新規事業やサービスページを構築する際に、どのURLで展開しようか悩まれる方は少なくありません。実際に弊社(クーミル株式会社)のクライアント様でも、新規サービスやページを構築する際に以下の観点で悩まれて相談を受けることが多いです。
- 既存のサイトのドメイン評価を活用してSEO対策を行う時に最も良い方法は?
- 既存のサイトとテーマや関連性がない事業をサブディレクトリに構築しても良いか?
- サブディレクトリとサブドメインどんな違いがあるか分からない
特に2024年以降のGoogleの検索アルゴリズムを調査していると、「ドメインのテーマ性や発信内容に一貫性」について比重が強くなってきたと感じております。
本記事ではこれらのGoogleの検索アルゴリズムを弊社なりに分析した見解も交えて、ドメインの使い分けについて解説できればと思います。本記事の内容はYouTubeでも解説しております。
クーミルでは、SEOコンサルティングのみならず、実行支援まで一貫して対応可能です。Web制作会社だからこそできるテクニカルSEOにも対応可能となります。ぜひご相談くださいませ。
COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。
■経歴
2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業
■得意領域
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格
■SNS
X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil
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お待たせさせてしまうかも知れません…。
目次
- サブディレクトリとサブドメインのどっちが良い?
- 3つの選択肢(サブディレクトリ/サブドメイン/別ドメイン)の比較
- 短期でSEO効果を出したいなら「サブディレクトリ」
- テーマを分けてブランド構築したいなら「サブドメイン」
- 全く別事業・別ブランドなら「別ドメイン(新規ドメイン)」
- サブドメインとサブディレクトリの違いとは?
- 新規ドメインを活用するケースについて
- SEO観点から見たサブディレクトリのメリット・デメリット
- サブディレクトリのメリット
- サブディレクトリのデメリット
- SEO観点から見たサブドメインのメリット・デメリット
- サブドメインのメリット
- サブドメインのデメリット
- 別ドメイン(新規ドメイン)のメリット・デメリット
- 別ドメインのメリット
- 別ドメインのデメリット
- 2.ドメイン費用がかかる
- 2024年以降のGoogleアップデートとドメイン戦略
- サイト評判の不正使用(サブディレクトリ貸し等)への規制動向
- テーマの一貫性とE-E-A-Tを意識したドメイン設計
- YMYL(医療・法律・金融など)領域でのドメイン使い分けの注意点
- 目的別のサブディレクトリ・サブドメイン・別ドメインの選び方
- 1.事業・サービスの関連性から選ぶ
- 既存ドメインの強さ(ドメインパワー)から選ぶ
- ブランド戦略・将来のサービス拡張から選ぶ
- BtoBサイト・オウンドメディア・採用サイトなどケース別の判断軸
- 目的別フローチャート風の簡易表
- ドメイン構成でよくある失敗と対策
- テーマがバラバラなサービスを1つのドメインに詰め込んでしまう
- 短期的なSEOだけを見てサブディレクトリを乱立させる
- 内部リンク設計・サイト構造を考えずに増築する
- よくある質問
- サブディレクトリ貸しは問題ありませんか?
- サブドメインについた被リンクは親ドメインへ影響しますか?
- 全く異なるジャンルをサブディレクトリに構築しても良いですか?
- 多言語サイトはサブディレクトリとサブドメインどちらが良い?
- ドメイン構成を間違えた場合、後から変更しても大丈夫?
- SEO対策やWebのマーケティングならクーミルへご相談ください
サブディレクトリとサブドメインのどっちが良い?
サブディレクトリとサブドメイン、さらに別ドメインは、それぞれ得意分野が異なります。短期でSEO効果を出したいのか、ブランドを分けて育てたいのかなど、目的別に「どれを選ぶべきか」を先に整理して解説します。
3つの選択肢(サブディレクトリ/サブドメイン/別ドメイン)の比較

| 各ドメインについて | URL | 既存ドメインとの関係 | ドメイン評価の引き継ぎ |
|---|---|---|---|
| サブドメイン | https://〇〇.domain.co.jp/ | 別ドメイン | ⚪︎ |
| サブディレクトリ | https://domain.co.jp/〇〇 | 既存ドメイン | ◎ |
| 別ドメイン | https://service.com | 別ドメイン | なし |
サブディレクトリ・サブドメイン・別ドメインには、それぞれ「SEO」「ブランド」「運用面」の観点で向き・不向きがあります。まずは細かなテクニックよりも、下記のような大枠の違いを押さえておくと、自社にとっての最適解が見えやすくなります。

| 選択肢 | 向いているケース | SEOの傾向 | 運用難易度 |
|---|---|---|---|
| サブディレクトリ | 既存サイトと近いテーマのコラム・メディア | ドメイン評価を引き継ぎやすい | 低〜中 |
| サブドメイン | 関連はあるがテーマをある程度分けたい場合 | 評価はやや分散しやすい | 中 |
| 別ドメイン | 全く別ブランド・新規事業・YMYLの専門サイト等 | 0スタートだが専門性を出しやすい | 中〜高 |
短期でSEO効果を出したいなら「サブディレクトリ」
既存サイトのテーマと近いオウンドメディアやブログを立ち上げる場合は、多くのケースでサブディレクトリが有利です。
既に蓄積されたドメインパワーや被リンクの評価を新コンテンツにも活かしやすく、コラムを追加していくほどドメイン全体の評価向上も期待できます。
一方で、テーマが広がりすぎると専門性が薄れ、評価がボヤけるリスクもあるため、カテゴリ設計や内部リンクで「どの領域に強いサイトなのか」を整理することが重要です。
テーマを分けてブランド構築したいなら「サブドメイン」
同じ企業・事業の中でも、「本体サイトとは少し切り分けて見せたいサービス」や「キャンペーンサイト」にはサブドメインが向いています。
サブディレクトリよりも独立性が高く、デザインや情報設計を柔軟に変えながらも、親ドメインとのつながりをアピールしやすい構造です。とはいえ検索エンジン上では別サイトに近い扱いをされることも多く、コンテンツ量や被リンクを個別に蓄積していく必要がある点は念頭に置いておきましょう。
全く別事業・別ブランドなら「別ドメイン(新規ドメイン)」
- 既存事業とはターゲットも価値提案も大きく異なる場合
- 医療・法律・金融などYMYL領域の専門サイトを立ち上げる場合
これらの場合は、別ドメインで独立させた方が長期的なメリットが大きくなります。
ブランド名をドメインに含めやすく、サイト全体のテーマも絞り込みやすいため、専門性や権威性を高めやすい構造です。その一方で、評価はゼロからのスタートになるため、一定の期間は「育てる前提」で中長期のSEO戦略を組むことが欠かせません。
サブドメインとサブディレクトリの違いとは?

サブドメインとサブディレクトリは、上記の表のような形で活用されることが多いです。
サブドメイン:
同じブランド・同じ企業内で別の事業を展開する時に活用されることが多い
具体的なイメージ:
Webマーケティングの会社のクーミル株式会社が営業支援を行う場合
サブディレクトリ:
既存のサービスと類似したサービスや類似したコラム記事を展開する
具体的なイメージ:
Webマーケティングの会社のクーミル株式会社がオウンドメディア制作サービスを行う場合
新規ドメインを活用するケースについて

| 項目 | 新規ドメイン(別ドメイン) |
|---|---|
| URL構造 | https://service.com (新しいURL) |
| 活用事例 | 既存ドメインとは全く異なるサービス・ブランドを展開する場合 |
| 具体例 | 既存ドメインが飲食店 https://foods.com/ 新サービスがSEO対策(全く異なるジャンル) https://seo.com/ |
上記のような形で既存ドメインで活用している事業と全く親和性がないサービスやメディアを構築する場合は、新規ドメインで一から構築した方が良いケースも少なくありません。
別ドメインを使用する理由
- 被リンクのテーマ性が無くなり、SEO評価を受けにくくなる可能性がある
- サイト全体のテーマ性が希薄してE-E-A-Tの内、専門性が薄まってしまう恐れがある
- 利用者がURLを見た時に違和感を覚える
SEO観点から見たサブディレクトリのメリット・デメリット
多くの企業サイトでまず検討すべき選択肢がサブディレクトリです。ただし「とりあえず全部サブディレクトリにまとめる」と、テーマのブレやカニバリなど新たな課題を生むこともあります。SEOの観点からメリット・デメリットを整理します。
サブディレクトリのメリット

サブディレクトリの最大のメリットは、既存ドメインの評価を活かして新コンテンツを伸ばせる点です。
コーポレートサイトが既に一定のドメインパワーを持っていれば、その配下にオウンドメディアやブログを構築することで、新規記事も比較的短期間で検索結果に乗りやすくなります。また、被リンクもドメイン単位で蓄積されるため、個別記事へのリンクがサイト全体の評価向上につながりやすい構造です。
運用面でも一つのCMS・一つの解析環境で管理でき、リソース効率の良さが際立ちます。
- 親ドメインのSEO評価を最大限活用することが可能
- サブディレクトリが評価を受けると親ドメインのSEO評価も高まる
- 新規サービスを構築した際に、検索順位が上がりやすい
サブディレクトリのデメリット
サブディレクトリを活用する場合は、以下のデメリット(注意点)を理解した上で活用することが大切となります。
上記のことから弊社の見解を持ってサイト設計を考えております。
・類似のテーマ:「サブディレクトリ」
・異なるテーマ:「サブドメイン」or「新規ドメイン」
1.サイトのテーマ性が希薄する恐れがある

サブディレクトリでサイト設計する際のデメリットの一つとしては、既存ドメインと全く異なるテーマ性のメディアやサービスを構築することで、ドメインのテーマ性が分散されやすくなることです。
▼イメージ
SEOコンサルティング会社のドメイン配下に、占いのアフィリエイトサイトを構築する
上記のような施策を行うと、占いメディア側では「恋愛」「星占い」などSEOとは全く異なる発信ばかり増えていきます。
その結果、サブディレクトリには本業とは全く異なる「占い系のサイトからの被リンク・アクセス数」ばかり集まってしまい、SEOコンサルティングでのテーマ性が分散されやすくなります。
特に昨今の検索結果を分析すると、被リンクは「数よりも質」が重要視されていますので、注意しましょう。
2.コラム記事のカニバリを気にする必要がある

サブディレクトリに複数のメディアサイトを構築する際に起きうるデメリットが記事同士がカニバリを起こすリスクが高まることです。
▼カニバリとは?
カニバリゼーションの略で異なる記事同士がバッティングしてしまい、Googleから正しく評価を受けづらい状況
具体例
ドメイン:
SEO対策メディアと営業戦略メディアの2つをサブディレクトリに構築
上記の場合、主語がSEOと営業と異なるものの、Googleからは類似したコンテンツと見なされる可能性が高い
これらを防ぐためには、サイト設計・キーワード選定を正しく行い、類似した記事が発生しないように調整する必要があります。
3.ペナルティなどの影響がサイト全体へ波及する

サブディレクトリのデメリットとして、サブディレクトリネガティブな評価を受けてしまうと、サイト全体の検索順位を下げる恐れがあります。
サブディレクトリは、既存ドメインと同じドメイン扱いとなるため、どちらか一方が影響を受けた場合、もう一方へ影響が波及しやすいとされています。
SEO観点から見たサブドメインのメリット・デメリット
サブドメインは「本体サイトとは切り分けたいが、完全に別ブランドにする必要はない」というときに便利な選択肢です。SEO上の評価のされ方や、ブランド面のメリット・デメリットを整理します。
サブドメインのメリット
サブドメインは、本体サイトとは異なる役割を持つサービスやコンテンツを、柔軟に切り分けたいときに有効です。たとえば app.example.com でプロダクトを提供し、marketing.example.com でマーケティング資料をまとめるなど、利用シーンに応じて情報設計を変えられます。
テーマを分けやすいため、コンテンツを絞り込めば「このサブドメインは◯◯に強いサイト」という印象を与えやすく、ユーザー視点でも情報を探しやすい構造をつくりやすい点がメリットです。
1.サイトのテーマに一貫性を持たせることができる

サブドメインはサブディレクトリと異なり、別ドメイン扱いとなるため、各ドメインごとのテーマ性を担保することができます。
サブドメインは、同じ会社やブランド内にて異なる事業を行う際に活用されます。
2.同じブランドで複数テーマをブランディング可能

サブドメインを活用することで、1つのURL(企業ドメイン)などで複数のテーマをブランディングすることができます。
- 楽天市場:https://www.rakuten.co.jp/ (楽天のネットショップとしてブランディング)
- 楽天トラベル:https://travel.rakuten.co.jp/ (楽天の旅行事業としてブランディング)
- 楽天モバイル:https://network.mobile.rakuten.co.jp/ (楽天のキャリア事業としてブランディング)
3.既存ドメインのSEO評価を引き継ぐことが出来る

3つ目のメリットは、メインサイトからの評価を継承できることです。
サブドメインは親ドメインとは別サイトとして評価されるとお伝えしてきましたが、サブドメイン作成時にメインドメインの評価を一部受け継ぐことができます。
上記の画像は楽天グループのメインドメイン及びサブドメインを外部ツールで分析した結果です。
このようにメインサイトの評価が受け継がれるため、SEO対策を行う上でメリットがあります。
サブドメインのデメリット
サブドメインは一見「親ドメインの評価をそのまま使える」ように思えますが、実際には別サイトに近い扱いを受けることが多く、被リンクやコンテンツ評価もサブドメイン単位で蓄積されます。
そのため、サブディレクトリに比べて立ち上げ初期は検索上位に出にくく、ある程度のコンテンツボリュームと時間が必要になります。また、サブドメインを増やしすぎると、各サブドメインの品質管理や運用フローが複雑化し、リソースが分散してしまう点にも注意が必要です。
1.別ドメイン扱いのため、SEOの評価が分散されやすい

前述した「SEO評価を活用できる」と逆説となってしまいますが、サブドメインで運用を続けるとSEO評価が分散されやすいというデメリットがあります。
SEOの評価が分散されやすいと説明した理由の一つに外部SEO対策(被リンク)があります。
サブドメインに被リンクが付いたとしても、メインドメインのサーチコンソールにはその被リンクを確認することが出来ません。一方で、メインドメインに被リンクが付いてもサブドメインのサーチコンソールでは確認することが出来ません。
サーチコンソール上で、被リンクを確認することはできませんが、サブドメインは親ドメインと内部リンクで繋がっています。そのため、サブドメインのドメイン評価が高まれば親ドメインもポジティブな影響を受ける可能性があると示唆しております。
2.ペナルティなどの悪影響を受ける可能性がある

サブドメインは、良い意味でもメインドメインの影響を受けますが、同時に悪い影響も受けてしまいます。
| ドメイン | SEOの評価(良い影響) | SEOの評価(悪い影響) |
|---|---|---|
| メインドメイン | 高い | 低い |
| サブドメイン | メインドメインの 影響で高くなりやすい | メインドメインの影響で 低くなりやすい |
別ドメイン(新規ドメイン)のメリット・デメリット
別ドメインでサイトを立ち上げることは、短期的なSEO観点では不利に見えます。しかし、ブランド設計や専門性の訴求という観点では、他の選択肢にはないメリットも多く存在します。
別ドメインのメリット
別ドメインの最も大きな強みは、「サイト全体を特定のテーマに強く寄せられること」です。
ドメイン名やサイト名にキーワードやブランド名を含めやすく、コンテンツもターゲットとテーマを絞り込んで展開できるため、専門性や権威性を育てやすくなります。
具体的に新規ドメインを活用するメリットは以下のとおりです。
1.サイト全体のテーマ性が統一される

新規ドメインを活用するメリットの1つ目は、サイト全体のテーマ性が統一されることです。
新規ドメインは、会社名・ブランド名・プロジェクト名などで取得することができるため、サイト名とドメイン名に統一性が生まれます。そのため、プロジェクト名とドメインが一緒だと、覚えてもらいやすくなるメリットがあります。
また、発信内容もドメインごとに統一することが出来るため、ドメインのテーマ性を保つことが出来ます。
上記のような形でドメインごとで発信内容を棲み分けすることが可能になります。
2.検索上位に複数ページ狙うことが出来る

新規ドメインを活用するメリットの2つ目は、「複数ページを検索結果に表示させることができる」ことです。
通常、同じドメインの場合、一つのキーワードに対して表示されるページは1URLのみとなります。(最近では2URL表示される事もありますが、多くの場合は1URLのみです。)
一方で、メインドメインとは別に新規ドメインで類似記事を執筆した場合、上位10サイトの内2サイトを検索結果に表示させることができる可能性があります。
3.SEOペナルティのリスクを分散できる

3つ目のメリットは、SEOペナルティのリスクを分散することが出来ます。
Googleの検索アルゴリズムは日々変化をしているため、コアアルゴリズムアップートの影響により、検索順位が下落してしまう事も少なくありません。
一方で、別ドメインで展開していれば、一方が影響を受けたとしても、その影響が他のドメインへ波及する事はありませんので、悪影響を最小限に抑えることが出来ます。
別ドメインのデメリット
一方で別ドメインは、ドメインパワーがゼロの状態からスタートするため、検索流入が育つまでに時間がかかります。
被リンクもコンテンツ評価も新規で蓄積していく必要があり、短期で成果を求めるプロジェクトには向きません。また、別サイトを作る必要があるため、初期構築コストと運用コストがかさみやすい点もデメリットです。
「なぜ別ドメインにするのか」という事業上の理由が薄い場合は、無理に分けずサブディレクトリやサブドメインを検討した方が賢明です。
具体的に新規ドメインを使用するデメリットは以下のとおりです。
1.既存ドメインのSEO評価を引き継げない

新規ドメインを利用するデメリットの1つ目は、既存ドメインのSEO評価を引き継ぐことが出来ないことです。
上記の画像のようにメインで使用しているドメイン評価が高いとしても、新規ドメインは0からスタートとなります。その為、検索エンジンで評価されるまでに数ヶ月単位で時間がかかります。
2.ドメイン費用がかかる

新規ドメインを使う2つ目のデメリットは、ドメイン費用がかかることです。新規ドメインを新しく取得するため、今のドメインとは別にドメイン代を月々数千円程度かかるため、運用コストが増えてしまいます。
2024年以降のGoogleアップデートとドメイン戦略
2024年以降、Googleは「サイト評判の不正使用(Site Reputation Abuse)」ポリシーを強化し、サブフォルダやサブドメインを悪用したスパムへの取り締まりを本格化させています。 ドメイン構成を考える際も、この流れを踏まえた設計が欠かせません。
サイト評判の不正使用(サブディレクトリ貸し等)への規制動向
大規模メディアやポータルサイトの一部ディレクトリ・サブドメインを“貸し出し”し、ジャンル違いのアフィリエイトコンテンツを大量掲載するような手法は、Googleのサイト評判の不正使用ポリシーの対象になりやすくなりました。
サイトの評判の不正使用とは、あるホストサイトのランキング シグナルを利用して検索ランキングを不正に操作するために、そのサイトにサードパーティのページを公開する行為を指します。
サイトの評判の不正使用に関するポリシーの更新
一見すると「サブディレクトリなら評価を流用できる」ように思えますが、テーマ性が乖離した第三者コンテンツを増やしすぎると、ドメイン全体の信頼を損ねるリスクがあります。
自社サイト内であっても、テーマとユーザー価値を軸に、無理な増築を避けることが重要です。
テーマの一貫性とE-E-A-Tを意識したドメイン設計
Googleはコンテンツ単体だけでなく、「サイトとして何に詳しいのか」「誰がどのような背景で情報を発信しているのか」といったE-E-A-Tの観点を重視しています。
サブディレクトリ・サブドメイン・別ドメインのどれを選ぶにしても、「そのサイトはどのテーマの専門家として認識されたいのか」を明確にし、それに沿ったコンテンツ構成・著者情報・実績紹介などを積み上げていくことが重要です。
結果として、SEO評価だけでなく、ユーザーからの信頼も得られるドメイン設計につながります。
YMYL(医療・法律・金融など)領域でのドメイン使い分けの注意点
YMYL領域では、誤った情報がユーザーの生活や健康に直結するため、特に厳しい審査が行われます。
コーポレートサイトの一部ディレクトリで軽く触れる程度なら問題になりにくいものの、本格的な情報発信を行う場合は、実績のある専門家監修やエビデンスの明示、ブランドとしての責任範囲を踏まえたドメイン構成が必須です。
あえて別ドメインで専門サイトを立ち上げ、監修者・運営体制・実績を明示した方が、中長期的な信頼と集客につながるケースも少なくありません。
目的別のサブディレクトリ・サブドメイン・別ドメインの選び方
ここまでの内容を踏まえ、「結局うちはどれを選ぶべき?」を目的別に整理します。事業との関連性、ドメインパワー、ブランド戦略の3軸で考えることで、感覚ではなくロジックで最適解を選べるようになります。
1.事業・サービスの関連性から選ぶ
まず確認したいのは、「新たに立ち上げるコンテンツは既存事業とどれくらい近いか」という点です。
ターゲットや提供価値が既存サイトとほぼ同じであれば、サブディレクトリで統合した方がSEO・運用の両面で効率的です。逆に、既存事業とほとんど接点がないテーマであれば、別ブランドとして切り出す前提でサブドメインもしくは別ドメインが候補になります。
まずは事業戦略の観点から、「関連性があるかどうか」を言語化しておくと判断しやすくなります。
既存ドメインの強さ(ドメインパワー)から選ぶ
次に見るべきは、既存ドメインの強さです。
すでに検索から安定した流入があり、主要キーワードで上位を獲得できているドメインであれば、その評価を活かすためにサブディレクトリを優先的に検討する価値があります。
一方、既存サイト自体のドメインパワーが弱く、まだ立ち上げフェーズにある場合は、別ドメインで専門サイトを立ち上げることも選択肢になります。
- 強いドメインがあるなら活用する
- まだドメインが弱いなら、最初から専門サイトとして設計する
ブランド戦略・将来のサービス拡張から選ぶ
ドメイン構成は、SEOだけでなくブランドの見せ方にも直結します。
将来的に複数プロダクトを展開したい場合は、コーポレートドメインとサービスドメインを分けることで、どちらのブランドも伸ばしやすくなります。
逆に「まずは一つのサービスに集中して認知を取りたい」フェーズでは、あえてコーポレートサイト配下にまとめてブランドを一本化する方が得策なことも多いです。
数年先の事業計画も踏まえて、「ユーザーにどう見えてほしいか」の観点で選択しましょう。
BtoBサイト・オウンドメディア・採用サイトなどケース別の判断軸
BtoB企業のコーポレートサイトでは、サービス紹介・オウンドメディア・採用情報をどう分けるかがよく議論になります。
たとえば、同じターゲット(マーケ担当者)向けのオウンドメディアであればサブディレクトリ運用が基本ですが、採用サイトはサブドメインや別ドメインで「採用ブランド」として独立させるケースも増えています。
また、海外展開する場合は、国・言語別にサブディレクトリ(/en/)かサブドメイン(en.example.com)を使い分けるなど、ケースごとの判断軸を整理しておくと迷いにくくなります。
目的別フローチャート風の簡易表
本文中に、次のような表を置くと分かりやすくなります。
| 状況・目的 | 推奨構成 |
|---|---|
| 既存事業とターゲット・テーマが近い | サブディレクトリ |
| 役割は違うが同一ブランド内で見せたい | サブドメイン |
| 全く別事業・別ブランドとして展開したい | 別ドメイン |
| YMYLなど高い専門性と信頼性が求められる領域 | 別ドメイン |
| 強いドメインパワーを持つ本体サイトを活用したい | サブディレクトリ |
| 将来サービスを売却・分社化する可能性があるプロダクト | 別ドメイン or サブドメイン |
ドメイン構成でよくある失敗と対策
実際にクーミル株式会社に対してよくあるご相談として、「最初の設計を誤ったことで、あとから移転や統合が必要になってしまった」というケースも少なくありません。
ありがちな失敗パターンと、その予防策を事前に押さえておきましょう。
テーマがバラバラなサービスを1つのドメインに詰め込んでしまう
とにかくSEO効果を求めるあまり、既存の強いドメインに異なるテーマのコンテンツを詰め込みすぎると、「このサイトは何の専門家なのか」が分からなくなってしまいます。
特に、占い・金融・健康食品などまったく関連性のないジャンルを混在させると、ユーザーからの信頼も得にくくなります。新しいコンテンツを追加する前に、「このテーマは既存サイトの専門性の延長線上にあるか?」を一度立ち止まって確認することが、失敗を防ぐ第一歩です。
短期的なSEOだけを見てサブディレクトリを乱立させる
サブディレクトリを増やせば増やすほど、短期的には「ページ数」が増えたように見えますが、品質管理が追いつかないと逆効果になりかねません。
更新が止まったディレクトリや、薄いコンテンツばかりが集まったディレクトリが増えていくと、ドメイン全体の評価にマイナスの影響を与える可能性があります。
新しいディレクトリを作るときは、運営体制や更新計画もセットで設計し、「作って終わり」にならないようにしましょう。
内部リンク設計・サイト構造を考えずに増築する
ディレクトリやサブドメインを増やすだけでは、ユーザーも検索エンジンもサイト全体を正しく理解できません。
カテゴリトップやハブとなるページから関連コンテンツへ適切に内部リンクを張ることで、「この領域に関する情報が体系的にまとまっているサイトだ」と認識してもらうことが重要です。
サイトマップやパンくずリスト、関連リンクブロックなどを活用しながら、構造的にわかりやすい導線を整備することで、SEOとユーザビリティの双方を高めることができます。
よくある質問
ここではドメインに関するよくある質問を3つまとめております。
サブディレクトリ貸しは問題ありませんか?

サブディレクトリ貸しは、リスクが非常に高いためお勧めする事はできません。最近まで、サブディレクトリ貸しなどドメイン評価を悪用することも少なくありませんでした。
しかし、2024年5月にドメイン評価を悪用したサイト(サイト評判の不正使用)を規制する動きもあり、サブディレクトリ貸しで構築したサイトが手動ペナルティを受けることが多発しております。
サブドメインについた被リンクは親ドメインへ影響しますか?

サブドメインに被リンクが付いたとしても、親ドメインに対しては直接的に影響を与える事はありません。しかし、サブドメインは、内部リンク扱いとなっていることから、一定数SEOの効果がある可能性を示唆しております。
全く異なるジャンルをサブディレクトリに構築しても良いですか?

企業ドメインの配下に様々なジャンルを構築するメリット・デメリットは以下の通りです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| メインドメインのSEO評価を 最大限活用できる | サブディレクトリで受けた悪影響が 親ドメインまで影響する |
| 被リンクを1つのドメインへ集めることが出来、 ドメインパワーが高まりやすい | 親ドメインと関連性の低いリンクが集まりやすい |
これらのメリットデメリットを理解した上で、判断することをお勧めいたします。
多言語サイトはサブディレクトリとサブドメインどちらが良い?
多言語サイトでは、運用体制とブランド戦略が判断の鍵になります。
1つのチームで全言語をまとめて管理したい場合や、ブランドを世界共通で扱いたい場合は、/en/ のようなサブディレクトリ構成がシンプルでおすすめです。
一方で、国や地域ごとに独立したマーケティング戦略を展開したい場合や、現地法人ごとにサイト運営を任せたい場合は、us.example.com のようなサブドメイン構成が向いています。
いずれの場合も、hreflangタグやローカライズの品質が重要になります。
ドメイン構成を間違えた場合、後から変更しても大丈夫?
ドメイン構成の変更は、適切にリダイレクトや内部リンクの見直しを行えばリカバリー可能です。しかし、URL構造の変更は一時的に検索順位が不安定になりやすく、トラフィックの変動も避けられません。
そのため、「間違えたからすぐにやり直す」という発想ではなく、変更後の構成で長期的に運用していけるかどうかを十分検討した上で判断することが重要です。大規模な移転を検討する場合は、事前に専門家へ相談することをおすすめします。
SEO対策やWebのマーケティングならクーミルへご相談ください
本記事では、サブディレクトリ・サブドメイン・新規ドメインのSEO効果や使い分け方法について解説しました。
サブディレクトリ・サブドメイン・新規ドメインとでそれぞれメリット・デメリットが異なるため判断しづらい部分もあるかと思います。
このようなSEOに関する疑問に関してもクーミルであれば解決することが出来ますのでご気軽にご相談くださいませ。