターのニール・パテル氏が開発したツールです。

キーワード調査やキーワード選定が可能なため、キーワードプランナーとしても使用できます。さらに、ドメインスコアを独自に設定しており、Webサイトのドメインパワーを分かりやすく把握できる点も魅力です。さらに、被リンク数のみならず、アクセス流入がある被リンクの調査にも対応しています。

注意点

基本的な被リンクチェックはできますが、分析回数や表示される被リンクが制限されているため、制限なく使うためには有料版の申し込みが必要です。

有料版ではより多くのバックリンクやアンカーテキストなどの分析ができます。

Online Broken Backlink Checker

無料で使える被リンクチェックツール:Online Broken Backlink Checker

Online Broken Backlink Checkerは、被リンクのリンク切れを調べる際に活用できるツールです。

ドメインを入力するだけでリンク切れの日付が把握できます。

競合サイトの分析にも対応しているため、競合サイトと自社サイトを比較しやすく、改善策を見つけやすいでしょう。ただし、被リンクチェック切れチェックに特化したツールです。効果的なSEO施策のためには、ほかのツールと併用することが望ましいでしょう。

LYNX

無料で使える被リンクチェックツール:LYNX

LYNXは、リンクス・アンド・カンパニー・ジャパン合同会社が運営するSEOツール集です。

LYNXは、被リンクの質を調査できる点が特徴です。被リンク元サイトのページの質やドメインの被リンク数、アンカーテキスト、nofollowの被リンク数などが調査できます。

競合サイトの被リンクもチェックできるため、被リンクを総合的に評価したい方におすすめです。

Open Link Profiler

無料で使える被リンクチェックツール:Open Link Profiler

Open Link Profilerは海外の被リンクチェックツールです。

調査したいWebサイトのURLを入力するとリンク数がグラフで表示されるため、理解しやすさが特徴です。また、被リンク元サイトのパワーを独自の評価基準で表示する機能が搭載されています。

競合サイトの分析もできるため、被リンクチェックを詳細に行いたい方におすすめです。なお、有料版はより高機能であるものの英語でのサービスなので、まずは無料版に慣れてから検討するとよいでしょう。

Online Backlink Checker

無料で使える被リンクチェックツール:Online Backlink Checker

Online Backlink Checkerは、比較的新しいツールであり、独自の指標を持ち、被リンクの質を評価するうえで注目されています。

Webサイトの被リンク数を把握できるだけではなく、どの国から被リンクを得ているのかも確認できる点が特徴です。

アンカーテキスト別の被リンク一覧や被リンク元のIPアドレスなどの情報も調査できます。なお、Open Link Profilerと同様に有料版もありますが、全て英語表記のため注意が必要です。

Bing Webmaster Tool

無料で使える被リンクチェックツール:Bing Webmaster Tool

Bing Webmaster Toolは、無料で活用する事ができる被リンクチェックツールの一つです。
Googleアカウントやマイクロソフトのアカウントを持っていれば簡単に利用する事ができます。

▼できること

  • サイトにアクセスした際のキーワードの調査
  • 検索ボリューム数
  • SEO上の問題点
  • リンクエクスプローラーより被リンク一覧を確認可能

ここでは、有料の被リンクチェックツールを紹介します。無料版に比べて高機能なので、より詳細に調べたい方は検討してみてください

▼以下の表は、ツール名をクリックすることで詳細部分までページスクロール可能です。

ツール名URL特徴
Ahrefs
(エイチレフス)
https://ahrefs.jp/・世界最大級のSEOツール
・リンクの質、推移など詳細が分かる
・ユーザーインターフェースが優秀
・操作性は抜群
・高い(毎月25000~30,000円)
Uber suggest
(ウーバーサジェスト)
https://app.neilpatel.com/・サイトの問題点を調査可能
・買い切りでOK
・価格がリーズナブル
・優秀
Majestic SEOhttps://ja.majestic.com/・高機能の被リンクチェックツール
・被リンクの長期的な推移が分かる
・価格がリーズナブル
Link Explorerhttps://moz.com/link-explorer・全て英語表記
・スパムサイトか調べられる
・高度な被リンク分析が可能
Seokickshttps://en.seokicks.de/・独自クローラーがデータ収集する
・隠れた被リンクまで見つけ出せる
・APIが公開されている
有料の被リンクチェックツール:Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefsは、世界で60万人以上が導入している世界最大級の有料SEOツールです。
被リンクを含めたWebサイトや、SNSなど幅広い分析機能を備えています。被リンクについて調査できることは、以下のとおりです。

できること

  1. ドメインランク
  2. URLランク
  3. 被リンクの数と推移
  4. 参照ドメインの数と推移
  5. アンカーテキスト

被リンク数や被リンク元ドメインなどはもちろん、被リンクがどのように推移しているか詳細な分析ができます。

AR(Webサイトの世界ランキング ※Ahrefs Rankの略)やDR(ドメインの価値 ※Domain Ratingの略)、UR(URLの価値 ※URL Ratingの略)も確認できます。ユーザーインターフェースも優れており、使いやすさは抜群です。

日本国内の利用者も多く、あらゆる機能が充実しているツールといえるでしょう。有料ツールの導入を検討している方におすすめです。

多くの制作会社、SEOコンサル会社が利用している非常に優秀なツールです。
しかし、毎月25000~30,000円近くの費用がかかるため、少々金額が高いツールとなります。

Ubersuggestは、著名なWebマーケターであるNeil Patel氏が提供する被リンクチェックツールです。

被リンク数の推移やドメインパワー、参照ドメイン数とその推移など、SEOに役立つあらゆる情報を調べられます。Webサイトの問題点を簡易的に調査できる機能もあり、改善策を講じやすくなるでしょう。

被リンクチェック画面

Ubersuggest_被リンクチェック画面
厚生労働省のドメインを調査した画面(2024年1月18日時点)

このような形でDA(DOMAIN AUTHORITY)、参照ドメイン数、被リンク数を確認できるだけでなく、被リンクの推移も確認できます。

リーズナブルな価格も魅力です。買い切りプランが圧倒的におすすめで非常に安価で使う事ができます。

サイトの管理数料金(買い切り)
1サイトのみ管理29,990円
2-7サイト管理49,990円
有料の被リンクチェックツール:Majestic SEO

Majestic SEOは、被リンク専用の有料チェックツールです。

自社サイトと競合サイトの被リンクチェックだけでなく、相互リンクの分析にも対応しています。被リンクの推移が詳細に調査できることが特徴です。

また、「フレッシュインデックス」という最新データのインデックスと「ヒストリックインデックス」という過去5年分の蓄積データという2種類のデータを保持しています。そのため、長期にわたる被リンクの推移状況の分析ができます。

Majesticのデータをアプリケーションに統合できる点も大きな特徴です。利用料金が比較的安価なため、リーズナブルな価格で利用したい方におすすめです。

有料の被リンクチェックツール:Link Explorer

Link Explorerは、SEO会社として世界的に有名なMOZ社が提供する被リンクチェックツールです。

「スパムスコア」という被リンクがスパムサイトからかどうかのチェック機能があり、検索エンジンからのペナルティ回避に最適です。バックリンクやリンクドメイン、アンカーテキストの調査もできます。

さらに、リンク構築の進捗状況の追跡や分析、リンクを構築する予定のターゲットURLを含む複数のリストの作成など、高度な分析ができる点も魅力です。ただし、全て英語表記なので注意しましょう。

有料の被リンクチェックツール:Seokicks

Seokicksは、ドイツの企業が提供する被リンクチェックツールです。独自のクローラーがデータ収集しており、大手企業のツールでは把握できない被リンクを見つけられます。

また、API(特定のシステムやサービスと連携するためのプログラム)が公開されており、自社のモニタリングシステムに組み込める点も魅力です。

チェックツールを使用した被リンクの調べ方

チェックツールを使用した被リンクの調べ方を具体的に解説します。以下の代表的な3つのツールを紹介します。

  1. 【無料】Googleサーチコンソール
  2. 【無料】hanasakigani
  3. 【有料】Ahrefs

【無料】Googleサーチコンソールでの被リンクの調べ方

Googleサーチコンソールは無料ツールですが、事前のアカウント登録が必要です。

被リンクの確認方法_Googleサーチコンソール

<被リンクチェック>

  1. Googleサーチコンソールにログインする。
  2. メニュー「リンク」をクリックする。
  3. さらに外部リンクの「詳細」をクリックすると、被リンクページの一覧が表示される。

<リンク元のチェック>

  1. リンク元を確認したい被リンクページをクリックする。
  2. リンク元ドメインをクリック後、リンク元ページが表示される。
  3. そのWebサイトが低品質であれば、リンクを否認する。

このとき、一覧表示された被リンク数とリンク元はCSV形式でダウンロードが可能です。

【無料】hanasakiganiでの被リンクの調べ方

hanasakiganiは登録不要で使用できるため、ツールサイトにアクセスするだけで利用可能です。

<Webサイト単体を調査>

  1. https://hanasakigani.jp/にアクセスする。
  2. 「マイサイト被リンクチェック」タブをクリックする。
  3. 「マイサイトのURL」に調査したいページのURLを入力する。
  4. 「チェックする」ボタンを押すと、取得情報が表示される。
     (取得までに数十秒かかります)

このとき、被リンク数と主要リンク元URLの一覧は、CSV形式でのダウンロードができます。

<競合サイトの調査>

  1. https://hanasakigani.jp/にアクセスする。
  2. 「競合サイト被リンクチェック」タブをクリックする。
  3. 「キーワード」入力欄に調べたいキーワードを、さらに「マイサイトのURL」入力欄には調べたいURLを入力する。
  4. 「チェックする」ボタンを押下後、取得情報が表示される。

入力したキーワードの検索上位Webサイトと、その被リンク数の一覧が表示されます。このとき表示されたWebサイトをそれぞれ細かく調べると、被リンク状況の詳細が把握できます。

【有料】Ahrefsでの被リンクの調べ方

Ahrefsは有料ツールのため、使用には事前のアカウント登録が必要です。

<被リンクチェック>

Ahrefsによる被リンクチェック画面
  1. Ahrefsにログインする。
  2. 調べたいサイトのURLを入力して「検索」ボタンをクリックし、情報を取得する。

<被リンクチェック結果の画面>

Ahrefs_検索した結果の画面
厚生労働省のドメインを調査した画面(2024年1月18日時点)

被リンク数とリンク元のURL、分かりやすくグラフ表示された被リンク数の推移などのデータを入手できます。さらに各データを深く掘り下げて調査できます。

被リンクをチェックする3つの理由

SEO施策では、高品質なコンテンツを作成して良質な被リンクを増やすことが非常に有効です。しかし、被リンクを獲得するだけでは安心できません。

被リンクを獲得した後は、その被リンクが良質なものであるか適宜チェックする必要があります。理由を3つ紹介します。

  1. 競合サイトと被リンク数を比較して客観的に評価するため
  2. ページランクを予測して自社サイトの改善点を見つけるため
  3. 不自然な被リンクを見つけてペナルティを回避するため

競合サイトと被リンク数を比較して客観的に評価するため

被リンクをチェックする理由は、競合サイトと自社サイトとを比較して客観的に評価するためです。

チェックツールを使うことで、自サイトと競合サイトの被リンク数が簡単に把握できます。被リンクの数から、どちらのサイトが検索エンジンから高評価を得ているか客観的に判断できるでしょう。また、単純な被リンク数の比較だけでなく、被リンクの質を考慮して比較できるツールもあります。

競合サイトではどのようなコンテンツが良質な被リンクを集めているのか分析できます。このように競合サイトと比較できれば、自社サイトのコンテンツの傾向を分析する際に役立つでしょう。

ページランクを予測して自社サイトの改善点を見つけるため

被リンクをチェックすることは、ページランクを予測して自社サイトの改善点を見つける目的があります。

ページランクとはGoogleが独自に考案したもので、特定のWebサイトがGoogleからどのくらいの評価を得ているか示す言葉です。0から10までの数字で示され、被リンクの質や量によって決定されます。

まずは、自社サイトと競合サイトのページランクをチェックし、自社サイトの被リンクの評価を把握してください。ページランクが低い場合は、自社サイトの改善点を見つけることが解決すべき問題となるでしょう。

不自然な被リンクを見つけてペナルティを回避するため

不自然な被リンクを見つけてペナルティを回避するためにも、被リンクのチェックは必要です。

不自然な被リンクとは、スパムサイトからのリンクや相互リンク、掲示板の投稿欄からのリンクなどを指します。スパムサイトなどからの低品質な被リンクはペナルティの対象となり、場合によっては検索順位が下がる可能性が高いでしょう。

不自然な被リンクが貼られていないか、被リンクチェックツールを用いてリンク元を検証する必要があります。もしもスパムサイトからのリンクを見つけた場合は、早急に対処しましょう。

被リンクチェックツールに関するよくある質問

ここでは、被リンクに関するよくある質問を3つ紹介します。

  1. 被リンクチェックツールの選び方は?
  2. 被リンクチェックツールのメリットは?
  3. 被リンクチェックツール有料と無料の違いは?

被リンクチェックツールの選び方は?

被リンクチェックツールを選ぶ際は、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

  1. 機能
  2. 価格
  3. 使いやすさ

被リンクチェックツールは、簡易的なものから高度な分析ができるものまで、さまざまな種類があります。自社サイトの目的に合わせて必要な機能を備えたツールを選ぶことが重要です。ツールの価格や使いやすさも参考にするとよいでしょう。

被リンクチェックツールを使用するメリットは?

被リンクチェックツールを使用するメリットは、主に以下のとおりです。

  1. 自サイトの被リンク状況を把握できる
  2. 競合サイトの被リンク状況を把握できる
  3. 低品質な被リンクを検出できる

被リンクはSEOにおいて重要な評価要素のひとつです。被リンクチェックツールを使用すると自サイトや競合サイトの被リンクを把握できるため、SEO施策に役立ちます。

被リンクチェックツール有料と無料の違いは?

無料の被リンクチェックツールは、基本的な機能のみ備えています。

競合サイトの被リンク状況を把握したり、スパムサイトからのリンクを検出したりするためには有料ツールが必要です。有料ツールは月額数千円から数万円程度の費用がかかります。検討する際は、予算や目的に合わせて選ぶことが大切です。

まとめ:被リンクチェックツールは目的や予算に合わせて選ぼう

被リンクチェックツールを無料のものと有料のものに分けて紹介してきました。被リンクチェックツールの機能はさまざまなので、自社の予算や目的に合わせて選ぶことが大切です。

被リンクチェックはSEOにおいて非常に重要であり、質の良い被リンクは検索順位の向上につながります。今回紹介した被リンクチェックツールを参考にして、効果的なSEO施策を目指しましょう。

馬鳥 亮佑
監修者

COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。

■経歴

2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業

■得意領域

SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客

■保有資格

Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

■SNS

X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil