Web制作会社のクーミルに対して、採用力を強化したいという目的を達成するために採用サイト制作をご相談頂くことが多々ございます。
しかし、単純に採用サイトを制作しても「応募が来ない」「検索しても出てこない」ことがほとんどです。それは、自社の企業理念を伝える媒体を構築したが、その伝える術がない状態に等しいのです。
採用マーケティングにおいて、SEO対策は単なるアクセス増加ではなく、「共感から応募へつなげる導線設計」です。本記事では、採用サイトのSEOを成功させるための具体的な戦略・設計・運用方法を徹底解説します。
クーミルでは、採用サイト制作は、企業のらしさを最大限表現することを意識しています。求職者がパッと見て印象に残る採用サイトが制作可能ですので、ぜひご相談くださいませ。
COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。
■経歴
2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業
■得意領域
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格
■SNS
X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil
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目次
- 採用サイトでもSEO対策を意識すべき理由
- 求人広告に頼らない集客経路を確保するため
- 採用サイトへの検索流入がもたらす長期的メリット
- SEO対策を行うことで得られる3つの成果
- 採用サイトにおけるSEOの基本構造を理解しよう
- SEO対策の基本について
- 求人系キーワードで上位表示化を目指す採用サイトのSEO対策について
- 採用サイト制作時にできるSEO対策ポイント
- 採用情報・募集要項ページの内部構造設計
- コーポレートサイトとのSEO構造の違い
- 採用サイトでSEO対策における狙うべきキーワードとは?
- 「採用サイト+職種・勤務地・特徴」などのロングテール戦略
- サジェストキーワード・検索ボリューム分析の活用法
- 採用サイトSEOの内部対策ポイント
- 1.URL・タイトルタグ・メタディスクリプションの最適化
- 構造化データ(求人情報・会社情報)対応
- パンくずリスト・内部リンク設計の重要性
- 画像・動画最適化(alt属性・ページ速度対策)
- 採用サイトSEOの外部対策
- 1.採用広報・PR記事を活用したナチュラルリンク獲得
- 2.SNS運用による流入数増加及びサイテーション獲得
- 3.他社・教育機関・業界団体との協業リンク戦略
- 採用サイトSEOでよくある失敗と改善策
- 1.採用ページを1ページで完結させてしまう
- 求人票をコピーして掲載しているだけ
- 3.コーポレートサイトとURL構造が競合している
- 4.更新頻度が低く検索エンジンに評価されない
- 採用サイトのSEO効果を測定・改善する方法
- Google Search Consoleで見るべき指標
- Google AnalyticsでのCVトラッキング設計
- クーミル株式会社の採用サイトSEO対策サービス
- 採用ブランディング×SEO戦略のワンストップ支援
- 導入実績と成果事例の紹介
- 採用サイトのSEO対策についてよくある質問
- まとめ
採用サイトでもSEO対策を意識すべき理由
採用サイトは、求人広告に依存せず、求職者に企業の魅力を直接伝えるための最重要チャネルです。SEO対策を行うことで、企業理解を深めた応募者を増やし、採用コストの最適化やブランディングにも寄与します。
求人広告に頼らない集客経路を確保するため
求人媒体やIndeedは一時的に応募を集めるには有効ですが、掲載期間が終わると流入が止まり、毎回広告費が発生します。一方、採用サイトは自社ドメインに蓄積される資産です。SEO対策によって検索順位を安定させることで、広告費を抑えながら継続的に応募を獲得できます。
さらに、自社サイト経由の応募者は企業理解が深く、入社後の定着率も高い傾向にあります。
求人媒体と採用サイトの比較表
比較項目 | 求人媒体 | 採用サイト(SEO) |
---|---|---|
効果の持続性 | 掲載期間限定 | 半永久的(資産化) |
コスト | 掲載ごとに発生 | 初期構築のみ |
応募者の理解度 | 浅い(求人中心) | 深い(企業理解重視) |
ブランディング | 制限あり | 表現の自由度が高い |
採用サイトへの検索流入がもたらす長期的メリット
SEOで安定した検索流入を確保することで、広告費削減以上のメリットが得られます。特に「社名+採用」「職種+勤務地」などの検索で上位表示されると、求職者が能動的に情報を探すタイミングで接点を持てます。
主なメリット
- 長期的な応募経路の確立:広告終了後も継続的に応募が入る
- ブランド認知の向上:理念や文化を発信することで共感層を形成
- 採用コストの最適化:求人媒体依存からの脱却
- 母集団の質向上:ミスマッチを減らし、定着率アップ
SEOは単なるアクセス対策ではなく、「採用の安定供給装置」としての役割を果たします。
SEO対策を行うことで得られる3つの成果
採用サイトにSEOを導入すると、以下の3つの成果が明確に現れます。
- 検索流入の増加と応募の安定化
- 「営業職 採用」「エンジニア 求人」などの検索から自然流入を獲得し、常に応募が入る仕組みを構築。
- 採用ブランドの強化
- 自社の理念・働く人の声・福利厚生を発信し、共感による応募を増やす。SNSシェアとの相乗効果も高い。
- 採用コスト・業務効率の改善
- 広告費削減だけでなく、応募者管理の効率化や採用担当者の業務負担軽減にもつながる。
SEO対策は「応募数」「応募者の質」「採用単価」のすべてを改善する、費用対効果の高い手段です。
採用サイトにおけるSEOの基本構造を理解しよう
採用サイトのSEOでは、Googleの評価要素に加え、「求人系クエリ特有の構造設計」が重要です。まずは基本構造を理解し、企業ページと求人ページの最適な関係性を設計しましょう。
SEO対策の基本について

内部施策 | 外部施策 | コンテンツ施策 |
---|---|---|
サイト構造を最適化して 正しいSEO評価を受けるための施策 | 外部リンク・サイテーションを増やし、サイトのSEO評価を高める施策 | 記事ページの記事内容を最適化して SEO評価を受けるための施策 |
SEO対策は、上記の「内部施策・外部施策・コンテンツ施策」3つの施策を行うことで可能となります。また、Googleは、サイト運営者向けに、「ウェブマスター向けガイドライン」や「Google 品質評価ガイドライン」を公開しています。
- Googleの定める基本方針
- コンテンツの評価基準
- ペナルティ対象となる不正行為
Googleの公式ガイドラインに則りSEO対策を行うことで、Googleからの評価及びユーザビリティを向上させることが出来るため、検索結果の上位に表示されるようになります。
これらのSEO対策を理解した上で、以下のステップでSEO対策を進めていく流れとなります。
- 内部SEO対策:採用サイトの構造や情報の最適化(構築)
- コンテンツSEO施策:採用にまつわるコンテンツの発信(運用)
- 外部SEO対策:採用サイトへの被リンク数の増加による権威性向上(運用)
求人系キーワードで上位表示化を目指す
採用サイトのSEO対策について
採用サイトに対して、求職者を集めるためには、求人にまつわるキーワードで上位表示化を目指す必要があります。しかし、「営業職 採用 東京」「エンジニア 中途 採用」など、求人系キーワードでの競争が激しい領域です。
このため、通常のコンテンツSEOに加え、「採用サイトの構造」と「情報更新性」を意識する必要があります。
採用サイト制作時にできるSEO対策ポイント
- 各職種ページタイトルやサイト内部に「勤務地」「仕事内容」「キャリアパス」を必ず記載
- エリアキーワード+職種や仕事内容で上位表示化を目指す上で必須
- メタタイトルは「職種+勤務地+雇用形態」で統一
- 求人情報は構造化データ(JobPosting)でマークアップ
- 検索画面に採用サイトを表示させてクリック率の増加及び、AIO対策としても有効
- Google for Jobsに自動掲載されるように整備
また、求人ページは情報更新の頻度が高いため、Googleが再クロールしやすい設計(サイトマップ送信・内部リンクの最適化)を行うことも大切です。
採用情報・募集要項ページの内部構造設計
募集要項ページは、SEO的にも求職者導線としても最重要ページです。Googleは「情報構造が整理され、他ページとの関連性が明確なサイト」を評価します。
- H1:職種名(例:営業職 募集)
- H2:仕事内容
- H2:応募条件
- H2:勤務地・勤務時間
- H2:福利厚生・休日
- H2:応募方法・選考フロー
また、ページ下部には以下を設置して回遊性を高めます。
- 「他の職種を見る」リンク
- 「社員インタビューを見る」ボタン
- 「企業理念」へのリンク
これにより、採用サイト内の回遊率を高める他、関連性の高いページ同士を内部リンクで繋ぐことができるため、検索エンジンから評価されやすいサイト構造にする効果が期待されます。
コーポレートサイトとのSEO構造の違い
採用サイトとコーポレートサイトでは、目的・評価基準・コンテンツ設計が異なります。その違いを理解しないまま採用情報をコーポレート内の1ページにまとめると、SEO効果が限定的になります。
もし、採用サイトへ検索エンジンを増やすことを目的とする場合は、LP型の採用ページではなく、10-20ページ程度の採用サイト制作を行うことを推奨します。
項目 | コーポレートサイト | 採用サイト |
---|---|---|
主目的 | 企業ブランディング・IR・事業紹介 | 採用母集団形成・応募獲得 |
コンテンツ軸 | 会社情報・製品・ニュース | 社員・理念・カルチャー |
検索意図 | BtoB取引・投資家 | 求職者・学生・転職希望者 |
成果指標 | 問い合わせ数・資料DL | 応募率・滞在時間・CV率 |
採用サイトは「感情共感+行動導線」の設計が求められるため、企業理解ページと応募ページをシームレスにつなぐ導線を整えることが成功の鍵です。
合わせて読みたい記事:
企業サイトと採用サイトは分けるべき?メリット・デメリットを徹底解説
採用サイトでSEO対策における狙うべきキーワードとは?
採用サイトにおいてもSEO強化をしたいと考えた場合、どのようなキーワードを狙っていけば、求職者を集めることができるか解説します。
「採用サイト+職種・勤務地・特徴」などのロングテール戦略
採用サイトで上位表示を狙う際は、競合の多いビッグキーワード(例:「採用」「求人」)だけでなく、ロングテールキーワードを設計することが重要です。検索意図を細分化し、「自社が採用したい人物像」と一致するキーワードを狙いましょう。
採用サイトで対策すべきロングテールキーワード例
- 「営業職 採用 東京」「エンジニア 採用 福岡」など職種×エリア
- 「中途採用 未経験」「新卒 デザイナー 採用」など属性×職種
- 「社風 フラット」「リモートワーク 可能」などカルチャー訴求型
タイプ | キーワード例 | 意図 |
---|---|---|
職種型 | 営業職 採用 東京 | 転職検討層向け |
条件型 | 未経験 採用 大阪 | 学生・第二新卒層向け |
文化型 | 社風 温かい | ミスマッチ防止・共感層 |
これにより、検索ユーザーの“応募意欲が高い層”を的確に獲得できます。これらのキーワードを、採用サイト内のページは、採用サイト内オウンドメディア等で発信することによって上位表示化を目指します。
サジェストキーワード・検索ボリューム分析の活用法
効果的なSEO戦略には、キーワード選定の精度が欠かせません。Googleサジェストや、キーワードプランナーなどのツールを使って、実際の検索行動をデータで把握します。
キーワード選定の分析ステップ
- 主要職種や勤務地を洗い出す
- サジェストでユーザーがどんな語句を組み合わせているか確認
- 検索ボリューム(需要)と競合性をスプレッドシートで管理
- 優先順位をつけてコンテンツを制作
指標 | 意味 | 目安 |
---|---|---|
月間検索数 | 検索需要の規模 | 100〜500でも十分価値あり |
競合性 | 他社との競争度 | 中〜低を狙う |
コンバージョン期待度 | 応募に直結する可能性 | 高いものを優先 |
小さなキーワードでも、複数を組み合わせることで累積的な流入効果を狙えます。
採用サイトSEOの内部対策ポイント
採用サイトのSEOは、「コンテンツの質」だけでなく「内部構造の最適化」が欠かせません。Googleが正しく情報を読み取り、ユーザーが快適に閲覧できる設計を整えることで、評価と応募率の両方を高めることができます。
1.URL・タイトルタグ・メタディスクリプションの最適化
内部SEOの基本は、「検索エンジンに正しく内容を伝える」ことです。採用サイトでは各職種ページごとにURL・タイトル・ディスクリプションを最適化しましょう。
設定のポイント
- URL:英数字+ハイフンで職種や勤務地を明示
例)/recruit/sales-tokyo/
URLの設定方法:「URLの正規化とは?検索エンジンに適した設定方法と効果について」 - タイトルタグ:
「営業職(東京)採用|〇〇株式会社 採用サイト」などキーワードを自然に含める
タイトルタグの設定方法:「SEOに効果的なタイトルの付け方とは?重要性・手順・文字数を解説」 - メタディスクリプション:
業務内容や職場の魅力を120文字前後で要約
(例:「東京支社で営業職を募集。未経験歓迎、チームワーク重視の職場です。」)
メタディスクリプションの設定方法:「メタディスクリプションとは?文字数・SEO効果・WordPressの設定方法を解説」
こうした細部の積み重ねが、クリック率(CTR)と評価の安定に直結します。
構造化データ(求人情報・会社情報)対応
採用サイトでは、Googleが「求人ページ」「企業情報」を正確に認識できるよう構造化データを設定することが必須です。構造化データとは、ページの意味を明確に伝えるためのタグ(スキーマ)です。
対応すべき主な構造化データ
種類 | 用途 | 主な属性 |
---|---|---|
JobPosting | 求人情報の定義 | 職種名・雇用形態・勤務地・給与・掲載日 |
Organization | 会社情報 | 社名・ロゴ・所在地・公式URL |
BreadcrumbList | パンくずリスト | サイト階層の可視化 |
構造化データはSEO専門領域の技術要素ですが、採用SEOではクリック率と求人露出の鍵になります。
パンくずリスト・内部リンク設計の重要性
採用サイトのSEOでは、Googleにサイト全体の関係性を伝える「内部リンク設計」が非常に重要です。また、パンくずリストを設けることでクローラビリティ(巡回性)とUXを同時に改善できます。
パンくずリストの最適な構造例
トップ > 採用情報 > 営業職 > 東京営業職採用
パンくずリストの設定方法について:パンくずリストとは?SEO効果や種類・役割・注意点・設置方法を解説!【動画付き】
内部リンク設計のコツ
内部リンクは、ユーザー心理を考えて、ユーザーが求める情報順に内部リンクを設置することが重要です。
- 職種別ページ → インタビュー・福利厚生など関連ページへ誘導
- 社員紹介 → 同職種の募集要項へのリンク
- フッター・サイドバーにも主要ページリンクを配置
内部リンクの設置方法について:SEOに効果的な内部リンクの貼り方を解説!WordPressでの設置方法も紹介
採用サイトでは、1ページ完結型よりも回遊性を高める構造がSEO・応募率双方に効果的です。
画像・動画最適化(alt属性・ページ速度対策)
採用サイトでは、写真や動画が多いためページ速度とメディア最適化が検索評価に影響します。特に画像の読み込み速度は、Googleの「Core Web Vitals」指標にも関係します。
画像の最適化チェックリスト
- alt属性に職種・企業名を含めて内容を説明
例)alt="〇〇株式会社 営業チームの集合写真"
- 画像サイズは800〜1200px程度、WebP形式を推奨
WebPについて:WebPとは?SEO対策への影響や変換方法を解説 - Lazy Load(遅延読み込み)を設定
- 動画はYouTube埋め込み or CDN利用で軽量化
対策 | 効果 |
---|---|
alt属性設定 | 画像検索からの流入向上 |
圧縮+軽量化 | ページ表示速度の改善 |
遅延読み込み | モバイル閲覧の快適化 |
動画最適化 | 滞在時間アップ・エンゲージメント向上 |
採用サイトSEOの外部対策
内部対策が「サイトの中を整える」施策であるのに対し、外部対策は他サイトや外部メディアからの信頼を獲得するための戦略です。
Googleは被リンク(他サイトからの紹介)を“信頼の証”として評価するため、採用広報やPR施策と組み合わせたSEOが非常に効果的です。
1.採用広報・PR記事を活用したナチュラルリンク獲得
外部SEOの最も王道な手法は、採用広報・プレスリリースを通じて自然な被リンク(ナチュラルリンク)を得ることです。Googleは“第三者から紹介される”情報を高く評価します。
外部SEO対策として効果的な取り組み例
- 採用PR記事配信:
PR TIMES、note、Wantedlyストーリーなどで情報発信 - メディア掲載の活用:
「社員インタビュー」や「社風紹介」記事を外部サイトに掲載 - イベント登壇・受賞情報:
ニュースリリース化してリンク獲得
PR記事のSEO効果について「プレスリリースのSEO効果とは?被リンク獲得方法や効果的な配信内容を解説」にて紹介しております。
2.SNS運用による流入数増加及びサイテーション獲得
SNS(X/Instagram/LinkedInなど)は直接的な被リンク効果こそ限定的ですが、間接的なSEO効果を生み出します。SNSで話題になると、自然と他メディアからの引用・紹介リンクが増加します。
- 投稿がシェア・引用されることで外部被リンクが発生
- SNS経由のアクセスが増えるとGoogleが「注目度の高いページ」と判断
- 社員や応募者が拡散することでブランドキーワード検索が増加
- SNS経由での求職者を集めることができる
3.他社・教育機関・業界団体との協業リンク戦略
信頼性の高いドメイン(.ac.jpや.or.jp、業界団体など)からリンクを得ることは、SEO的に非常に強力です。採用活動の一環として、大学・専門学校・業界団体との協働を進めることで、自然かつ高評価なリンクを獲得できます。
- 新卒採用で提携する大学・専門学校サイトへの掲載
- 業界協会・ビジネス団体の会員企業ページからリンク取得
- 採用イベント・キャリアフェア参加企業一覧への掲載
リンク元タイプ | SEO評価 | 実現難易度 |
---|---|---|
教育機関サイト | ◎ | 高 |
業界団体・協会 | ◎ | 中 |
パートナー企業 | ○ | 低〜中 |
このような信頼性の高い外部サイトからのリンク獲得は、採用サイトのドメインオーソリティを長期的に底上げします。
採用サイトSEOでよくある失敗と改善策
採用サイトのSEOでは、単にページを増やすだけでは成果に結びつきません。「構造の不備」や「情報の薄さ」など、基本的なミスが積み重なることで順位が安定せず、応募につながらないケースが多く見られます。
ここでは、特に多い失敗例とその改善策を紹介します。
1.採用ページを1ページで完結させてしまう
多くの企業がやってしまうのが、「採用情報を1ページにすべてまとめる」構成です。この形ではGoogleが情報を正確に分類できず、職種・勤務地などのロングテール検索に対応できません。
失敗例
/recruit/
ページ1枚のみ- 各職種や社員紹介が1ページ内のアンカーリンク
- コンテンツが分散せず内部リンク構造が弱い
求人広告のみで集客することを想定する場合、1ページ完結型でも問題ありませんが、SEOを意識する場合は、採用サイトとして構築することが好ましいです。
改善策
- 職種別・勤務地別にURLを分けて詳細ページ化
- 各ページに独自タイトル・メタ情報を設定
- 「募集要項」だけでなく「社員の声」「働き方」など関連ページを構築
求人票をコピーして掲載しているだけ
求人媒体に掲載している内容をそのまま採用サイトに転載しても、SEO的な評価は得られません。Googleは「重複コンテンツ」を低評価するため、オリジナル性のある表現が求められます。
よくある採用サイトの失敗例
- 求人サイトからテキストをそのままコピー、引用している
- 全ページが似たような文体・構成
- 社員や文化など“自社独自要素”が欠如
改善策
- 社員インタビューや写真を追加して「体験情報」を盛り込む
- 採用担当者のコメント・動画を掲載して独自性を高める
- 求職者視点で「どんな人が合うのか」を明確に記載
3.コーポレートサイトとURL構造が競合している
採用情報をコーポレートサイト内の一部として構築する際、URLやキーワード構成が競合してしまうケースがあります。結果として、Googleがどのページを優先すべきか判断できず、順位が安定しません。
よくある失敗パターン
/recruit/
と/company/recruit/
のような二重構造- 同じキーワードで複数ページを公開
- コーポレートのニュースページが採用クエリに出てしまう
改善策
- 採用専用ディレクトリ(例:
/recruit/
)を明確に定義 - 採用サイトは、サブドメイン
recruit.example.co.jp/
として、ドメインを分ける - canonicalタグでメインページを指定
- 採用とコーポレートの役割を明確に分けて運用
4.更新頻度が低く検索エンジンに評価されない
SEOでは「定期的な更新=情報の新鮮さ」が重視されます。採用サイトを長期間放置すると、Googleは「活動停止中の企業」と判断することもあります。
よくある失敗例
- 採用サイトを作ったものの、半年以上更新がない
- 募集終了した職種ページを放置している
- 社員ブログ・ニュースが停止している
改善策
- 月1回以上の更新を習慣化(新コンテンツ or 既存更新)
- 採用ブログや社員紹介記事をシリーズ化
- 募集終了時は「募集終了しました」表記+リダイレクト設定
採用サイトのSEO効果を測定・改善する方法
採用サイトは制作して終わりではなく、検索順位・アクセス・応募数を定期的に分析し改善することで成果を最大化できます。
Google Search Console やGA4 を活用し、データに基づいたPDCAサイクルを回すことが、SEO効果を長期的に維持する鍵です。
Google Search Consoleで見るべき指標
Search Console は、Google 検索での掲載状況を可視化する無料ツールです。SEO効果を測定するうえで、以下の指標を定期的に確認しましょう。
主な指標と意味
指標 | 内容 | 改善の方向性 |
---|---|---|
表示回数 | ページが検索結果に表示された回数 | コンテンツの露出規模を把握 |
クリック数 | 実際にクリックされた回数 | タイトル・メタ改善でCTR向上 |
平均掲載順位 | Googleでの順位 | コンテンツ更新で上位安定化 |
クリック率(CTR) | 表示数に対するクリック率 | タイトル・説明文の最適化 |
改善事例
状況 | 対応策 |
---|---|
CTRが低い | タイトル・ディスクリプションのリライト |
インデックス未登録 | ページの情報を見直しを行った上で、サイトマップ再送信+内部リンク強化 |
定期的に検索クエリを分析することで、「求職者がどんな意図で検索しているか」を把握できます。
Google AnalyticsでのCVトラッキング設計
Google Analytics(GA4)では、流入後の行動と応募までの導線分析が可能です。SEO流入が実際に採用成果につながっているかを定量的に把握できます。
設定すべき主な指標
- CV(コンバージョン):
応募フォーム送信完了 - セッション数・滞在時間・直帰率
- ページ回遊率(例:職種ページ → 社員紹介 → 応募ページ)
指標 | 意味 | 改善ヒント |
---|---|---|
CVR(応募率) | 流入者のうち応募した割合 | 導線・CTA改善 |
平均滞在時間 | 閲覧の長さ | コンテンツの質 |
離脱率 | ページ途中で離脱した割合 | コンテンツ、内部リンク改善 |
クーミル株式会社の採用サイトSEO対策サービス
クーミル株式会社では、採用ブランディング×SEO戦略×クリエイティブ設計をワンストップで提供しています。
採用ページの上位表示はもちろん、「応募数」「応募の質」「離脱率」までを包括的に改善し、成果につながる採用サイトを実現します。
採用ブランディング×SEO戦略のワンストップ支援
クーミルは、SEOだけでなく採用ブランディング全体を見据えた設計を強みとしています。「見つけてもらう」だけでなく「選ばれる」採用サイトをつくるために、戦略段階から徹底的に分析・設計を行います。
採用サイトを制作する上でクーミルが意識していること
- 採用キーワード分析・検索クエリマップ作成
- 採用コンテンツ構成案(職種・エリア・カルチャー別)設計
- SEOを意識したライティング+取材・撮影対応
- Google for Jobs対応・構造化データ実装
- 内部リンク・サイト構造改善・アクセス解析
- 企業らしさを表現する
導入実績と成果事例の紹介
クーミルでは、さまざまな業種・規模の企業の採用サイトを支援してきました。特に「応募率向上」や「採用単価削減」において顕著な成果を出しています。
導入実績例
業種 | 対策内容 | 成果 |
---|---|---|
医療・福祉業界 | 職種別SEO+Google for Jobs対応 コーポレート全体のSEO対策 | 自然流入 3.2倍/応募数 2.1倍 |
IT企業 | 技術職採用のコンテンツ最適化 | 「エンジニア 採用」で上位表示 |
製造業 | 地方採用SEO+動画活用 | 「地域名+採用」で1位獲得/CVR+45% |
ベンチャー企業 | ブランド訴求型SEO+社員インタビュー構成 | 応募単価 約60%削減 |
もし採用サイトの制作でお困りがございましたらクーミルまでご相談くださいませ。
クーミルでは、採用サイト制作は、企業のらしさを最大限表現することを意識しています。求職者がパッと見て印象に残る採用サイトが制作可能ですので、ぜひご相談くださいませ。
採用サイトのSEO対策についてよくある質問
- 採用サイトにSEO対策は本当に必要ですか?
-
求人応募に年間数百万コストを掛けている企業であれば、取り組むことをお勧めします。
求人媒体やIndeed等の有料広告掲載を行う方が、集客力は高いですが、SEOで上位表示化に成功することができれば、求職者を集めるだけでなく、検索エンジンで自分でなりたい仕事を探している人に対して訴求することができます。
そのため、より企業に合う人材や、スキルを持った人材を採用しやすい傾向にあります。
- 採用サイトSEOで成果が出るまでどのくらいかかりますか?
-
一般的には 3〜6ヶ月程度 が目安です。
ただし、競合状況・サイト構造・ドメイン評価・既存コンテンツ量によって変動します。
- Google for Jobsには対応したほうがいいですか?
-
採用サイトがGoogle for Jobsに対応していると、検索結果の上部に求人情報が直接表示されるため、クリック率が大幅に向上します。
構造化データ(JobPosting)を設定すれば自動的に連携可能で、無料で自社求人を露出できます。クーミルでは導入・実装・確認まで一括対応可能です。
まとめ
本記事では、採用サイトのSEO対策について網羅的に解説しました。採用サイトのSEO対策は、サイト制作時に正しい構造設計を行うことが非常に重要です。
本記事を参考に、自社の採用ページや採用サイトを強化するのに役立ててください。