E-E-A-Tとは、Googleがより良い検索結果にするためのガイドラインの一つであり、サイト運営やコンテンツSEOにおいて避けて通ることができない概念です。
本記事では、E-E-A-Tにおける基本的な考え方や、E-E-A-Tを高める具体的な方法、E-E-A-TとSEO対策の関係について詳しく解説します。
特に2023年以降は、生成AIの台頭により、誰でもすぐにコンテンツを作ることができる時代に変わりつつあります。そのため、検索結果を決める上で「誰がどんな内容を発信しているか」に対する評価比重は一層、強くなると分析しております。
上記を満たすために、本記事で紹介しているE-E-A-Tの要素は非常に重要となります。
COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。
■経歴
2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業
■得意領域
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格
■SNS
X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil
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目次
- E-E-A-Tとは?
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trust(信頼性)
- E-E-A-Tがより求められるYMYLとは?
- YMYLに該当するジャンルについて
- E-E-A-Tを高める方法
- 実績・症例・分析データを掲載する(経験)
- お客様の声・レビューを掲載する(経験)
- ジャンルを絞り、1つのテーマに対して深掘りする(専門性)
- 一次情報を掲載する(専門性)
- 著者・運営会社情報を開示する(権威性・専門性・信頼性)
- 被リンクを獲得する(権威性)
- 定期更新やリライトで情報の信頼性や網羅性を担保する(信頼性)
- SSL化(HTTPS)を行う(信頼性)
- プライバシーポリシーを明記する(信頼性)
- whois情報を公開する(信頼性)
- E-E-A-Tに関するよくある質問
- まとめ
E-E-A-Tとは?
E-E-A-T(読み方:イーイーエーティまたは、ダブルイーエーティ)とは、Google検索品質評価ガイドラインにも記載されている検索順位を決める上での一つの指標です。
上記の画像のように、E-E-A-Tは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trust(信頼性)の4つの要素を表す略語となります。元々は、E-A-Tのみでしたが、Expreience(経験)について2022年12月15日に追加されて、E-E-A-Tとなりました。
検索結果の評価を改善するために、E-A-T に E(経験)を追加しました。
品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加-Google検索セントラル
各項目に対する詳細は以下のとおりです。
Experience(経験)
2022年12月15日に新たに追加されたExperience(経験)は、コンテンツ制作者が特定のトピックやテーマについて実際の経験を持っており、「この経験に関連する情報が読者に価値がある」と検索エンジンに評価されるものとなります。
Experienceの具体例
- 旅行系サイトで、実際に訪れた場所の詳細な体験談・写真・所要時間・見所を掲載する
- グルメレビューサイトにて、実際に食べた写真や感想などの評価を掲載する
- SEO対策の支援実績について具体的な施策内容、分析画面、クライアントインタビューを掲載する
上記のような形で、その制作者の経験をより詳細に記載することが重要となります。このような一次情報はGoogleとして価値ある情報として評価される可能性が高いです。
- その体験談が有益であるものと判断する材料として、執筆者のプロフィールに経歴やスキルを明記する
- 実際の事例やデータ(写真・分析画面)を用いて、情報を提供する
Expertise(専門性)
E-E-A-Tの中でExpertise(専門性)とは、コンテンツ制作者が特定の分野において専門的な知識や技能そして資格を有していることが評価されるものとなります。
Googleは、情報の信頼性や正確性を非常に重要視しており、「このコンテンツは信頼に値するか?」を専門性によって一部判断しています。
Expertiseの具体例
- 医療関連のWebサイトで、その分野の権威ある医師や専門医が執筆した記事
- 法律にまつわるコンテンツに対して、弁護士が執筆した記事
- 税金にまつわる内容について、税理士または会計士が執筆する
特にYMYL(Your Money Your Life)などお金や健康に関わるジャンルは、専門性及び次に解説する、権威性が求められます。
- コンテンツ作成者の資格、経歴などの証明をサイト上で行う
- 専門が必要なコンテンツを配信するときは、その領域の専門家にインタビューや協力を行い、コンテンツの信頼性を高める
Authoritativeness(権威性)
E-E-A-Tの中でAuthoritativeness(権威性)とは、コンテンツ制作者が特定の分野において、「社会的地位がある、権威な企業であるか」が評価されるものとなります。
著名な方や、信頼がある国などの機関から言及されるということは、その分野において権威性がある情報源として判断することができます。
Authoritativeness(権威性)の具体例
- 学術的な研究が引用されているような記事
- 権威がある機関や専門家からの推薦や認証があるコンテンツ
- 多くの人から言及・リンクされているようなコンテンツ
- 外部リンク、引用を活用して、信頼性が高い確かな情報源と関連付けを行う
- 業界内における知名度を獲得する。(プレスリリース、ウェビナー、業界イベントの開催など)
Trust(信頼性)
E-E-A-Tの中でTrust(信頼性)とは、Webサイトやコンテンツがユーザーにとって信頼できるものであるか、またはユーザーのプライバシーやセキュリティに配慮されたサイトであるかを評価するものとなります。
そのため、ユーザー情報の取り扱いや、信頼性が高い情報提供を行うことが重要となります。
Trust(信頼性)具体例
- 明確な連絡先情報や運営者情報を提示しているサイト。
- プライバシーポリシーや利用規約が明確で、ユーザーのデータを適切に扱うことを示す。
意識すべきポイント
- コンテンツはオリジナルであり、コピーや模倣されたものではない
- SSL化(HTTPS)されている
- 運営者情報、企業情報、利用規約、プライバシーポリシーが開示されている
E-E-A-Tがより求められるYMYLとは?
YMYKとは「Your Money or Your Life」の頭文字をとった略語であり、直訳すると「あなたのお金やあなたの生活」という意味になります。
これらのジャンルに該当する健康や財産などにおいて、間違った情報・内容が含まれている場合、利用ユーザーに対して深刻な損害を与え得る可能性があります。
そのため、下記に記載したカテゴリに関連するコンテンツはより厳格に扱われます。
YMYLに該当するジャンルについて
政治・時事問題 | 公共サービス |
健康・安全・医療 | 法律関連 |
金融 | 宗教・民族 |
買い物・ショッピング | その他(就活など) |
E-E-A-Tを高める方法
WebサイトのE-E-A-Tを高める方法としては、以下の施策が有効とされます。それぞれの項目に応じたSEO対策がありますので、確認しましょう。
E-E-A-Tを高める方法 | SEO対策の内容 |
---|---|
Experience(経験) | 1. 実績・症例・分析データを掲載する 2. お客様の声・レビューを掲載する |
Expertise(専門性) | 1. ジャンルを絞り、1つのテーマに対して深掘りする 2. 一次情報を掲載する 3. サイト内の情報量を増やす 4. 著者・運営会社情報を開示する |
Authoritativeness(権威性) | 1. 著者・運営会社情報を開示する 2. ドメインパワーが高いサイトから被リンクをもらう 3. 関連性が高い企業から被リンクをもらう 4. 各SNS「YouTube・Xなど」での知名度を高める |
Trust(信頼性) | 1. 著者・運営会社情報を開示する 2. SSL化(HTTPS)を行う 3. プライバシーポリシーを明記する 4. whois情報を公開する |
実績・症例・分析データを掲載する(経験)
E-E-A-Tの経験を高める方法としては、実績・症例・分析データを掲載することが有効です。当社でもコンテンツを配信する際は、以下の画像のような形で、具体例を交えて解説しております。
経験の要素を追加するために、具体的に行った「施策、施策期間、施策結果」を明記しております。
お客様の声・レビューを掲載する(経験)
E-E-A-Tのうち経験を高めるには、「お客様の声やレビューを掲載する」ことも非常に大切です。例えば、お客様の声の一つでGoogleマップでの口コミがあります。「口コミ情報をWebサイトへ反映させる」こともE-E-A-Tを高める施策として有効です。
ジャンルを絞り、1つのテーマに対して深掘りする(専門性)
E-E-A-Tの要素の専門性を高めるためにはサイト全体でジャンルを一つに絞り深掘りすることが有効です。
専門性が高いサイト | 専門性が低いサイト | |
---|---|---|
発信内容 | ある特定の分野の情報のみ発信 | カテゴリーがバラバラな情報を発信 |
ユーザー目線 | 知りたい情報が網羅的に掲載 | 知りたい情報が少ない |
クーミル株式会社においても、Webマーケティング(SEO、制作など)の情報のみを発信するメディアとしてサイト運営することで専門性を高めております。
一次情報を掲載する(専門性)
E-E-A-Tの要素の専門性を高めるためには、一次情報を掲載することもおすすめです。
一次情報は、情報の調査及び収集そしてそのデータを基にした分析などが必要であるため、手間がかかる作業とはなります。しかしその分、独自性の高いコンテンツを作成可能です。
- 公的機関・上場企業が発信している内容を活用する
- 業界に特化した団体や企業の調査リリースを活用する
これらのデータを単純に掲載するのではなく、「ユーザーに読みやすいオリジナル画像やグラフを作る」「引用元のリンクを設置する」なども大切です。
著者・運営会社情報を開示する(権威性・専門性・信頼性)
著者・運営会社情報を開示することは、E-E-A-Tを高める上で非常に重要な要素です。
- 有名な会社が運営しているサイト:
安心できる(権威性+信頼性) - その分野で有名な企業が運営しているサイト:
専門性
このように運営会社を見るだけで、サイトのコンテンツの信頼度合いが変わってくるほど、とても大切な要素です。そのため、運営者情報の掲載や、サイトポリシーの記載は丁寧に対応しましょう。
被リンクを獲得する(権威性)
被リンクを獲得することは、Googleの検索ランキングの評価を高め、ウェブサイトの権威性(Authoritativeness)を向上させる重要な施策です。
- ドメインパワーが高いサイトから被リンクをもらう
- 関連性が高い企業から被リンクをもらう
上記のような被リンクは獲得が難しい分、権威性のあるサイトとして評価されやすくなる非常に良い被リンクと言えるでしょう。
被リンクを増やすためには、良質なコンテンツを作成する他、自社に関連する分野における市場調査などを行い、プレスリリースなどを行い、引用を増やすことで獲得することが出来ます。
定期更新やリライトで情報の信頼性や網羅性を担保する(信頼性)
Webサイトやコンテンツは作って終わりではなく、定期的に内容を見直して最新情報にリライトするなどメンテナンスを行うことが大切です。
古い情報のまま開示していると、ユーザーに誤った情報を届けるだけでなく、検索エンジンからマイナス評価を受ける要因になりかねません。信頼性を担保するためにも、最新にメンテナンスされたサイト運営を目指しましょう。
SSL化(HTTPS)を行う(信頼性)
SSL(Secure Sockets Layer)とは、Webサイトとユーザーの間の通信を暗号化するセキュリティ技術となります。SSL化することで以下のようなメリットがあります。
- Webサイトの通信が高速化
- データの改ざん、傍受の防止
特に個人情報の入力や決済機能を持つサイトであれば、このSSL化は必須となります。自社サイトがSSL化されていない場合、特に信頼性の観点において大きくマイナス評価をされるリスクがありますので、早めの対応が必要です。
プライバシーポリシーを明記する(信頼性)
ユーザー情報の取り扱いに関する透明性を高めるために、明確で分かりやすいプライバシーポリシーや利用規約を用意することもサイトの信頼性を高める上で有効です。
対策事例としては以下のとおりです。
- コンテンツ制作ガイドラインを作成し、公開する
- 個人情報を保護するための指針を明記する
- Cookieの使用や情報収集に関してユーザーが選択できるオプションを設置する
whois情報を公開する(信頼性)
Whoisとは、ドメインのIPアドレス・登録者名・登録年月日などを確認できるサービスです。Whoisを確認することで、サイトの信頼度を高めることが可能です。
- ドメイン名
- 組織名
- 住所
- 登録年月日
- 担当者情報
- ドメインの有効期限
whoisは各レンタルサーバーなどによって登録方法が異なるため、利用サーバーへ問い合わせして対応するようにしましょう。
E-E-A-Tに関するよくある質問
E-E-A-Tに関するよくある質問を解説します。本記事でお伝えした内容を基に自社のE-E-A-T向上に努めましょう。
- 自社のE-E-A-Tの評価を確認する方法はあるの?
-
E-E-A-Tは、検索アルゴリズムでスコア化されていないため、E-E-A-Tの向上を数値的に確認することは困難です。
クーミル株式会社では、E-E-A-T担保するため独自のチェック項目を設けることで品質を高めるよう徹底しております。
- E-E-A-Tを重視した高品質なコンテンツとはどのようなものですか?
-
EEATとは、Experience(経験)、専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trust)を意味します。これらつの要素が含まれたコンテンツが高品質であると言えます。
- E-E-A-Tを意識することはSEO対策にもなりますか?
-
E-E-A-TはGoogleの品質評価ガイドラインの中でも重要視されている項目であるため、SEO対策としても有効です。特にYMYL分野においては、E-E-A-Tがより重要となります。
まとめ
本記事でお伝えしたE-E-A-Tについては、Googleの検索品質ガイドラインの中でも重要視される項目となります。どのWebサイトにおいてもE-E-A-Tを高める施策は、SEO対策として効果的となります。
自サイトが、Experience(経験)、専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trust)が含まれているか確認し、不足している項目があれば、情報を修正して行きましょう。