- 今よりも目的に合ったコーポレートサイトにしたい
- コーポレートサイトリニューアルすることは決まったが、何を準備すれば良いか分からない
上記のようにコーポレートサイトのリニューアルすることは決まったが、何から手を付ければ良いか分からない企業は少なくありません。本記事では、Web制作会社であるクーミル株式会社が普段、コーポレートサイトリニューアル時にクライアントにお伝えしていることを解説します。
本記事でお伝えしたことを実践することで以下のような効果が期待されます。
- 現状のコーポレートサイトの課題の理解及びリニューアル後のサイトに求めるKPI・KGIの設定
- コーポレートサイトリニューアルに関するRFP(提案依頼書)に盛り込むべきこと
- サイト制作時に社内で事前に準備すべきこと
COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。
■経歴
2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業
■得意領域
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格
■SNS
X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil
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目次
- なぜコーポレートサイトをリニューアルすべきなのか改めて考えよう
- コーポレートサイトリニューアルの目的を明確化する
- 自社の現状課題を整理する
- ゴール設定を行う
- 経営戦略との整合性を取る
- 理想のサイト像を描くための提案依頼書等(RFP)の準備
- 1.競合他社サイトの調査・分析
- ペルソナ設計とカスタマージャーニーの整理
- 社内ステークホルダーの意見集約
- 制作を進める前に整理すべき情報とは?
- 1.サイトマップ(情報設計)の草案作り
- デザイン要件(ブランドトーン、ビジュアルの方向性)
- 機能要件(問い合わせフォーム、CMS、採用管理システム連携など)
- SEO要件(キーワード戦略、内部リンク設計、構造化データ)
- コーポレートサイト制作の進め方(ステップごとの流れ)
- サイトリニューアル後の運用と改善について
- 1.アクセス解析による効果測定
- 定期的なコンテンツ更新とSEO対策
- ユーザー行動データを活用した改善サイクル
- 成功するコーポレートサイト制作のポイント
- 目的とターゲットを明確にすることが第一歩
- 2.コンテンツ・デザイン・技術をバランス良く組み合わせる
- 3.公開後のデータを分析して改善を繰り返す
- よくある質問(FAQ)
なぜコーポレートサイトをリニューアルすべきなのか改めて考えよう
コーポレートサイトは、BtoB企業にとって“企業の顔”ともいえる存在です。
取引先や顧客、採用候補者、株主、メディアなど、あらゆるステークホルダーが最初に触れる情報源がコーポレートサイトです。特に近年は、展示会や営業訪問といったオフラインの接点が減少し、企業の第一印象はWeb上で決まることが増えています。そのため、サイトの古さや使いにくさは、信頼性やブランドイメージに直結します。
クーミル株式会社の過去の事例において、10年以上リニューアルされていなかった企業サイトをリニューアルすることで、企業イメージが上がり、求人ページからの応募人数が前年比1.5倍ほど増えたケースもあります。
また、リード獲得や採用エントリーなど具体的な成果を求められる場面も増えており、単なる会社紹介から「ビジネスを推進するためのプラットフォーム」へと進化させる必要性が求められてきています。
価値あるコーポレートサイトを刷新する時には、「なぜ?」の目的意識持つことが非常に重要です。

コーポレートサイトリニューアルの目的を明確化する
コーポレートサイトをリニューアルするにあたって、最も重要なのは「なぜリニューアルするのか」という目的を明確にすることです。目的が曖昧なまま進めてしまうと、見た目は綺麗になっても成果につながらないサイトになりがちです。ここでは目的を整理するための視点を3つに分けて解説します。
自社の現状課題を整理する
リニューアルを検討する背景には必ず「現状の課題」があります。これを正確に把握しなければ、改善策も的外れになってしまいます。以下はよく見られる課題例です。
コーポレートサイトに関するよくある課題
よくある課題 | 具体例 | 影響 |
---|---|---|
情報が古い | 事業内容や採用情報が更新されていない | 信頼性の低下、求職者離れ |
デザインが時代遅れ | PC前提の古いUI、スマホ非対応 | ユーザー離脱率の増加 |
問い合わせが少ない | 導線が複雑、CTAが不明確、SEOが弱い | リード獲得機会の損失 |
運用が難しい | CMS未導入、更新に専門知識が必要 | 社内で情報発信が停滞 |
課題を「ユーザー視点」と「運営側視点」の両面で洗い出し、優先度をつけて整理することが第一歩です。クーミルにおいても、企業として何を最大の目的にしているかヒアリングした上でプロジェクトを進めております。

ゴール設定を行う
リニューアルの目的は、単に「見た目を新しくすること」ではありません。具体的にリニューアルすることで何を達成させるか明確化することが重要です。
コーポレートサイトのKPI・KGIについて
- ブランディング強化
- 信頼性や専門性を打ち出し、企業イメージを向上させる
- 競合との差別化を図るデザイン・コンテンツの充実
- 採用力の向上
- 採用ページを拡充し、求職者に刺さる情報発信
- 社員インタビューやカルチャー紹介で応募率を高める
- リード獲得の強化
- 資料請求や問い合わせフォームの導線最適化
- SEOやホワイトペーパー設置による集客強化
ゴールを設定することで、制作会社との認識共有がスムーズになり、プロジェクトがブレずに進行することができます。

経営戦略との整合性を取る
コーポレートサイトは、企業戦略をWeb上で表現する重要なツールです。サイトの方向性が経営戦略やマーケティング戦略と一致していなければ、全体の一貫性が崩れてしまいます。
整合性を取るポイントは以下の通りです。
社内における整合性をとるべきポイント
- 事業戦略とのリンク
- 新規事業の訴求やグローバル展開を反映
- サービスの強みを「言語化」してサイトに反映
- マーケティング戦略との統合
- 広告・展示会・営業活動と連動した導線設計
- コンテンツマーケティングやSEOとの親和性確保
- 社内全体の合意形成
- 営業・人事・広報など各部門の目的を調整
- 経営層のビジョンを正しく反映
特に、部署が細分化されている企業の場合は、各部門ごとにヒアリングや確認工数が生じてきます。これらの連携体制が取れていないと、想定よりも制作時の確認工数が伸びてしまい制作期間が超過してしまう原因にも繋がります。
一方で、経営とサイトの方向性を一致させることができれば、単なるWebデザインではなく「企業の成長を支える戦略的資産」として機能するコーポレートサイトが実現できます。
理想のサイト像を描くための提案依頼書等(RFP)の準備
コーポレートサイトをリニューアルする際には、いきなり制作に着手するのではなく「理想像」を描き、そのために必要な準備を整えることが成功のカギです。競合や市場を知り、ターゲットを明確にし、社内の意見をまとめ、コンテンツを精査することで、方向性のブレを防ぐことができます。
こちらに紹介している内容について、クーミル株式会社では提案時に独自に調べてクライアント企業に提出しております。その上で、具体的な施策方針をすり合わせを行っております。
1.競合他社サイトの調査・分析
競合他社のサイトを分析することは、自社の立ち位置を把握し、差別化ポイントを明確にする上で欠かせません。
特にBtoB領域では、競合も同じようなサービスやメッセージを発信していることが多いため、ユーザーから「選ばれる理由」を示す必要があります。
調査の観点は以下の通りです。
比較ポイント
- デザインの傾向(先進的/堅実/保守的)
- コンテンツの充実度(事例紹介、ホワイトペーパー、ブログの有無)
- 導線設計(問い合わせ導線のわかりやすさ)
- SEO対策(ドメイン評価、獲得キーワード、検索順位、メタ情報の最適化状況)
表にまとめて比較すると、自社が強化すべき点が明確になります。
ペルソナ設計とカスタマージャーニーの整理
「誰に向けて情報を発信するか」を明確にすることが、理想のサイト設計の出発点です。BtoBでは購買決定者だけでなく、担当者・技術者・経営層など複数のペルソナが存在するのが一般的です。
- ペルソナ設計
- 属性(役職、業界、課題)を具体化
- 課題やニーズを言語化
- 情報収集の行動パターンを整理
- カスタマージャーニーの整理
- 認知 → 比較検討 → 問い合わせ → 契約までのステップを可視化
- それぞれの段階で「どんな情報が必要か」を洗い出す
これらを設計することで、ユーザー視点に基づいた情報設計や導線づくりが可能になります。

社内ステークホルダーの意見集約
コーポレートサイトは「全社的な窓口」としての役割を担うため、営業・人事・広報・IRなど複数の部門が関わります。部門ごとに要望が異なるため、早い段階で意見を集約しておくことが不可欠です。
意見集約のステップ例
- 各部門から「必要な情報」と「改善したい点」をヒアリング
- 要望を優先度ごとに分類(必須/推奨/あれば良い)
- プロジェクトリーダーが最終的に要件を整理し、経営層に確認
このプロセスを行うことで、後から「情報が足りない」「部門の意向が反映されていない」といったトラブルを防げます。
これらの情報をもとに、情報をまとめて提案依頼書等(RFP)の準備頂くと、Web制作会社と認識の齟齬なくサイトリニューアルを行うことができます。
制作を進める前に整理すべき情報とは?
リニューアルを円滑に進めるためには、実際の制作に入る前に必要な情報を整理しておくことが重要です。
これを怠ると、デザインや開発の途中で方向性がブレたり、追加工数が発生するリスクが高まります。ここでは、最低限押さえておくべき4つの準備ポイントを解説します。
本内容は、「Web制作会社から相談や提案を受けて準備する」でも全く問題ございません。客観的な目線で分析した内容や、制作会社の知見を含めることでよりブラッシュアップされたサイトを構築できます。
1.サイトマップ(情報設計)の草案作り
サイトマップは、コーポレートサイトの「設計図」といえる存在です。どの情報をどの階層に配置するかを明確にし、ユーザーが迷わず目的の情報へ到達できる構造を整えます。

弊社からは、先方から頂いた要望や簡単なサイトマップから、貴社の目標を達成するためのサイトマップを再設定して提出しております。
草案段階で全体像を可視化しておくと、関係者間での合意形成がスムーズに進めることができます。
デザイン要件(ブランドトーン、ビジュアルの方向性)
デザインは単なる見た目ではなく、企業のブランドを体現する重要な要素です。サイト全体で一貫したトーンを保つために、事前に「どんな印象を与えたいか」を定義しておきましょう。
具体的なイメージ
- 信頼感・堅実さをアピールしたい:
シンプルな配色、直線的なレイアウト - 革新性・先進性をアピールしたい:
大胆なビジュアル、モーション表現 - 親しみやすさを伝えたい:
柔らかい色合い、丸みのあるデザイン
この方向性を制作会社に伝える際には、参考サイトやブランドガイドラインを提示すると認識のズレを防げます。
機能要件(問い合わせフォーム、CMS、採用管理システム連携など)
コーポレートサイトには「情報を発信する役割」と同時に「業務を効率化する役割」も期待されます。そのため、リニューアル前に必要な機能を洗い出しておくことが大切です。
代表的な機能例
- 問い合わせフォーム(スパム対策、担当部署ごとの振り分け)
- CMS(WordPressなど更新のしやすさを重視)
- CRMとの連携(SalesforceやHupSpot等の連携)
- コンテンツ機能の有無
- 会員登録機能
- 採用管理システムとの連携(エントリー情報の自動取り込み)
- 資料ダウンロード機能(リード獲得につながる)
機能要件を事前に整理しておくことで、後から「この機能も欲しい」等で追加の費用の発生や納期の遅延を防ぐことができます。
SEO要件(キーワード戦略、内部リンク設計、構造化データ)
コーポレートサイトは「検索から見つけてもらう」ことが成果につながるため、SEO要件を初期段階で設計に組み込むことが必須です。
SEO対策は、サイトリニューアルを成功させるためのポイントです。SEOは専門的な知識が必要であるため、これらはWeb制作会社が検討することが多いです。とはいえ、知識として知っておくことは重要ですので、確認しておきましょう。
整理しておくべき項目
- キーワード戦略:
事業領域ごとに狙う検索ワードを決定 - 内部リンク設計:
サービスページ → 事例 → 問い合わせ などの導線を意識 - 構造化データ:
会社情報、FAQ、採用情報などを検索結果でリッチに表示させる - メタ情報のテンプレート:
タイトル・ディスクリプションの方針を決定
SEO要件を土台から組み込むことで、公開直後から検索流入を見込める設計が可能になります。
コーポレートサイト制作の進め方(ステップごとの流れ)
コーポレートサイトのリニューアルは、場当たり的に進めると必ず後戻りが発生します。そのため、ステップごとに役割を明確化し、計画的に進めることが成功のポイントです。以下では、制作を6つのステップに分けて解説します。
まずは、社内にプロジェクト体制を整えることが重要です。コーポレートサイトは全社的な情報を扱うため、関係部署が多くなりがちです。責任者・担当者・決裁者の役割を明確にすることで、意思決定のスピードが上がります。
体制づくりのポイント:
- プロジェクトリーダー:全体進行と調整役
- 担当部門代表:営業・人事・広報・経営企画など
- 決裁者:最終承認を行う経営層
- 外部パートナー:制作会社・ライター・カメラマンなど
制作会社の選定時には、実績や業界理解だけでなく「運用サポート力」もチェックすることが大切です。
に、要件定義を行います。ここで決めた内容が後の工程すべてに影響するため、丁寧な作業が求められます。
要件定義の内容例:
- 機能要件:問い合わせフォーム、CMS導入、検索機能
- デザイン要件:ブランドカラー、フォント、トーン&マナー
- コンテンツ要件:必須ページ(会社概要、採用、事業紹介など)
- SEO要件:キーワード、内部リンク設計
さらに、ワイヤーフレームを作成し、情報設計を可視化することも有効です。UXを意識して、ユーザーが求める情報に最短でたどり着ける構造を意識しましょう。
定義をもとにデザインを制作します。BtoBのコーポレートサイトでは「信頼感」「誠実さ」を伝えることが第一ですが、同時に「差別化」や「記憶に残るデザイン」も重要です。
デザイン検討のポイント:
- UI/UX:見やすさ、使いやすさ、レスポンシブ対応
- ビジュアル表現:写真や動画を活用し、企業のリアルを伝える
- ブランディング:コーポレートカラーやロゴの活用で一貫性を保持
- アクセシビリティ:色覚バリアフリー、フォントサイズ調整
初期段階で参考デザインを共有し、方向性を決めてから制作を進めるとスムーズです。
ーポレートサイトの価値を決めるのは「コンテンツ」です。いくらデザインが優れていても、情報が不十分では成果につながりません。
代表的なコンテンツ例:
- 企業概要・沿革:信頼を高める基本情報
- 事業紹介・サービスページ:具体的な提供価値を伝える
- 採用ページ:社員インタビュー・働き方・福利厚生を明示
- ニュースリリース:最新情報の発信による透明性の確保
- 導入事例や実績紹介:信頼性の強化、営業支援につながる
さらに、SEOを意識して「検索されるキーワードを盛り込む」ことが不可欠です。ライティング段階からSEOを考慮しておくと、公開後の集客効果が高まります。
デザインとコンテンツが固まったら、実際に開発・実装を行います。ここでの選択が運用のしやすさに直結するため、慎重な判断が必要です。
実装時の検討事項:
- CMS選定:WordPress、HubSpot、独自CMSなど。更新頻度や担当者スキルを考慮
- セキュリティ対策:SSL化、脆弱性対策、ログイン管理
- サイトパフォーマンス:表示速度の最適化、キャッシュ活用
- 多言語対応:グローバル展開を意識する場合に必須
開発段階では「保守性」と「拡張性」を意識した実装を行うと、将来的なリニューアルや機能追加もスムーズになります。
完成後は公開前に徹底したテストを行い、不具合やユーザビリティ上の問題を洗い出します。ここでの確認不足は、ユーザー離脱や信頼低下につながるため要注意です。
テスト内容の例:
- 動作確認:リンク切れ、フォーム送信、検索機能の動作チェック
- 表示確認:PC/スマホ/タブレット、主要ブラウザでの表示テスト
- セキュリティ確認:ログイン周りや個人情報送信のテスト
- ユーザーテスト:社内や一部顧客に使ってもらい、改善点を洗い出す
問題を解消した後に公開スケジュールを調整し、社内外へのアナウンスを行うとスムーズです。
サイトリニューアル後の運用と改善について
コーポレートサイトは公開した瞬間がゴールではなく、むしろスタートです。
公開後にアクセス状況やユーザーの行動を分析し、改善を重ねることで初めて成果につながります。ここでは運用段階で重視すべきポイントを解説します。
1.アクセス解析による効果測定

サイト公開後は、アクセス解析を通じて現状を数値化することが必須です。Google AnalyticsやSearch Consoleを用いれば、訪問者数や流入経路、CV(コンバージョン)などを把握できます。
解析で確認すべき主な指標
- セッション数:サイト全体の訪問数
- 直帰率:1ページで離脱した割合
- 平均滞在時間:コンテンツの読み込み度合い
- CV数/CV率:問い合わせや資料請求の成果
これらのデータを定期的にチェックすることで「どのページが成果を出しているか」「改善すべき導線はどこか」が明確になります。
定期的なコンテンツ更新とSEO対策
リニューアル後も情報を更新し続けることで、コーポレートサイトの鮮度と信頼性が維持されます。更新が止まっているサイトは「活動していない企業」という印象を与えてしまうリスクがあるため注意が必要です。
更新すべき代表例:
- 最新ニュース/プレスリリース
- 導入事例や顧客インタビュー
- 採用情報・社員インタビュー
- 業界コラムやホワイトペーパー
さらに、公開後もSEOの状況を確認し、狙ったキーワードでの順位変動をモニタリングしましょう。必要に応じてタイトル・メタ情報・内部リンクを調整することで検索流入を安定的に増やせます。
ユーザー行動データを活用した改善サイクル
アクセス解析だけでなく、ユーザーの具体的な行動を把握し改善につなげることが大切です。ヒートマップツールやセッションリプレイを活用すれば「どこで離脱したのか」「どのボタンがクリックされているのか」が視覚的にわかります。
改善サイクルの流れ
- データ収集(アクセス解析・ヒートマップ)
- 課題発見(離脱率の高いページや導線)
- 仮説立案(CTAの位置変更、コンテンツ追加など)
- 改善施策の実施
- 効果検証(数値変化を確認)
このPDCAを継続的に回すことで、サイトは「常に成長する営業資産」として機能していきます。
成功するコーポレートサイト制作のポイント
コーポレートサイトのリニューアルは時間もコストもかかる大きなプロジェクトです。成果を出すためには、プロジェクト開始前から公開後の運用まで一貫して意識すべきポイントがあります。ここではその中でも特に重要な3つを整理しました。
目的とターゲットを明確にすることが第一歩
最も重要なのは「なぜリニューアルするのか」「誰に向けたサイトなのか」を明確にすることです。目的が不明確なまま進めると、デザインやコンテンツが場当たり的になり、結果として効果を発揮できません。
1.情報の整理
- 目的:ブランド強化/採用力向上/リード獲得 など
- ターゲット:経営層、購買担当者、求職者、株主 など
- 期待する成果:問い合わせ件数の増加、応募数の増加、SEO流入アップ
最初に目的とターゲットを定義しておくことで、制作会社とも共通認識を持って進行でき、成果につながりやすくなります。
2.コンテンツ・デザイン・技術をバランス良く組み合わせる
コーポレートサイトの価値は「コンテンツ」「デザイン」「技術」の三位一体で決まります。どれか一つに偏っても成果は限定的です。
- コンテンツ:事業内容・実績・採用情報を充実させ、検索でも発見されやすくする
- デザイン:ブランドの信頼感を表現し、ユーザーが迷わない導線を設計
- 技術:CMS導入、セキュリティ強化、モバイル最適化など、使いやすさと安全性を担保
この3要素が噛み合うことで、訪問者にとって「使いやすく信頼できるサイト」になり、企業の魅力を効果的に伝えられます。
3.公開後のデータを分析して改善を繰り返す
リニューアルは完成ではなくスタートです。公開後にアクセス解析やユーザーデータを活用し、改善を継続することで初めて「成果を生み続けるコーポレートサイト」となります。
改善の具体例:
- CV導線の再設計(ボタン位置やCTA文言の見直し)
- SEO順位の変動に応じたコンテンツ強化
- ユーザーテストをもとにしたUI改善
- 最新情報の発信による企業活動の透明性アップ
この「改善サイクル」を止めないことが、理想的なサイトを長期的に維持する秘訣です。
よくある質問(FAQ)
- コーポレートサイトのリニューアルにはどれくらいの期間がかかりますか?
-
規模や要件によりますが、一般的には 3〜6か月程度が目安です。
要件定義やコンテンツ準備に時間を要するケースが多いため、社内調整を含めて余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。
ホームページの制作期間の目安は?制作の流れをわかりやすく解説ホームページを制作する際、制作会社へ制作期間が気になる方も多いでしょう。結論、ホームページの制作期間は、サイトの規模や機能によって数ヶ月程度… - リニューアル費用はどのくらいかかりますか?
-
サイト規模や機能、デザインのクオリティによって変動します。
小規模で100万円前後、中規模で200〜500万円、大規模では1,000万円以上かかることもあります。見積もり前に要件を明確にすることで、適正な費用感を把握できます。
ホームページ制作の料金相場とは?Web制作の費用内訳を項目別に解説ホームページ制作の費用は、制作会社や仕様・要件によって大きく異なります。見積もりを依頼する際は、各項目の内容を理解し、自社に必要な要素を見極… - 制作会社を選ぶ際のポイントは何ですか?
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A. 実績や提案力に加え、運用サポート体制やSEOへの理解も重要です。
単なるデザイン会社ではなく、ビジネス課題に合わせて改善提案ができるパートナーを選ぶと長期的に成果が出やすくなります。
東京都のホームページ制作会社一覧!目的別におすすめWeb制作会社を紹介ホームページ制作を検討しているが、外注先のWeb制作会社・ホームページ制作会社の選定やWebサイト制作費用でお悩みではありませんか? 特に、ホーム… - CMSは導入したほうが良いですか?
-
更新頻度が高い企業は導入がおすすめです。
WordPress、Movable type、HubSpotなどのCMSを利用すれば、専門知識がなくても情報更新が容易になります。運用コスト削減やスピード感ある情報発信につながります。
ホームページ制作に役立つCMSとは?メリットや注意点と無料CMSを紹介近年、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を活用したホームページ制作が増えてきました。個人だけではなく、制作会社に依頼する際もCMSを用い… - スマホ対応(レスポンシブ対応)は必須ですか?
-
現在のWeb利用はモバイルが主流で、検索順位にも影響します。特にBtoBでも約半数以上のユーザーがスマホで情報収集を行っているため、レスポンシブ対応は必須です。
- リニューアル後、SEO効果はすぐに出ますか?
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多くの場合、効果が現れるまでに3〜6か月程度かかります。
検索エンジンに新しいサイト構造が評価されるまで時間を要するため、公開後も継続的なSEO対策が必要です。
SEO対策の効果が出るまでの期間は?早期に効果を感じるための内部・外部施策ホームページやコンテンツを作ったものの、「検索結果に上位表示されない」と悩んでいませんか? ホームページやコンテンツを検索上位に表示させるた… - コンテンツはどのように準備すれば良いですか?
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既存コンテンツやサービスを改めて見直しをして、情報や画像をまとめることから始めましょう。具体的な内容は、制作会社と協力しながら用意すべきコンテンツを精査することをお勧めします。
- 社内で準備すべきことは何ですか?
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プロジェクト体制の整備、要件整理、各部門からの要望収集が重要です。また、会社概要やサービス資料などの一次情報をまとめておくと、制作会社との打ち合わせがスムーズに進みます
- 公開後に注意すべきことは?
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公開して終わりではなく、アクセス解析による効果測定と改善が重要です。問い合わせ導線の改善やSEO施策を継続することで、成果につながるコーポレートサイトへと成長します。
ヒートマップ分析とは?各解析方法について活用事例を徹底解説 | デジマーケ(DEGIMARKE)ヒートマップ分析は、サイトの熟読率・CTAのクリック率の改善などに大きく寄与します。本記事ではヒートマップ分析の見方及び具体的な活用方法と共に…デジマーケ(DEGIMARKE) - リニューアルと新規制作はどちらが良いですか?
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現行サイトの資産を活かせる場合はリニューアルが効率的ですが、構造が複雑・技術的に古い場合は新規制作を選ぶこともあります。費用や工数を比較し、長期的な運用しやすさで判断すると良いでしょう。