このような疑問や悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
オウンドメディアとは、自社ホームページやブログ、SNSやパンフレットなど、自社で運営するメディアのことです。有効に活用することで、大幅な集客アップが期待できます。しかし、実際にどのような集客方法があるのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、オウンドメディアの集客方法と効果アップのためのポイントを解説します。オウンドメディアの運営を検討している方や、すでに運営しているがうまく活用できていない方は、ぜひ参考にしてください。

COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。
■経歴
2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業
■得意領域
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格
■SNS
X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil
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目次
- オウンドメディアは数ヶ月程度でも集客効果が見込める
- オウンドメディア運営は工数がかかる
- オウンドメディア集客戦略の立て方(5ステップ)
- 集客チャネル別の費用感・即効性・難易度比較
- オウンドメディアの集客方法6選
- 効果的なSEO対策でアクセス数を増やす
- X(旧Twitter)・Instagram・FacebookなどSNSを運用する
- YouTube・TikTokなどの動画プラットフォームを活用する
- Web広告を活用する(費用対効果は低い傾向にあり)
- メルマガ・ウェビナー・プレスリリースで定期的な集客へつなげる
- オフライン(紙媒体・店舗・イベントでの告知など)で集客する
- オウンドメディアで集客効果アップを狙うための成功ポイント
- ユーザーのニーズに沿ったコンテンツを提供するためにターゲットを明確にする
- SEOを理解して検索で上位表示を狙う
- 信頼性や独自性を重視した良質なコンテンツを作成する
- オウンドメディア集客がうまくいかないときのチェックリスト
- トラフィックが伸びないときのチェックポイント
- PVはあるがCVにつながらないときのチェックポイント
- 運用が継続できないときのチェックポイント
- オウンドメディア集客で追うべきKPIの例
- 集客フェーズのKPI(どれだけ集まっているか)
- サイト内行動のKPI(どれだけ読まれているか)
- ビジネス成果のKPI(どれだけ売上に近づいているか)
- オウンドメディア集客を改善するためのツール活用(GA4・サチコ・ヒートマップ)
- GA4でチャネル別の集客状況とCVを可視化する
- Search Console(サーチコンソール)で検索キーワードと掲載順位を把握する
- ヒートマップツールでページ内の「読み方」と離脱ポイントを見つける
- 3つのツールを組み合わせた改善サイクルの例
- オウンドメディアに関するよくある質問
- オウンドメディアのメリット・デメリットは?
- オウンドメディアは意味ない?
- オウンドメディアの効果が実感できる目安は?
- まとめ:オウンドメディアで効率的に集客を目指そう
オウンドメディアは数ヶ月程度でも集客効果が見込める
以下の画像は分析ツールであるahrefsを活用して、自社であるクーミル株式会社のオウンドメディアを分析した画像となります。

実は、クーミルとしてオウンドメディアに力を入れ始めたのは、2023/11/5です。
本記事を初回執筆している今日が、「2024/2/28」であることから、まだ4ヶ月程度しか経過していません。
結果を見ると、上記の画像のようにアクセス数を数倍〜数十倍まで増やすことに成功しています。
「集客・SEO・サイト制作」とtoB向けでアクセス数が増えにくいジャンルであるもののしっかりと右肩上がりに推移しております。これまでの経験上toC向けの発信の場合はこの数倍のアクセス数を獲得できる可能性が高いです。
施策として正しく行うことで、数ヶ月程度でもオウンドメディアの集客効果を少しずつ感じています。
効率的にオウンドメディアの集客戦略を行うことで、半年から1年はかかるとされるメディアでもスピード感を持って育てることができます。
これらの伸ばす上での基礎となる集客方法を本記事では解説しておりますのでぜひご覧ください。
オウンドメディア運営は工数がかかる
オウンドメディア運営は、工数が非常にかかる作業となります。(記事を作成・品質チェック・公開設定・内部リンク設置・外部SEO対策・リライトなど)
クーミルでも自社メディアや依頼頂いているクライアント様のメディアサイトは、かなり慎重に時間をかけて対策をしております。
これらが出来ないと、途中で頓挫してしまい、オウンドメディアの費用対効果を感じずに失敗してしまうケースになってしまうので、ご注意ください。
そうなる前に、手前味噌ですがぜひ一度クーミルまでご相談ください。何かしらお力添えできるかと思います。
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オウンドメディア集客戦略の立て方(5ステップ)
オウンドメディアの集客を成功させるには、思いつきで記事を量産しても成果につながりにくく、「誰に」「何を」「どのチャネルから」「どうCVさせるか」 を設計してから動くことが重要です。
ここでは、オウンドメディアの集客戦略を考える際の5つのステップを整理します。
まずは「オウンドメディアで何を達成したいか」を言語化します。よくある達成したい目標としては以下のような例があります。
- 新規リードを毎月◯件獲得したい
- セミナー・ウェビナーの参加者を増やしたい
- 採用応募数や資料請求数を増やしたい など
このようにビジネスゴール(KGI)を決めたうえで、具体的に以下の数値を設定していきます。
- 月間自然検索流入数
- 指名検索数
- 資料請求数・問い合わせ数
- ウェビナー申込数 など
のような中間指標(KPI)へと落とし込みします。「とりあえずアクセスを増やす」ではなく、“どの数値が伸びれば成功と言えるのか”を最初に定義しておきましょう。
次に、「誰に」「どんなタイミングで」「どんな情報を届けるか」を考えます。
- ペルソナ(属性・役職・課題・検索行動)
- 認知〜比較検討〜意思決定までのカスタマージャーニー
- それぞれの段階で求められる情報
を整理することで、オウンドメディアでどのようなコンテンツが重要であるか理解できます。
- 認知段階:
- 課題解決系のハウツー記事・用語解説
- 比較検討段階:
- サービス比較・他社との違い・事例紹介
- 意思決定段階:
- 料金・導入プロセス・導入後の効果
といった形で、ジャーニーに沿ったコンテンツの優先順位を決められます。「なんとなく有益そうな記事」ではなく、購入プロセスに沿って必要な記事を埋めていくイメージです。
ペルソナとジャーニーが見えたら、どのチャネルから集客するかを決めます。
- 認知段階:
- SEO(検索)、SNS、動画、外部メディア
- 比較検討段階:
- SEO(指名+比較系キーワード)、メルマガ、リターゲティング広告
- 意思決定段階:
- セミナー・ウェビナー、営業メール、個別相談
のように、段階ごとに“入口”になるチャネルを決めておくと、「とりあえず全部やる」ではなく、限られたリソースを集中投下できます。特に弊社のようなBtoBや高単価商材の場合は、以下のような接点を設けることが重要です。
- SEO:
- 中長期的に新規リードを安定供給
- SNS:
- 認知・ファン化・関係維持
- Web広告:
- 短期的なテスト・施策の加速
集客チャネルからオウンドメディアにユーザーを呼び込んだ後、どこに流したいのか(最終的なゴールは何か)を決めて、導線を設計します。
- 記事下やサイドバーに「資料請求」「サービス紹介」へのバナー・リンクを配置
- 関連記事の内部リンクで、比較・料金ページへ自然に誘導
- セミナー・ウェビナー案内ページへの導線を、関連性の高い記事に設置
「次に取ってほしい行動(マイクロCV)」を明確にしておくことが重要です。
オウンドメディアは「読み物」で終わってしまうと、ビジネス成果につながりません。記事ごとに
- このページのゴールは何か?
- どのCTA・どのLPにつなげたいか?
を決めて、読了後の一歩を設計しておきましょう。
最後に、運用しながら改善していくための体制を整えます。
- 月次・四半期単位でのレポート作成
- GA4・Search Console・ヒートマップなどのツールで、流入・行動・CVを可視化
- 伸びている記事/伸びていない記事の傾向分析
- リライト・内部リンク追加・CTA改善の優先順位決め
といったサイクルをルーティン化しておくことで、「作りっぱなしのメディア」から「売上に貢献するメディア」へと育てられます。
集客チャネル別の費用感・即効性・難易度比較
オウンドメディアで活用できる集客チャネルにはさまざまな種類があり、それぞれ費用感・即効性・運用難易度・向いている目的が異なります。ここでは、代表的なチャネルを比較しながら整理します。
| チャネル | 初期コスト | 即効性 | 運用難易度 | 向いている目的・フェーズ |
|---|---|---|---|---|
| SEO(検索) | 中 | 中〜長期 | 中〜高 | 中長期でリードを安定的に獲得したい/指名検索・指名リードを増やしたい |
| SNS (X・Instagram・Facebook等) | 低〜中 | 中 | 中〜高(継続前提) | 認知拡大・ファン化・ブランド理解の促進/toCサービス全般 |
| 動画 (YouTube・TikTok等) | 中〜高 | 中 | 高 | ブランド認知・信頼構築/商材の理解促進(デモ・解説) |
| Web広告 (リスティング・ディスプレイ等) | 中〜高 | 高(短期) | 中〜高 | 短期間で問合せ・資料請求を増やしたい/新施策のテスト |
| メルマガ・LINE・ウェビナー | 低〜中 | 中 | 中 | 既存リードのナーチャリング/休眠顧客の掘り起こし |
| オフライン (紙媒体・店舗・イベント等) | 業種により変動 | 中 | 中 | 実店舗・展示会・地域密着ビジネスの集客/リアル接点の強化 |
ポイントは、「全部やる」ではなく自社のリソースと目的に合わせて優先順位を決めることが重要です。また、オウンドメディアの場合は、SEOに力を入れるケースが多い傾向があります。
オウンドメディアの集客方法6選
実際にオウンドメディアではどのような集客方法があるのか、以下6つの方法を見ていきます。
- 効果的なSEO対策でアクセス数を増やす
- Twitter・Instagram・FacebookなどのSNSを運用する
- YouTube・TikTokなどの動画プラットフォームを活用する
- Web広告を活用する
- メルマガやプレスリリースで定期的な集客へつなげる
- オフライン(紙媒体・店舗・イベントでの告知など)で集客する
効果的なSEO対策でアクセス数を増やす
オウンドメディアを行う最大のメリットは、オーガニック検索からのアクセスを確保することができることです。
そのためには、SEO対策は欠かすことは出来ません。
このSEO対策を継続的に行うことで、オウンドメディアは、財産になり企業の武器になります。
そのため、正しく以下の対策を行い、オウンドメディアで公開するコラムやお役立ち情報を上位表示化させる必要があります。
SEO対策について
クーミルでもこのSEO対策には特に力を入れています。SEOに課題を感じている際は、ぜひお問い合わせください。
X(旧Twitter)・Instagram・FacebookなどSNSを運用する
以下のSNSをうまく運用することも集客アップにつながります。
- X(旧Twitter)
- Facebookなど
オウンドメディアと各種SNSを並行して行うことで非常に高い効果を見出すことができます。
具体的な事例
特に、SNSでは知名度や業界における権威性を高めることにも非常に効果的です。
「〇〇会社の〇〇さんはSEOに強い」「〇〇会社の〇〇さんはブランディングが上手い」などその業界での地位を高めつつ、並行してオウンドメディアを育てることで非常に高い集客力を構築できます。
YouTube・TikTokなどの動画プラットフォームを活用する
近年では、動画プラットフォームとオウンドメディアを連携することで、非常に相乗効果が高いと感じています。
※)クーミルでも実践しております。
例えば、YouTubeで解説した内容をオウンドメディアに落とし込むことで、YouTubeで用意した原稿・資料をそのままオウンドメディアで活用することができます。
また、オウンドメディア内にYouTubeに公開した動画を埋め込むことで、ページ滞在時間を伸ばすことに繋がり、結果としてサイト内でのページ回遊率などが向上しSEO効果が一定数あると感じています。
自社事例
「YouTube動画の記事に埋め込むことのSEO効果について」オウンドメディアに投稿した後に、YouTube上でも公開しました。
▼記事はこちら
▼結果
このように非常に高い効果を見出すことができました。
▼動画はこちら(良ければご覧ください)
Web広告を活用する(費用対効果は低い傾向にあり)
Web広告を行うことでオウンドメディアの集客力を加速させる方法もありますが、正直費用対効果として合わないケースが非常に多いです。
サービスページよりCVR(申し込み率が高い)記事が作れた場合は、Web広告を活用して、リード獲得を狙うことは出来ます。
一般的なケースをお伝えすると、サービスページの方がCVRは高い傾向にあります。
その為、オウンドメディアの集客におけるWeb広告はあまりお勧めしません。
Web広告でオウンドメディアを活用する場合
サービスページにWeb広告をかける ↓ ユーザーがどんなサイト・会社が運営しているか調べる ↓ オウンドメディアを読んでもらい信頼性を高める ↓ 申し込みに繋がる
オウンドメディアは、自社サービスなどの信頼性を高める上で非常に効果的となりますので、このようなケースの場合、Web広告とオウンドメディアの相性は非常に良いです。
その他のWeb広告を活用したケース
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メルマガ・ウェビナー・プレスリリースで定期的な集客へつなげる
メルマガやプレスリリースで定期的な集客へつなげることも一つの方法です。
一度利用したことのあるユーザーに対し、新製品や新サービスのコンテンツのリンクを貼ったメルマガを送ることで、定期的な利用に期待できます。
プレスリリースとは、自社サイトやブログの情報をマスメディアに掲載してもらうための告知文書です。プレスリリースを配信することで、自社の商品やサービスをより多くの方に届けられます。
よくある導線
- オウンドメディアを閲覧して資料請求→サービスへの申込
- 資料請求のみの方へ定期的にメルマガ配信→ウェビナーなどを開始し、接触回数を増やす→サービスへの申し込み
オフライン(紙媒体・店舗・イベントでの告知など)で集客する
オフラインでの集客は、オウンドメディアの集客を補う方法として効果的です。
- 紙媒体
- 店舗
- イベントでの告知など
紙媒体の資料にオウンドメディアへリンクするQRコードを配置する方法や、URLを記載するやり方が一般的です。
オフラインでの告知は、Webを利用しないユーザー層にも情報を届けられるメリットがあります。ユーザーと直接顔を合わせて告知する方法は、ユーザーの心に強く響かせられるでしょう。
オウンドメディアで集客効果アップを狙うための成功ポイント
オウンドメディアで成功するための3つのポイントをまとめました。
集客方法を実践する際には、意識して行うとよいでしょう。
- ユーザーのニーズに沿ったコンテンツを提供するためにターゲットを明確にする
- SEOを理解して検索で上位表示を狙う
- 信頼性や独自性を重視した良質なコンテンツを作成する
ユーザーのニーズに沿ったコンテンツを提供するためにターゲットを明確にする
オウンドメディアで集客効果をアップさせるためには、ユーザーのニーズに沿ったコンテンツを提供することが大切です。興味や関心、購入意欲や導入意欲を高められるからです。
ニーズに沿ったコンテンツを提供するためには、ターゲットの年齢や性別、趣味や生活スタイルなどを細かく設定することが大切です。ターゲットを明確にすると、ユーザーのニーズが理解しやすくなります。
「このような方には商品のこのポイントを強く伝えよう」と伝えたい点も打ち出しやすくなるはずです。
このように、読者ターゲットを明確にしてユーザーが望むコンテンツが提供できれば、集客アップにつながりやすいでしょう。
SEOを理解して検索で上位表示を狙う
オウンドメディアで集客アップを目指すためには、検索エンジンからの流入を増やすことが大切です。
そのためには、SEOを理解して検索で上位表示を狙う必要があります。SEOとは、検索エンジンで上位表示させるための施策のことです。SEOの知識がなければ検索で上位表示を狙うのは難しいでしょう。
SEO対策を適切に行うと、自社サイトやブログが検索結果の上位に表示され、多くのユーザーに自社の情報を届けられます。
主なSEO対策は以下のとおりです。
- ターゲットキーワードを選定する
- コンテンツの質を高める
- 内部リンクを活用する
- 外部SEO対策を行う(被リンク、サイテーション)
- SNSを活用する
SEOでは、コンテンツの質を高めることが最も重要と言えます。
コンテンツがユーザーにとって有益と評価されれば、ユーザーの満足度は向上し、検索で上位表示が狙えます。コンテンツの質を高めるためには、正確でわかりやすい文章や読みやすい構成を心がけるとよいでしょう。
また、画像や動画を活用することもコンテンツの質向上につながります。
信頼性や独自性を重視した良質なコンテンツを作成する
オウンドメディアで集客アップを目指すためには、信頼性や独自性のあるコンテンツ作成が欠かせません。
本記事でも、冒頭に自社事例を掲載したり、実例を踏まえて執筆しております。
このような独自の高い内容は、ChatGPTなどのAIツールでも執筆することができない唯一無二の情報となります。
- 「ユーザーはどんな情報を知りたいか?」
- 「その裏付けはあるか?」
- 「どんな体験ができるのか?」
など有益な情報を届けることを意識しましょう。
オウンドメディア集客がうまくいかないときのチェックリスト
「記事は増えているのに、なかなか集客効果を感じられない」
そんなときは、やみくもに記事を追加するのではなく、原因を切り分けて検証することが重要です。ここでは、よくある躓きポイントを「集客」「CV」「運用」の3つの視点でチェックできるように整理します。
トラフィックが伸びないときのチェックポイント
オウンドメディアのセッション数・PVが思うように増えない場合は、以下を確認してみてください。
キーワード・コンテンツ設計のチェック
- 検索ボリュームがほとんどないキーワードばかりを狙っていないか
- 競合が非常に強いキーワードだけを狙っていないか
- 読者の検索意図と記事内容がずれていないか
- 一つのテーマを十分に掘り下げる前に話題が分散していないか
SEOの基本対策のチェック
- タイトル・見出し・ディスクリプションにキーワードが適切に含まれているか
- 内部リンクで関連記事同士がつながっているか
- サイトの表示速度やモバイル表示に問題がないか
- 被リンク・サイテーション(他サイトからの言及)がまったくない状態になっていないか
こうした項目を1つずつ潰していくことで、オウンドメディア内の問題点を見つめることができ、改善することが可能となります。
PVはあるがCVにつながらないときのチェックポイント
自然検索やSNSからのアクセスは増えているのに、資料請求や問い合わせなどのCV(コンバージョン)が少ない場合は、導線とコンテンツの役割分担を見直します。
ページ内の導線・CTAのチェック
- 記事下・サイドバー・ヘッダーなどにCTAが設置されているか
- CTAの文言が「今すぐの行動」に結びつくものになっているか
- CTAの数が多すぎて、かえって迷わせていないか
- CTA先のLP(サービスページ・資料請求ページ)の内容が、記事と一貫しているか
コンテンツの段階設計のチェック
- 認知向けの記事から、比較検討向けのコンテンツへつなぐ内部リンクがあるか
- 「よくある質問」「料金」「導入事例」など、CV直前の不安を解消するコンテンツが用意されているか
- いきなり大きな申込みではなく、「資料DL」「セミナー参加」などハードルの低いCVも用意しているか
PVだけを追うのではなく、「どの記事からどのCVが発生しているか」を把握し、強い導線を増やしていくことが大切です。
運用が継続できないときのチェックポイント
オウンドメディアの失敗理由として多いのが、途中で更新が止まってしまうことです。運用が続かない場合は、次のような観点を確認してみましょう。
体制・役割分担のチェック
- 戦略設計〜キーワード選定〜構成作成〜執筆〜校正〜入稿までの役割が曖昧になっていないか
- 特定の担当者ひとりに業務が集中しすぎていないか
- 社内でカバーしきれない部分を外部パートナーに任せる仕組みを用意しているか
運用ルール・テンプレートのチェック
- 記事の構成テンプレート(目次パターン・文字数目安)が決まっているか
- 「月◯本」「週◯本」などの更新目標が具体的に設定されているか
- アイデア出し・ネタ出しの仕組み(ネタリスト・キーワードリスト)があるか
運用が継続できるようになると、「記事数 × 品質 × 改善サイクル」によって、オウンドメディアの集客力は加速度的に伸びていきます。
オウンドメディア集客で追うべきKPIの例
オウンドメディアの効果を適切に評価するためには、「集客」「サイト内行動」「ビジネス成果」それぞれのKPIを設定しておくことが重要です。
ここでは、最低限押さえておきたい代表的な指標を整理します。
集客フェーズのKPI(どれだけ集まっているか)
まずは、オウンドメディアにどれだけ人が訪れているかをGoogleアナリティクスやサーチコンソールを用いて確認しましょう。
- セッション数・ユーザー数(全体/自然検索/SNS/広告ごと)
- 自然検索からの流入数
- 指名検索(ブランド名・サービス名など)からの流入数
- 新規ユーザー比率
これらの指標を月次で追うことで、「SEOやSNSの施策が「流入増加」にどれだけ寄与しているか」「ブランド認知(指名検索)の伸び具合」を把握できます。
サイト内行動のKPI(どれだけ読まれているか)
次に、「訪れたユーザーがどれだけコンテンツを読んでくれているか」を確認します。
- ページごとの平均滞在時間・スクロール率
- 直帰率・離脱率
- 1セッションあたりのページビュー数
- 内部リンク経由での回遊率(関連記事への遷移率)
これらを見ることで、「読了されている記事/途中で離脱されている記事」「回遊が生まれている導線/離脱につながっている導線」を特定でき、リライトや内部リンク改善の優先順位づけがしやすくなります。
ビジネス成果のKPI(どれだけ売上に近づいているか)
最後に、オウンドメディアがどれだけビジネス成果に貢献しているかを計測します。
- 資料請求数・問い合わせ数・トライアル申込数
- セミナー・ウェビナーの申込数
- 採用応募数(採用系オウンドメディアの場合)
- 上記のCVR(コンバージョン率)
- オウンドメディア経由の売上・受注数(可能な範囲で)
これらは、Googleタグマネージャーなどを活用することで、より詳細にアクセス解析を行うことが可能です。弊社でオウンドメディアの運用代行を行う場合、マイクロコンバージョンポイントにGTM(グーグルタグマネージャー)を設置して流入経路を確認しております。
オウンドメディア集客を改善するためのツール活用
(GA4・サチコ・ヒートマップ)
オウンドメディアの集客は、「なんとなく良さそう」ではなく、データを見ながら仮説→施策→検証を繰り返すことが重要です。
ここでは最低限押さえておきたい3つのツールと、具体的な活用ポイントを整理します。
GA4でチャネル別の集客状況とCVを可視化する
GA4(Google アナリティクス)は、オウンドメディアの「アクセス状況」を把握するための基本ツールです。特にオウンドメディア集客では、次のような視点でチェックするのがおすすめです。
よく見るべき主なレポート例
- 「集客 > トラフィック獲得」
└ SEO・SNS・広告など、チャネル別の流入数やCV数を確認 - 「エンゲージメント > ページとスクリーン」
└ 記事ごとの閲覧数・平均エンゲージメント時間・イベント数を確認 - コンバージョン設定(イベント)
└ 資料請求・問い合わせ・セミナー申込などをコンバージョンとして計測
これらを見ることで、以下のことを理解することができます。
- どのチャネルからの流入が多いか
- どの記事がよく読まれているか
- どのページからCVが発生しているか
といったことが把握でき、「注力すべきチャネル・コンテンツ」を判断しやすくなります。
Search Console(サーチコンソール)で検索キーワードと掲載順位を把握する
Search Console(通称サチコ)は、Google検索からの流入に特化したツールです。オウンドメディアのSEO集客を強化するうえで、以下のようなポイントを確認します。
チェックしたい主な指標
- 検索クエリごとの「表示回数」「クリック数」「平均掲載順位」「CTR」
- ページごとの流入クエリ(どんなキーワードで見られているか)
- 掲載順位が「11〜20位」あたりのキーワード(少しの改善で上位が狙えるゾーン)
- インデックス登録状況・エラー(クロールやインデックスの問題がないか)
これらを確認することで以下のことが明確化することができ、次の集客施策の打ち手を考えることができます。
- まだ記事にしていないが、表示回数が多い“隠れニーズ”キーワード
- 少しリライトすれば上位表示が狙える狙い目キーワード
- タイトルやディスクリプション改善でCTRを上げられそうなページ
ヒートマップツールでページ内の「読み方」と離脱ポイントを見つける
GA4やサチコが「どのページに来ているか」を教えてくれるのに対して、ヒートマップツールは「ページ内でどう読まれているか」を可視化してくれます。
ヒートマップ分析を全てのコラムページで実装することが理想ではありますが、分析工数を考えると現実的ではありません。
そのため、収益性が高い顕在層向けキーワードを狙った記事や、特にアクセス数が多い記事のみ分析することで、効果的にCVR改善を行うことができます。
代表的なヒートマップの種類
- スクロールヒートマップ
└ どこまでスクロールされているか/どの位置で離脱が多いか - クリックヒートマップ
└ どのボタン・リンク・画像がよくクリックされているか - アテンションヒートマップ
└ どのエリアがよく注目されているか・ほとんど見られていないか
これにより、見出しの順番変更・CTAの位置調整・デザイン改善につなげられます。
3つのツールを組み合わせた改善サイクルの例
3つのツールは、それぞれ単体で見るよりもセットで活用することで真価を発揮します。例えば、次のような改善サイクルが考えられます。
- GA4で「PVは多いがCVが少ないページ」を特定する
- Search Consoleで、そのページに紐づくクエリや掲載順位を確認する
└ 検索意図とのズレや、タイトル・ディスクリプションの改善余地を洗い出す - ヒートマップでページ内の読まれ方・クリック状況を確認する
└ 重要情報やCTAの位置を見直し、構成・デザインを修正 - 修正後に再度GA4・サチコで数値の変化をチェックする
このように、「どこで集客できていて」「どこで離脱していて」「どこでCVが落ちているか」を数値と画面上の動きから把握することで、勘や経験だけに頼らず、オウンドメディア集客を継続的に強化していくことができます。
オウンドメディアに関するよくある質問
ここでは、オウンドメディアに関するよくある質問を3つ紹介します。
- オウンドメディアのメリット・デメリットは?
- オウンドメディアは意味ない?
- オウンドメディアの効果が実感できる目安は?
オウンドメディアのメリット・デメリットは?
オウンドメディアを運営するメリット・デメリットは以下の通りとなります。
オウンドメディアのメリット
- 自社で情報発信でき、臨機応変にコントロールしやすい
- 費用を抑えて集客できる
- 長期的に効果が期待できる
オウンドメディアのデメリット
- 効果が出るまでに時間がかかる
- 専門的な知識やスキルが必要となる
オウンドメディアを始める際には、メリット・デメリットを理解しておくことが大切です。
メリットを最大限に活かし、デメリットを回避することで、オウンドメディアで集客が期待できるでしょう。
オウンドメディアは意味ない?
オウンドメディアは意味がないとは言えません。
ただし、オウンドメディア運用の目的が定まっていなかったり、継続的に運用がされていなかったりする場合は、成果を上げることは難しいでしょう。結果、意味がないオウンドメディアになってしまいます。
オウンドメディアで確実な集客を目指すなら、目的やターゲットを明確にし、長期的な運用に取り組むことが大切です。
オウンドメディアの効果が実感できる目安は?
オウンドメディアの効果を実感する目安は、アクセス数の増加や売り上げ増加など、なにをもって効果と判断するかによって違いがあります。集客につながるアクセス数増加を目指す場合、半年から1年ほどで効果が実感できるでしょう。
コンテンツを定期的に更新し、SEO対策の実施を継続的に行うことが大切です。売り上げの増加を目指す場合はSEO対策に加え、マーケティング施策も必要です。2年ほどかかるケースもあり、効果の実感は長期となるでしょう。
まとめ:オウンドメディアで効率的に集客を目指そう
今回は、オウンドメディアの集客方法と集客アップの成功ポイントを解説しました。
オウンドメディアの集客方法は主に以下の6つです。
- 効果的なSEO対策でアクセス数を増やす
- Twitter・Instagram・FacebookなどのSNSを運用する
- YouTube・TikTokなどの動画プラットフォームを活用する
- Web広告を活用する(限定的)
- メルマガやプレスリリースで定期的な集客へつなげる
- オフライン(紙媒体・店舗・イベントでの告知など)で集客する
上記のように、オウンドメディアの集客にはさまざまな方法があります。
それぞれの特徴を理解して、自社に合った方法で運用していきましょう。オウンドメディアで集客はできますが、成果を実感できるまでには時間がかかることを理解しておかなければいけません。
効果がないからといって、すぐに更新をやめてしまうことは避けましょう。集客の成功ポイントを押さえ、継続的に運用していくことで集客につながるはずです。