EFO(入力フォーム最適化)とは、Webサイト上の入力フォームを改善し、ユーザーが快適に情報を入力できるようにする施策です。Web上で完結するWebサイトでは、以下の入力フォームを最適化することが求められます。
これらの入力フォームのUX(ユーザビリティ)が高いほど、入力画面での途中離脱を防ぐことが可能です。しかし、入力項目が多い・分かりにくい表現を行なってしまうと、ユーザーは途中で離脱し、せっかく興味を持ったユーザーを逃してしまうことになります。
本記事では、具体的な改善策に加え、効果検証の方法やおすすめのツールを紹介します。EFOの実戦により、ユーザーにストレスのないフォーム体験を提供し、コンバージョン率の改善につなげましょう。
クーミル株式会社では、CVR改善の一環として、問い合わせフォームの最適化にも力を入れております。リード獲得件数を効率的に増やしていきたい方はぜひご相談ください。
COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。
■経歴
2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業
■得意領域
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格
■SNS
X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil
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目次
- EFO(入力フォーム最適化)とは?意味・定義をわかりやすく解説
- EFOが重要視される背景
- EFOの対象となる主なフォームの種類
- フォーム離脱率の実態と業界平均データ
- フォーム離脱率の業界平均
- フォーム離脱が発生するタイミングとは
- EFOとLPO・CROの違い
- EFO・LPO・CROの比較表
- どれを優先すべきか?
- フォームからユーザーが離脱する5つの主な原因
- 原因1:入力項目が多すぎる
- 原因2:エラーが分かりにくい
- 原因3:スマートフォンで操作しづらい
- 原因4:プロセスが見えない・安心感がない
- 原因5:入力形式が不明確
- EFO(入力フォーム最適化)の改善策10選
- 1.フォームの目的を明確に伝える
- 2.必要最低限の入力項目に絞る
- 3.入力例(プレースホルダー)を表示する
- 4.必須項目を明示してエラーを防ぐ
- 5.入力ミスをリアルタイムで通知する
- 6.郵便番号・住所の自動入力機能を実装する
- 7.スマートフォンでの入力を快適にする
- 8.離脱要因となるリンクやナビゲーションを非表示にする
- 9.フォームをファーストビューに収める
- 10.フォーム送信前後のプロセスを最適化する
- 11.取引実績を掲載する
- 12.ターゲットに応じて入力項目を変更する
- 13. ステップ型・チャット型フォームの導入を検討する
- EFO改善の実施手順【3ステップ】
- STEP 1:現状分析(ボトルネックの特定)
- STEP 2:改善施策の優先順位付けと実施
- STEP 3:効果検証と継続改善
- EFO改善の成功事例
- フォームのユーザビリティ改善による入力完了率UP|公益財団法人のHP
- EFO(入力フォーム最適化)の効果を検証する方法
- EFOツール比較7選【費用相場つき】
- EFOツール比較一覧
- ツールを使わずにEFOを実施する方法
- EFO効果の検証方法(GA4・ヒートマップ活用)
- GA4を使ったフォーム離脱率の計測方法
- ヒートマップによる詳細分析
- EFO(入力フォーム最適化)に関するよくある質問
- まとめ
EFO(入力フォーム最適化)とは?意味・定義をわかりやすく解説
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EFOとはEntry Form Optimizationの略で、「入力フォーム最適化」を意味するWebマーケティング手法です。
Webサイトに設置された問い合わせフォーム・会員登録フォーム・ECサイトの決済フォームなどをユーザーにとって入力しやすい形に改善し、フォーム送信完了率(コンバージョン率)を高める取り組みを指します。
EFOが重要視される背景
入力フォームはユーザーとWebサイトの最重要接点であり、ここでの体験がビジネスの成否を左右します。どれだけ魅力的なLPや広告を作っても、フォームが使いにくければ見込み顧客を取りこぼすことになります。特に以下の点が問題視されています。
EFOが重要視される要因
- 入力項目が多すぎてユーザーが途中で諦める
- エラーメッセージが不明瞭で修正箇所が分からない
- スマートフォンでの操作性が低くタップしづらい
- 個人情報入力への不安感・不信感が拭えない
EFOは広告費の追加投入なしに、現状の流入から得られる成果を最大化できる費用対効果の高い施策として、多くの企業が注力しています。
EFOの対象となる主なフォームの種類
EFOの対象となるフォームは幅広く、業種・用途によって異なります。代表的な対象は以下のとおりです。
| フォームの種類 | 主な用途 | EFOの効果 |
|---|---|---|
| 問い合わせ・相談フォーム | BtoB・サービス業のリード獲得 | 問い合わせ数の増加 |
| 会員登録フォーム | ECサイト・サブスク | 登録完了率向上 |
| 資料請求フォーム | BtoB・教育・不動産 | リード獲得数増加 |
| ECサイト購入フォーム | EC全般 | カゴ落ち率の低下 |
| イベント申込フォーム | セミナー・キャンペーン | 申込完了率向上 |
フォーム離脱率の実態と業界平均データ
EFOの重要性を理解するうえで、まずはフォーム離脱の実態を数字で把握することが大切です。フォームに到達したユーザーがどの程度離脱しているのかを知ることが、改善施策の出発点になります。
フォーム離脱率の業界平均
入力フォームを開いたものの送信を完了せずに離脱するユーザーの割合は、業界や業種によって異なりますが、一般的には以下のような水準とされています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| ECサイトのカゴ落ち率(平均) | 約70〜80% |
| 一般的なWebフォームの離脱率 | 約50〜75% |
| BtoBフォームの通過率の目安 | 25〜30%(=離脱率70〜75%) |
| EFO改善による離脱率低減効果 | 最大35%低減の事例あり |
| EFO改善によるCVR向上効果 | 最大2倍以上の事例あり |
フォーム通過率とは、フォームに到達したセッション数のうちコンバージョンに至った割合のことです。BtoBサイトでは25〜30%が最適化の目安とされており、この数値を下回っている場合はEFO改善の余地が大きいサインです。
フォーム離脱が発生するタイミングとは
ユーザーが離脱しやすいのは主に以下の3段階のタイミングがあります。
- ファーストビュー離脱:フォームを開いた直後に項目数の多さで意欲を失う
- 入力途中離脱:入力中にエラーが頻発する
- 確認画面離脱:確認画面で個人情報の取り扱いへの不安を感じる
の3段階があります。GA4の目標到達プロセスレポートで各ステップの離脱率を計測することで、どこに最大のボトルネックがあるかを特定できます。
EFOとLPO・CROの違い
EFOと混同されやすい施策として、LPOとCROがあります。それぞれの概念と役割の違いを理解することで、自社に最適な施策の優先順位を判断できるようになります。
EFO・LPO・CROの比較表
| 施策 | 対象範囲 | 主な目的 | 施策例 |
|---|---|---|---|
| EFO (入力フォーム最適化) | 入力フォームのみ | フォーム完了率の向上 | 項目削減・入力補助・エラー表示 |
| LPO (ランディングページ最適化) | LPページ全体 | フォームへの誘導率向上 | CTA改善・コンテンツ最適化 |
| CRO (コンバージョン率最適化) | サイト全体 | サイト全体のCV向上 | A/Bテスト・UX改善全般 |
どれを優先すべきか?
一般的には「EFO → LPO → CRO」の順に着手するのが効率的です。
EFOはCV地点に最も近いフォームの改善であり、即効性が高く費用対効果に優れています。LPは興味喚起のステップ、フォームは実際にアクションを起こす最終ステップです。
フォームが使いにくければLPをどれだけ磨いても成果につながりません。まずEFOで取りこぼしを最小化し、次にLPO・CROへ展開する順序が推奨されます。
フォームからユーザーが離脱する5つの主な原因
EFO改善を効果的に進めるためには、なぜユーザーが離脱するのかを理解することが不可欠です。フォーム離脱の原因は大きく5つに分類されます。各原因を把握し、優先度の高いものから対策を打つことが重要です。
- 原因1:入力項目が多すぎる
- 原因2:エラーが分かりにくい
- 原因3:スマートフォンで操作しづらい
- 原因4:プロセスが見えない・安心感がない
- 原因5:入力形式が不明確
原因1:入力項目が多すぎる
フォームを開いた瞬間に大量の入力欄が並んでいると、ユーザーは「面倒だ」と感じて離脱します。アメリカの調査機関Baymard Instituteがオンラインショッピング中にユーザーが支払い途中で離脱する理由を調査した結果があります。

この中で注目すべきは、購入までの入力項目が長すぎるから購入を断念した人の割合が18%という結果になっております。
支払いまでの手順が長すぎると購入する意思があった人でさえ18%購入を諦めてしまうのです。
原因2:エラーが分かりにくい
送信ボタンを押してから一括でエラーを表示する仕様は離脱の大きな原因です。
どの項目に問題があるかが一目でわからないため、ユーザーはストレスを感じて諦めてしまいます。「メールアドレスの形式が正しくありません」など、入力中にリアルタイムでエラーを表示するインラインバリデーションが効果的です。

上記にも添付した画像となりますが、こちらの調査結果では、15%もの人が入力途中にエラーが発生した等の理由で購入を断念しています。そのため、先ほどの入力項目と入力フォームにおけるエラーだけで、32%ものユーザーが離脱していることがわかります。
原因3:スマートフォンで操作しづらい
現在、多くのWebサイトへのアクセスはスマートフォンからです。
PCを前提に設計されたフォームは、スマホでは入力欄が小さすぎたり、テキストが見づらかったりします。スマホ特有の入力補助(郵便番号入力時の数字キーボード表示、電話番号のtel型入力など)が施されていないフォームは離脱率が高くなります。
原因4:プロセスが見えない・安心感がない
「あと何ステップで完了するか」が分からないフォームはユーザーに不安を与えます。また、個人情報を送信することへの不安も離脱の大きな要因です。
- プログレスバーの設置
(STEP1、STEP2、STEP3のように工程が分かるもの) - SSL証明の表示
- プライバシーポリシーへの明確なリンク設置
これらを行うことで、ユーザー側に安心感を与えることができます。
原因5:入力形式が不明確
- 「電話番号はハイフンありですか?なしですか?」
- 「名前は姓名スペースあり?なし?」
- 「必須ですか?任意ですか?」
上記のように、入力形式の不明確さも離脱を招きます。入力例(プレースホルダーや注釈)を表示することで、ユーザーの迷いをなくし入力完了率を高めることができます。
ここから具体的なEFOの改善施策について詳しく解説しますので、深掘りして確認しましょう。
EFO(入力フォーム最適化)の改善策10選
入力フォームは、ユーザーとWebサイトの重要な接点ですが、複雑で入力しづらいフォームはユーザーの離脱を招く原因となってしまいます。ここではEFOの改善策10選を紹介します。
1.フォームの目的を明確に伝える
入力フォームの画面では、上部にそのフォームが何のためのものかを明示することが重要です。ユーザーがフォームの目的を理解していれば、入力ミスを防げるだけでなく、安心感を与えられます。
具体例
例えば、「無料サンプルをお届けするためにご記入ください」や「お問い合わせ内容を詳しくお聞かせください」など、具体的な目的を示すことで、ユーザーの信頼感を高め、離脱率の低減につなげられるでしょう。
また、個人情報の取り扱いについても明記し、ユーザーの不安を取り除くことが大切です。フォームの目的を明示することでユーザーとの信頼関係を構築し、コンバージョンへとつなげていきましょう。
2.必要最低限の入力項目に絞る
ユーザーの入力負担を軽減するために、フォームの項目数は必要最小限に抑えることが重要です。自社のビジネスや目的に照らし合わせて、不要な項目は削除しましょう。
具体例
| 削減例 | 削除可能な理由 |
|---|---|
| 電話番号(メール対応のみの場合) | 電話営業しないならユーザー負担になるだけ |
| 生年月日(BtoBの場合) | BtoB商談に生年月日は不要 |
| 住所(デジタル完結サービス) | 郵送物を送らないなら不要 |
| FAX番号 | 現代のビジネスではほぼ不要 |
例えば、電話営業をしない場合は「電話番号の項目を削除する」など、ユーザーの負担になる項目は思い切って省くとよいでしょう。また、住所の入力欄を「都道府県」「市区町村」「番地」などに分割すると、入力ミスを軽減できます。
項目数を減らすことで、エラーによる2次的な離脱リスクも低減できます。ユーザーの立場に立って、本当に必要な情報だけを収集しましょう。
3.入力例(プレースホルダー)を表示する

入力例を表示することは、ユーザーの迷いを解消し、離脱を防止するために有効です。
手本があれば、ユーザーはそのとおりに入力するだけです。また、入力例は、ユーザーが入力すべき内容を具体的にイメージできるため、入力ミスを防ぐ効果も期待できます。ユーザーを適切にガイドし、スムーズなフォーム入力を促進しましょう。
また、入力例は記入欄の外枠に設置することで、入力が完了するまでガイド機能として活用頂くことができます。
具体例

また、「姓と名の間にスペースを入れるのか」「電話番号にはハイフンを付けるのか」など、細かい入力形式も入力例で示すことで、ユーザーの負担を大幅に軽減できます。
4.必須項目を明示してエラーを防ぐ
必須項目を明記することは、ユーザーの誤解や未入力によるエラーを防ぐために欠かせません。
「必須」の文言や「※」の注釈で必須項目を示すことで、ユーザーは入力すべき項目を一目で理解できます。これにより、エラーによるユーザーの離脱を防ぎ、スムーズな入力を促せるでしょう。
具体例

必須項目:赤色
任意項目;青色又はグレー
視認性を高める他、入力フォームの左上などに設置することで、UXを高めることが可能です。

上記のような画像のように、入力項目にシャドウを付ける事もおすすめです。
未入力・入力ミスした場合:枠内を赤色シャドウを付与
入力完了した場合:緑色シャドウを付与入力
また、必須項目をわかりやすく示すことで、ユーザーは安心して入力に取り組めます。エラーが発生した場合も、どの項目に問題があるのかを素早く特定できるため、ユーザーのストレスを最小限に抑えられるはずです。
5.入力ミスをリアルタイムで通知する

送信ボタンを押した後ではなく、入力中や入力欄からフォーカスが外れた瞬間にエラーをリアルタイムで表示するインラインバリデーションを実装します。
具体例
- メールアドレスの形式が不正な場合:「@が含まれておりません。」
- 電話番号のケタ数が不正な場合は:「10〜11桁で入力してください」
など、各入力項目に応じて具体的なエラーメッセージを入力欄の直下に表示することが重要です。そうすることで、ユーザーは瞬時に自分のミスを把握することができ、直すことができます。
6.郵便番号・住所の自動入力機能を実装する
郵便番号を入力するだけで都道府県・市区町村が自動的に補完される「住所自動入力」機能はEFOの定番施策です。
特にスマートフォンからの入力において、長い住所を手打ちするストレスを大幅に軽減できます。実装はYahoo! JAPANのZipCloud APIや「jpostal.js」などの無料ライブラリを活用することで比較的低コストで実現可能です。
7.スマートフォンでの入力を快適にする
スマートフォンユーザーが増えるなか、モバイル端末での入力体験を最適化することは欠かせません。スマートフォン専用の入力フォームを用意し、小さな画面でも読みやすい文字サイズを使用しましょう。
また、タップしやすいよう、入力項目の枠を大きくし、項目間の空白を広くとることも重要です。スマートフォンユーザーに最適化されたフォームを提供することで、離脱率の低減と入力ミスの防止に期待できるでしょう。
具体例
- 電話番号・郵便番号フィールド:
inputtype=”tel”または”number”を指定し、数字キーボードを表示 - 入力欄・ボタンの高さ:
44px以上にしてタップしやすくする - フォーカス時に文字サイズ:
16px以上になるよう設定(iOSの自動ズーム防止) - ラベルとフィールド:
縦積みレイアウトにして視認性を確保
8.離脱要因となるリンクやナビゲーションを非表示にする

ユーザーがフォーム入力に集中できる環境を整えることは、EFOにおいて重要な要素です。
入力フォームから他ページへのリンクは設置せず、ユーザーの注意を逸らさないようにしましょう。また、ヘッダーやフッターなどの共通要素を非表示にすることも検討に値します。
ユーザーがフォーム入力以外のことに気を取られないよう、離脱要因を排除することがポイントです。フォームの入力に集中できる環境づくりを心がけ、離脱率の低減につなげていきましょう。
9.フォームをファーストビューに収める

入力フォームは、ファーストビュー(画面に表示される範囲)に収まるよう設計しましょう。
具体的には、ユーザーがフォームを開いた瞬間に、全体像を把握できるようにします。入力項目数が多すぎると、ユーザーは心理的な負担を感じ、離脱してしまうおそれがあるからです。
スクロールせずに入力項目が一目で分かれば、ユーザーは安心して入力を始められます。また、ファーストビューに収まるフォームは、シンプルで簡単そうな印象を与えます。これにより、ユーザーの入力意欲を高められ、コンバージョン率のアップに期待できるでしょう。
ファーストビューに収まる適切な項目数を検討し、ユーザーに優しいフォームを目指しましょう。
10.フォーム送信前後のプロセスを最適化する

フォームの送信前には確認画面を設置し、ユーザーの入力ミスや誤送信を防ぐことが重要です。特に、メールアドレスや住所などの重要な情報は、確認画面で再度チェックできるようにしましょう。これにより、ユーザーは安心してフォームを送信できます。
また、フォーム送信後には完了画面を表示し、送信完了をユーザーに明確に伝えることが大切です。

問い合わせして良かったと感じて頂けるよう、様々な工夫をしております。
完了画面がないと、ユーザーは送信できたかどうか不安になってしまいます。ただし、確認画面の設置によるステップ増加のデメリットも考慮し、慎重に判断することが求められます。
11.取引実績を掲載する

問い合わせフォーム上に過去の取引実績、クライアント企業のロゴを掲載することで、安心感を与えることが出来、問い合わせ率を高める効果があるとされています。
当社において、過去の支援・制作実績の有無に関する効果検証を行った結果、クライアントロゴを掲載することで、問い合わせページでの離脱率を8%程度の改善に成功しております。
12.ターゲットに応じて入力項目を変更する
EFOには、ビジネスの種類や目的に応じて、入力項目を柔軟に変更することも求められます。例えば、BtoC(企業対消費者)とBtoB(企業対企業)では、必要な入力項目が異なります。
BtoC向けには、詳細な個人情報を収集し、マーケティングに活用するのがよいでしょう。一方、BtoB向けは会社名、担当者名、連絡先など最低限の項目に絞り、自由記述欄を設けるのが効果的です。
ターゲットに合わせてフォームを設計することで、ユーザーの入力負担を軽減し、コンバージョン率の向上につなげやすくなります。
13. ステップ型・チャット型フォームの導入を検討する
従来の「すべての項目を1ページに並べる」形式に加え、近年注目されているのが「ステップ型フォーム」と「チャット型EFO」です。
- ステップ型フォーム:
1画面に1〜2項目のみ表示し、順番に入力を進める形式。
心理的負担が低く、特にスマホユーザーの完了率向上に効果的 - チャット型EFO:
チャットボットのUIを使って会話形式で情報を収集する形式。
質問が自然な流れで進むため、ユーザーが入力への抵抗感を感じにくい
どちらの形式も、既存フォームをそのまま残しつつA/Bテストで効果を検証してから本格導入するのがリスク最小化のアプローチとして推奨されます。
EFO改善の実施手順【3ステップ】
EFO施策は「なんとなく気になった点を修正する」ではなく、データに基づいて体系的に進めることが重要です。以下の3ステップを踏むことで、施策の効果を正確に把握しながら継続的な改善が可能になります。
STEP 1:現状分析(ボトルネックの特定)
まずGA4の「目標到達プロセス」または「ファネルレポート」を使い、フォームへの到達数・入力完了数・送信完了数を計測します。
各ステップの離脱率を把握することで、どこで最も多くのユーザーが脱落しているかが明確になります。また、ヒートマップツール(clarity等)でユーザーのクリックや入力パターンを可視化すると、どの項目でつまずいているかをより具体的に特定できます。
STEP 2:改善施策の優先順位付けと実施
特定したボトルネックに対して、インパクトが大きく実装コストが低い施策から優先的に着手します。
一度に複数の施策を実施すると効果の因果関係が不明確になるため、施策は1〜2つずつ実施することを推奨します。優先度の目安は以下のとおりです。
| 優先度 | 施策例 | 理由 |
|---|---|---|
| 最優先 | 入力項目の削減、エラーメッセージ改善 | 効果大・コスト小 |
| 高 | プレースホルダー追加、必須/任意表示 | 効果大・コスト小 |
| 中 | スマホUI最適化、住所自動入力 | 効果大・コスト中 |
| 低 | ステップ型・チャット型フォーム化 | 効果大・コスト大(要検証) |
STEP 3:効果検証と継続改善
施策実施前後の同期間(例:実施前1ヶ月 vs 実施後1ヶ月)でフォーム離脱率・送信完了数・CVRを比較します。
複数の改善案を比較したい場合はA/Bテストを活用します。効果が確認できた施策は恒久化し、次のボトルネックへの改善を続けます。EFOは一度実施して終わりではなく、PDCAサイクルを回し続けることが継続的なCV向上につながります。
EFO改善の成功事例
フォームのユーザビリティ改善による入力完了率UP|公益財団法人のHP
公益財団法人のCVR改善の一環にてEFO改善を行うことで資料請求フォームでの入力完了率の向上に成功いたしました。
| 名目 | 内訳 |
|---|---|
| 相談背景 | ビックキーワードなどで上位表示されているものの、資料請求数の増加に伸び悩みを感じていた |
| 具体的な施策 | ・入力フォームの項目削減 ・資料請求前に、資料内容を少しだけ見せて興味関心を高める ・過去の支援実績ロゴの掲載 ・対象者が40代-50代であることから、フォントサイズを大きく調整 |
| 成果 | フォーム入力率の向上による、資料請求数の増加 |
本支援では、PV数の上限値を上げるより、サイトへ訪れたユーザーの興味関心を高めること、そして資料請求までの導線を明確化することを提案しました。また、支援前のフォームは、入力項目が多い他、最後まで入力しないと、入力エラーが分からない仕様となっていました。
当社にてEFO改善した際に、必要最低限の入力項目へ削減、入力エラーを色やポップアップにて警告を出すことで、離脱率の改善を図っております。

EFO改善と同様にCVR改善を行う事も非常に大切となります。「CVR改善に成功した事例6選!コラム記事からリード獲得を増やす戦略設計」にて詳しく解説しておりますので併せてご覧ください。
EFO(入力フォーム最適化)の効果を検証する方法
EFOの効果検証には、Google Analytics(GA4)の「データ探索」機能を活用したアクセス解析が最適です。
目標到達プロセスレポートを見れば、入力画面や確認画面の離脱率がわかります。EFOで主に改善するのは入力画面なので、最適化前後の離脱率の変化を重点的にチェックしましょう。離脱率が下がっていれば、EFOの効果があったと言えるでしょう。
ただし、複数の施策を一度に実施すると、どの施策が効果的だったのか判断しづらくなります。施策ごとの効果を正しく把握するには、1つずつ実施し、その都度効果を測定するのがよいでしょう。また、比較する期間は、EFO実施前後の同じ期間を選ぶことが大切です。
例えば、実施前の1ヵ月間と実施後の1ヵ月間を比べるなど、キャンペーンなどの影響を受けにくい期間で比較するのがおすすめです。なお、EFOの効果は、離脱率以外にも、フォームの送信完了数や問い合わせ数の増加として表れます。入力時間の短縮や入力ミスの減少も、EFOが奏功した証拠と言えるでしょう。
Google Analyticsのデータを多角的に分析し、ユーザーの声にも耳を傾けながら、EFOを継続的に改善していくことが大切です。
EFOツール比較7選【費用相場つき】
EFO改善を効率的に進めるには、専用ツールの活用が有効です。
ここでは代表的な7つのEFOツールを費用相場とともに比較します。ツールによって機能・対応フォームの種類・料金体系が異なるため、自社の規模・課題・予算に合わせて選択することが重要です。
本メディアを運営しているクーミル株式会社では、EFO改善にも注力しており、ツールなどを活用せず、完全オリジナルで、クライアント様の条件に合った形で構築することが可能です。もし問い合わせフォームの最適化についてお悩みがございましたら、ぜひ当社までご相談ください。
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EFOツール比較一覧
| ツール名 | 月額費用 | 主な特徴 | 向いている規模 |
|---|---|---|---|
| Gyro-n EFO | 15,000円〜 | タグを貼るだけで導入可能。22種類の入力補助・MAツール連携 | 中小〜中堅 |
| エフトラEFO | 55,000円〜 | かな自動入力・背景色切替など充実の入力補助。詳細なログ解析 | 中堅〜大企業 |
| Form Assist | 要問い合わせ | 国内シェアNo.1。40種類以上の入力支援・専任サポート | 大企業 |
| EFOcats | 要問い合わせ | 1画面1質問のステップ型変換。スマホ特化・最短即日導入 | 中小〜中堅 |
| GENIEE CHAT | 要問い合わせ | チャット型EFO。会話UIで離脱を防止。CVR改善事例多数 | 中堅〜大企業 |
| SiTest | 要問い合わせ | ヒートマップ・ABテスト・EFOを統合したオールインワン | 中堅〜大企業 |
| formrun | 0円〜(無料プランあり) | フォーム作成〜EFO機能・回答管理を一体化。ノーコード | スタートアップ〜中小 |
ツールを使わずにEFOを実施する方法
EFOは必ずしも専用ツールが必要なわけではありません。
クーミル株式会社では、ツールを導入せずにWordPressや自社システムをカスタマイズする形でEFO改善を実施し、クライアントのフォーム離脱率改善を実現しています。開発リソースがある場合はツールなしでも実施可能であり、ツール費用を削減しながら最適なカスタマイズが可能です。
EFO効果の検証方法(GA4・ヒートマップ活用)
EFOを実施したら、効果をデータで検証することが不可欠です。「感覚的に改善した」ではなく、数値で効果を把握することで次の施策への判断材料が得られます。主な検証ツールとしてGA4とヒートマップの活用方法を解説します。
GA4を使ったフォーム離脱率の計測方法
GA4では「探索」レポートの「目標到達プロセス データ探索」を使うことで、フォームへの到達から送信完了までの各ステップの離脱率を可視化できます。
GA4を活用した確認方法について
- GA4管理画面から「探索」を開く
- 「目標到達プロセス データ探索」テンプレートを選択
- ステップにフォームページURL・確認画面URL・完了ページURLを設定
- 各ステップ間の離脱率を確認し、最も離脱率が高いステップを特定
- EFO施策の前後で同一期間を比較し、改善効果を数値で確認
施策効果を正確に測定するために、季節変動やキャンペーンの影響を受けにくい期間を比較対象として設定することが大切です。
ヒートマップによる詳細分析
GA4では「どのステップで離脱したか」は分かりますが、「なぜ離脱したか」は分かりません。
その補完にヒートマップツールが有効です。clarity等などのツールを活用することで、以下の詳細データを取得できます。
- どの入力欄でユーザーが長時間停止しているか(躓きポイント)
- どの位置までスクロールされているか(ファーストビューの確認)
- どのボタンや要素がクリックされているか
- 入力エラーが最も多く発生している項目はどれか
EFO(入力フォーム最適化)に関するよくある質問
ここでは、EFO(入力フォーム最適化)に関するよくある質問をまとめました。
- EFO改善にかかる費用はどのくらいですか?
-
EFO改善の費用は、「自社実装」「EFOツール活用」「外部業者への委託」の3つのアプローチによって大きく異なります。
- 自社実装(開発リソースあり)の場合:人件費のみ
- EFOツールを利用する場合:月額1.5万円〜5.5万円程度
- 外部のWebマーケティング会社に依頼する場合:フォーム改善単体で10〜30万円程度の初期費用
- EFOツールを導入するメリットは?
-
EFOツールを導入する主なメリットは以下の4点です。
- 最適化施策の一元管理
- 効果検証の容易さ
- 導入の手軽さ
- 豊富な機能
EFOツールを使えば、さまざまな最適化施策を一つのツールで管理できるため、効率的に施策を実施できます。多くのEFOツールには、各施策の効果を検証するためのデータ分析機能が搭載されているため、施策の効果を容易に把握し、改善につなげられます。
また、導入の手軽さも魅力の一つです。EFOツールの多くは、既存のフォームを変更することなく専用のタグを貼り付けるだけで利用開始できるため、コーディングの知識がなくても簡単に導入できます。
さらに、EFOツールには、入力補助機能やABテスト機能など、フォーム最適化に役立つさまざまな機能が搭載されています。これらの機能を活用することで、効果的なEFOを実践できるでしょう。
- フォーム通過率の目安は?
-
フォーム通過率とは、フォームからコンバージョンに遷移する率のことで、目安は25〜30%です。この数値が目安より低い場合は、入力フォームの最適化を検討する必要があります。
フォーム通過率が低い原因としては、以下が考えられます。
- 入力項目が多すぎる
- 必須項目が明確でない
- エラーメッセージがわかりにくい
- スマートフォンでの入力に対応していない
これらの問題点を解消するために、EFOの施策を実施することが重要です。ぜひ今回紹介した施策を実践してみてください。
- EFOは、ツールなしでも可能ですか?
-
入力フォームの最適化は、ツールを活用せずとも可能となります。当社ではツールなどを活用せず、問い合わせフォームを構築及び分析を行い、日々最適化を行なっております。
- EFO改善にはどのくらいの期間で効果が出ますか?
-
施策の内容や流入数によりますが、入力項目の削減やエラー表示の改善といったシンプルな施策であれば、実施後1〜2ヶ月で効果が数値に表れることが多いです。
継続的な改善を前提に、最低3ヶ月は検証期間を設けることを推奨します。
まとめ
EFO(入力フォーム最適化)は、広告費やSEO費用を追加することなく、現状の流入から得られるコンバージョンを最大化できる費用対効果の高い施策です。フォームに到達したユーザーの60〜75%が離脱している現状を改善するだけで、ビジネスの成果を大きく変える可能性があります。
本記事で紹介した13の改善策を参考に、まずはGA4でフォームの現状離脱率を計測し、最もインパクトの大きいボトルネックから着手してみてください。入力項目の削減・リアルタイムバリデーション・スマホ対応という3点だけでも、多くのサイトで顕著な改善効果が確認されています。
クーミル株式会社では、EFO改善を含むCVR改善のご支援を行っています。フォームの改善から問い合わせ導線の設計まで、リード獲得を効率的に増やしていきたい方はぜひお気軽にご相談ください。