鍼灸院を安定的に運営するには、継続的な集客を行うことが欠かせません。店舗を構える地域やターゲットに合ったマーケティング施策が必要です。
本記事では、鍼灸院に効果的なオンラインとオフラインそれぞれの集客方法を具体的に紹介します。
また、鍼灸は体に関わる施術であるため、広告で避けるべき表現などがございますので、具体的な注意点等を併せて解説します。今の集客に不安がある方や、これから開業を予定している方はぜひ参考にしてください。
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目次
- 鍼灸院に効果的な集客方法 【オンライン施策】
- 1.ホームページのSEO対策を行う
- 2.Web広告を活用して認知を広げる
- 3.Googleビジネスプロフィールを最適化(MEO対策)
- 4.SNSで院の雰囲気を発信する(SNS運用)
- 5.ポータルサイトに登録して比較検討層へアプローチする
- 6.ブログ・コラム記事
- 7.LINE公式アカウントで再来院を促す
- 鍼灸院の集客方法 【オフライン施策】
- 1.チラシのポスティングで地域に訴求する
- 2.看板・店頭ボードで認知を広げる
- 3.地域雑誌への掲載で幅広く周知する
- 4.イベントへの出展で直接アプローチする
- 患者が来ない鍼灸院5つの特徴
- 集客できない鍼灸院の特徴1:そもそも認知されていない
- 集客できない鍼灸院の特徴2:強みが不明確である
- 集客できない鍼灸院の特徴3:発信が止まっている
- 集客できない鍼灸院の特徴4:口コミが少ない、悪い口コミを放置している
- 集客できない鍼灸院の特徴5:予約の手間で敬遠されている
- 鍼灸院の集客広告で避けたい表現
- 1.医療広告ガイドラインに関する言及を行う
- 2.医師のような表現を使う
- 3.断定的な効果表現を使う
- 4.法律で認められていない情報を記載している
- まとめ
鍼灸院に効果的な集客方法 【オンライン施策】
鍼灸院の集客として欠かすことができないのが、Webによる集客です。鍼灸院は「美容鍼」や「鍼治療」など月間検索ボリュームが非常に高く、多くの方が興味関心を持ってオンラインで検索しています。
そのため、Webからの集客を強化することでより多くの患者さんを集めることが可能です。具体的に鍼灸院が取り組むべきオンライン集客の手法を紹介します。
1.ホームページのSEO対策を行う
鍼灸院の集客に有効なのは、ホームページにてSEO対策を行い、「ローカルエリアで検索された時に自院が上位表示されること」です。
ユーザーは来院前にインターネット上で情報を調べ、複数の院を比較してから選ぶケースがほとんどです。そのため、検索結果で上位表示されなければ選択肢から外れてしまう可能性があります。
鍼灸院が対策すべきキーワード
- 「地域名+鍼灸院」
- 「鍼+地域名」
- 「美容鍼+地域名」
このように、鍼灸院を探している患者が調べそうなキーワードで自院が上位表示することに成功できれば、自然と予約が集まる仕組み作りが可能です。特に店舗ビジネスを行っている場合は、以下のようにキーワードを分類して対策する必要があります。

上記の図のような形で、TOPページにて狙うべきキーワード、サービスページで狙うべきキーワード、そしてコラムページにて狙うべきキーワードが異なります。
ホームページによる集客成功事例
実際に当社のクライアントの鍼灸院において、ホームページのリニューアルを行い、月間の予約件数が2.4倍まで増えた事例がございます。
実際に行った施策
- TOPページの情報充実化
- 鍼灸院+地域名で上位表示化するために必要なページの拡充
- サイト構造の見直し
- 構造化マークアップ
これらを実施することで、以下の結果を生み出すことに成功しました。
- 鍼灸院+地域名のキーワード:23位から5位へ
- 月間のPV数:6.7倍へ
- 予約件数:2.4倍へ
鍼灸院の集客力を高める上で、ホームページは欠かせませんですので、注力していきましょう。
関連記事
>>ホームページのSEO対策とは?対策法・順位確認・運用のコツまで徹底解説
>>ホームページ制作会社の選び方とは?失敗しない業者を探すための注意点も紹介
2.Web広告を活用して認知を広げる
即効性のある集客手段として、Web広告は効果的です。鍼灸院に有効なWeb広告には以下の通りです。
- リスティング広告
- Meta広告
- YouTube広告
鍼灸院の場合、鍼灸院を構える店舗から半径数kmの範囲内へアプローチすることができれば良いため、エリアや対象者を分けることで、より有効に顧客を集めることができます。
広告には費用が発生しますが、短期間で集客効果を得たい場合は検討すると良いでしょう。
3.Googleビジネスプロフィールを最適化(MEO対策)

地域集客にはGoogleビジネスプロフィールの最適化が欠かせません。マップ検索で自院を上位に表示させると近隣の見込み客に強く訴求できます。
Googleビジネスプロフィールの情報を登録・更新する際は、次の項目を正確に整備しましょう。
- 店舗名・住所・電話番号(NAP情報)
- 営業時間・休業日
- 院内や施術風景などの写真
- 患者からの口コミと返信対応
上記の情報を充実させると、検索結果の地図枠で上位に表示される「MEO(Map Engine Optimization)対策」となります。MEOは、Googleマップ上の表示順位を最適化する施策で、地域密着型の鍼灸院にとっては特に効果的です。
Googleマップ上で上位表示されている3院は、検索結果の1ページ目に大きく表示されるため、多くのアクセス数を見込むことができます。
Googleビジネスプロフィールの登録は無料のため、対応していない場合は早めに着手しましょう。登録手順については下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事
>>Googleマイビジネスの登録方法を図解付き解説!MEO対策や注意点も紹介
4.SNSで院の雰囲気を発信する(SNS運用)
SNSは、院の雰囲気やスタッフの人柄を伝える手段として有効です。
信頼関係が来院の決め手となる鍼灸院にとって、写真や動画での発信は効果的なアプローチになります。
具体例
- Instagram:
- 施術風景や院内の様子、キャンペーンやイベントなどを投稿する
- X(旧Twitter):
- 健康情報の発信やキャンペーンの告知、日常の投稿、お客様の声など
- YouTube:
- 肩こりの治し方などのお役立ち情報、お客様密着動画など
上記のような運用を行うことで、文字だけでなく画像そして動画を通じて鍼灸院への集客を行うことができます。
5.ポータルサイトに登録して比較検討層へアプローチする
ポータルサイトは、鍼灸院を探しているユーザーの比較検討段階に直接アプローチできる媒体です。
ホットペッパービューティー、EPARKやしんきゅうコンパスなどの業種特化型サイトは地域や症状などで絞り込み検索が可能なため、ニーズの高い見込み客を集めやすくなります。
また、ホットペッパービューティーなどに契約することでサロンボードを活用することが可能です。こちらを活用することで、日々の売り上げ管理や予約情報の分析を行うことが可能です。
ポータルサイトに掲載する際は、院の特徴や施術内容、口コミなどを充実させることが重要です。ユーザーは複数院を比較して選ぶため、他院との差別化を意識して情報を整えましょう。
掲載には月額費用が発生することもあるため、費用対効果も踏まえて選定することが大切です。
6.ブログ・コラム記事
ブログは鍼灸院の専門性を伝え、他院との差別化を図る手段として有効です。
特定の疾患や症状に対する深い知識を記事にまとめることで、読者に専門的な印象を与えられます。
例えば、対応している症状の仕組みや施術方針、通院頻度の目安などを丁寧に解説すれば、患者が安心して来院を検討しやすくなります。さらに、専門性を裏付ける国家資格の紹介や施術実績、学会参加歴なども掲載すれば信頼性の強化につながるでしょう。
7.LINE公式アカウントで再来院を促す
LINE公式アカウントは、既存患者の再来院を促す効果的なツールです。一度来院した患者に友だち登録をしてもらえば、キャンペーン情報やお知らせをダイレクトに届けられます。
LINEは開封率が高いため、メールよりも反応が得られやすい傾向があります。さらに、予約機能をLINEに連携すれば、電話不要で簡単に予約が可能です。
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鍼灸院の集客方法 【オフライン施策】
地域に根ざしたオフライン集客も、中長期的な安定経営には欠かせません。ここでは、鍼灸院が取り組むべき代表的なオフライン施策について解説します。
1.チラシのポスティングで地域に訴求する
チラシのポスティングは、地域に住む高齢者層などインターネットを使わない人に向けた有効な施策です。Web上では情報を得られない人々にも、自院の存在を直接伝える手段として機能します。
「腰の痛みにお悩みの方へ」など、具体的な悩みに訴求する文言を盛り込み、以下の情報を明確に記載すると反応率が高まります。
- アクセス情報(住所・地図・最寄駅など)
- 料金や施術メニュー
- 営業時間や定休日
また、チラシのデザインや紙質にもこだわると信頼性が高まるため、読み捨てられるリスクが軽減されるでしょう。
2.看板・店頭ボードで認知を広げる
店舗前に設置する看板や店頭ボードは通行人の目に自然と触れるため、自院の存在を知ってもらうきっかけになります。特に通学路やスーパーの近くなど人通りの多い場所では、高い効果を発揮します。
看板や店頭ボードには、親しみやすく簡潔なキャッチコピーを記載すると記憶に残りやすくなります。以下のような文言が効果的です。
- 「初めての方歓迎」
- 「肩こり・頭痛のご相談はお気軽に」
- 「地域密着・安心の鍼灸施術」
看板や店頭ボードは設置コストが低く、定期的に内容を書き換えられるのも魅力です。
3.地域雑誌への掲載で幅広く周知する
地域密着型のフリーペーパーや情報誌に広告を出稿すると、自院の存在を幅広く認知してもらえます。高齢者やファミリー層は地域誌を定期的に読む傾向があるため、紙媒体ならではの信頼感も得られます。
掲載内容としては、以下の要素を盛り込むと効果的です。
- 施術内容
- 料金
- アクセス情報
- 院長の写真
- 簡単な挨拶文
掲載位置によって効果に差が出やすいため、可能であれば特集枠や巻頭近くのスペースを狙うのがおすすめです。一定の広告予算が取れる場合は、地域雑誌をうまく活用しましょう。
4.イベントへの出展で直接アプローチする
地域で開催される健康イベントやマルシェに出展すれば、見込み客と直接コミュニケーションを取る機会が得られます。来場者と実際に会話ができるため、安心感や信頼感をその場で構築できる点がメリットです。
例えば、無料のワンポイント施術体験や健康相談会を実施すれば、関心を引きやすく、来院にもつながりやすいでしょう。出展費用はイベントによって異なりますが、地域密着型であれば比較的低予算で参加可能な場合もあります。即時性のある反応が得られる手法として試してみると良いでしょう。
患者が来ない鍼灸院5つの特徴
鍼灸院の集客がうまくいかない背景には、いくつか共通した原因があります。ここでは、患者が来ない鍼灸院の特徴を5つ紹介します。
集客できない鍼灸院の特徴1:
そもそも認知されていない
鍼灸院が地域で知られていなければ、どれほど技術力が高くても集客は難しくなります。多くの患者はインターネット検索や口コミ、SNSなどで初めて存在を知るため、情報発信を怠ると来院のきっかけすら生まれません。
そのため、まずはチラシの配布やGoogleビジネスプロフィールの登録など、最低限の認知活動を行いましょう。
- 集客するのに費用を払いたくない…。
- 集客の効果があるのか不安…。
上記のような不安があり、集客に踏み切れない方も少なくありません。もしそのような悩みをお持ちであれば、ぜひ当社(クーミル株式会社)までご相談ください。実店舗経営を行っていた担当が現状の悩みをヒアリングし打開策を提示いたします。
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集客できない鍼灸院の特徴2:
強みが不明確である
他院との違いが伝わらなければ、患者は特徴のはっきりした院に流れてしまいます。
- 肩こり・頭痛の施術に特化している
- 美容鍼の実績が豊富
上記のような具体的な強みがあれば、検索や比較の際に印象に残りやすくなります。患者は料金や立地だけでなく、施術内容の信頼性や雰囲気、スタッフの対応なども総合的に見て来院を判断しています。
まずは「誰に・何を」届けたいのかを明確にし、サイトやチラシ、口コミなどあらゆる媒体でその強みを一貫して打ち出しましょう。
集客できない鍼灸院の特徴3:
発信が止まっている
WebサイトやSNSが更新されていないと、休業中・閉院済みと誤解される恐れがあります。
特にInstagramやGoogleビジネスプロフィールなどは投稿日時が目立つため、長期間放置されていると検討してくれた人の来院チャンスを逃してしまいます。
そのため、週に一度でも定期的な更新を行い、運営の継続性や信頼性を示すことが重要です。キャンペーン情報や症例紹介、施術に関する豆知識など、投稿内容にバリエーションを持たせるとファン化にもつながります。
集客できない鍼灸院の特徴4:
口コミが少ない、悪い口コミを放置している
初めて来院する患者にとって、他者の体験談は安心材料のひとつです。Googleマップや口コミサイトに十分なレビューがない場合、候補から外されるリスクが高まります。
口コミを集めるには、施術後に「ご満足いただけたらご感想を投稿していただけると嬉しいです」と声をかけるなど、無理のない範囲で丁寧に依頼することが効果的です。質・量ともに充実した口コミは自然検索からの信頼を高め、予約率の向上にもつながります。
集客できない鍼灸院の特徴5:
予約の手間で敬遠されている
予約手段が電話しかない場合、忙しい現代人には不便な印象を与えます。仕事の合間に電話できない層も多く、その時点で選択肢から外れてしまうケースもあるでしょう。
WEB予約があれば24時間いつでも空き状況を確認しながら予約できるため、心理的なハードルも下がります。またLINE予約を導入すればチャット形式での対応も可能になり、より利便性が向上します。
患者目線で「予約しやすさ」を追求することが、集客改善のポイントです。
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鍼灸院の集客広告で避けたい表現
広告には法的なルールやガイドラインがあり、違反すれば行政指導や信用失墜のリスクがあります。ここでは、鍼灸院が広告作成時に注意すべき表現について解説します。
1.医療広告ガイドラインに関する言及を行う
鍼灸は「医業類似行為」とされ、現行の医療広告ガイドラインの法的適用対象ではありませんが、表現に関しては医療に準じた慎重な対応が求められます。
現在、厚生労働省では広告規制の見直しが進められており、鍼灸や整骨院の広告についても、今後より厳格なルールが設けられる可能性があります。実際、すでに一部では医療広告ガイドラインを参考にした指導が行われている状況です。
誇大広告や誤認を招く表現は景品表示法やあはき法の観点でも問題となり得るため、現段階から将来的な法整備を見据えた慎重な運用が望まれます。信頼性を損なえば集客にも影響が出るため、リスク回避の観点でも対策は欠かせません。
2.医師のような表現を使う
広告で医師を連想させる表現は、医業類似行為にあたる鍼灸院では使用できません。「診察」「診療」「治療」などは医師のみが行える行為を示す言葉であり、誤解を招く恐れがあります。
鍼灸院で避けるべき表現
「ぎっくり腰を治します」「初診受付中」などの表現は、医療機関と誤認されかねないため避けるべきです。
適切なのは「施術」「緩和」「施術時間」といった言い換えです。特にホームページやチラシはチェックされやすいため、日常的に使用する表現の見直しが求められます。
3.断定的な効果表現を使う
症状の改善を断定する広告表現は、景品表示法の誇大広告に該当する恐れがあります。
- 一度の施術で肩こりが治る
- 即効性あり
上記のような表現は個人差を無視した保証表現と見なされやすく、違反となるリスクがあります。実際には効果の感じ方は人それぞれであり、断定的な言い方は誤認を招きやすいのです。
「多くの方が数回の施術で軽減を実感」など、事実に基づく柔らかい表現にとどめることが大切です。根拠のない表現は信用を損なう原因にもなります。
4.法律で認められていない情報を記載している
鍼灸院の情報発信には法的な制限があり、認められた事項以外を記載すると違反となります。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師に関する法律第7条第1項では、記載できる事項が明確に定められています。
掲載が認められているのは、以下の事項に限られます。
- 施術者である旨並びに施術者の氏名及び住所
- 第一条に規定する業務の種類
- 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
- 施術日又は施術時間
- その他厚生労働大臣が指定する事項
無意識のうちに違反しているケースもあるため、情報発信前に必ず法的な確認が必要です。
参照:e-GOV法令検索|あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律
まとめ
鍼灸院の集客は、オンラインとオフラインの両面からアプローチが大切です。特に地域密着型の院では、地域住民に継続的に見つけてもらえる導線づくりが安定経営につながります。また、広告には法的な制限もあるため、表現や掲載内容の確認も欠かせません。
集客に伸び悩んでいる場合は、まず「強みの明確化」「予約のしやすさ」「発信の継続」といった基本の見直しから始めてみましょう。小さな改善の積み重ねが集客の安定と成果につながっていきます。