パンくずリストとは、ユーザーが現在閲覧しているページがサイト内のどの位置にあるのかを示すナビゲーションです。多くのWebサイトで「HOME > カテゴリ > 記事」といった形式で表示され、ユーザーが迷わずサイト内を移動できるようにする役割を持っています。
またパンくずリストはユーザビリティの向上だけでなく、SEO対策としても重要な内部施策の一つです。Googleもパンくずリストの活用を推奨しており、適切に設置することで検索結果に表示されるリッチスニペットの改善や、サイト構造の理解促進にもつながります。
本記事では、パンくずリストの基本的な意味から種類、SEO効果、設置方法、構造化データの実装方法まで、初心者にもわかりやすく解説します。
クーミルでは、SEOコンサルティングのみならず、実行支援まで一貫して対応可能です。Web制作会社だからこそできるテクニカルSEOにも対応可能となります。ぜひご相談くださいませ。
COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。
■経歴
2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業
■得意領域
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格
■SNS
X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil
SEO対策のお悩み
を無料で相談する
Step1
ありがとうございます
弊社にご相談頂きまして
誠にありがとうございます。
クーミル株式会社では、
1つ1つのご相談を真剣に考え、
最適解をご提供出来るよう日々努めております。
可能な限り、即日ご返信を心掛けておりますが、
相談内容や、
営業日の関係で少々、
お待たせさせてしまうかも知れません…。
目次
- パンくずリストとは?
- パンくずリストの表示例
- パンくずリストという名前の由来
- パンくずリストの種類
- 位置型パンくずリスト
- 属性型パンくずリスト
- パス型パンくずリスト
- パンくずリストのSEO効果について
- 1.ユーザービリティの向上
- 2.SEOの内部施策
- 3.内部リンクを集めてSEO対策
- パンくずリストが必要なサイト
- 記事メディア・オウンドメディア
- ECサイト(オンラインショップ)
- 企業コーポレートサイト
- 大規模サイト・ポータルサイト
- サイト規模ごとの必要度
- パンくずリストが不要なサイト
- 小規模サイト(ページ数が少ないサイト)
- パンくずリストの設置方法
- WordPressでパンくずリストを設置する方法
- HTMLでパンくずリストを実装する方法
- パンくずリストの構造化データ設定方法
- パンくずリストの構造化データとは
- JSON-LD形式での実装方法
- 構造化データの確認方法(リッチリザルトテスト)
- SEOに強いパンくずリストの設計ルール
- サイト構造と一致させる
- 階層を深くしすぎない
- パンくずテキストにキーワードを含める
- パンくずリストが表示されない原因
- 構造化データの記述ミス
- Googleのクロールがまだ完了していない
- noindexやrobots設定の影響
- パンくずリストとサイトマップの違い
- パンくずリストとサイトマップの比較
- パンくずリストを設置する上での注意点
- 1.分かりやすい構造にする
- 2.SEOを意識したアンカーテキストにする
- 3.検索ニーズに応じたパンくずリスト
- パンくずリストに関するよくある質問
- パンくずリストはページ上部、下部どっちが良い?
- パンくずリストはSEOに効果がありますか?
- まとめ
パンくずリストとは?

パンくずリストとは、現在閲覧しているページがサイト構造のどの位置にあるかを示すナビゲーションです。サイト内の階層を視覚的に示すことで、ユーザーが迷わず目的のページへ移動できるようになります。
パンくずリストの表示例
一般的なパンくずリストの表示例
HOME > SEO対策 > 内部SEO > パンくずリスト
ユーザーはこのリンクをクリックすることで、上位カテゴリへ簡単に移動できます。
パンくずリストという名前の由来
パンくずリストという名前は、童話「ヘンゼルとグレーテル」に由来しています。物語の中でヘンゼルが家に戻れるようにパンくずを道に落としたことから、Webサイト上で現在地までの道筋を示すナビゲーションを「パンくずリスト」と呼ぶようになりました。
英語では Breadcrumbs(ブレッドクラム) と呼ばれ、世界中のWebサイトで使われているUIです。
パンくずリストの種類

パンくずリストには、主に3つの種類があります。
それぞれの特徴や用途に応じての使い分けにより、ユーザーにとって最適なナビゲーション体験を提供できるでしょう。以下に、それぞれの種類について詳しく説明します。
位置型パンくずリスト
位置型パンくずリストは、サイトの階層構造に基づいて、ユーザーが現在どのページにいるかを示すナビゲーション要素です。
HOME > コラム > SEO対策 > パンくずリスト
特徴
- サイトの階層構造を示す
- SEO効果が最も高い
- 多くの企業サイトで採用
位置型パンくずリストは、サイトの構造を明確に反映しており、ユーザーは自分が現在サイトのどの位置にいるかを一目で把握できます。
また各階層をクリックすると上位のカテゴリページに簡単に戻れるため、ユーザーはサイト内を迷うことなく目的のページに到達することができます。
適したサイトについて
- 情報量の多いサイト
- 明確な階層構造を持つサイト
ニュースサイトや企業サイトの製品カテゴリ、オンラインショッピングサイトの商品カテゴリなどで広く使用されています。
ユーザーにとって直感的に理解しやすく、サイトの構造を把握しながらナビゲーションできるため、ユーザビリティの向上に役立つでしょう。
属性型パンくずリスト
属性型パンくずリストは、ユーザーが選択した属性に基づいて、現在のページがどのカテゴリに属するかを示します。
ECサイトで「シャツ」を探している場合
└「トップス > シャツ > 半袖シャツ」
└「トップス > メンズ > シャツ」
別の属性の組み合わせでも、同じ商品ページに到着可能
属性型パンくずリストは、サイト内のさまざまな属性を組み合わせて目的のページに到達できるため、ユーザーの利便性を高めることができます。
適したサイトについて
- 複数の属性を持つ商品を扱うECサイト
- 記事をカテゴリやタグで分類するブログサイト
などで効果的です。
パス型パンくずリスト
パス型パンくずリストは、ユーザーがサイト内を移動した経路をそのまま表示する形式です。
ユーザーがトップページから「新着情報」をクリックし、次に「イベント情報」をクリックした場合
└パンくずリスト:「トップページ > 新着情報 > イベント情報」
パス型パンくずリストは、ユーザーの行動履歴に基づいているため、個々のユーザーによってパンくずリストの内容が異なります。サイトの階層構造とは関係なく、ユーザーが辿ってきたページの順序で表示されるため、前のページに戻りやすいのがメリットです。
サイト内を長時間閲覧しているとパンくずリストが非常に長くなってしまう可能性があるため、現在ではあまり使用されていません。
パンくずリストのSEO効果について

パンくずリストは、ユーザビリティ向上だけでなく、SEOにもさまざまなメリットがあります。
単なるナビゲーション要素としてだけでなく、ユーザビリティの向上やSEO対策にも貢献するのです。ここでは、パンくずリストの主な役割について詳しく説明します。
1.ユーザービリティの向上

パンくずリストは、ユーザーがサイト内のどの位置にいるかを明確に示せるため、ナビゲーションを容易にします。検索結果からサイトに直接アクセスした場合、パンくずリストがないとユーザーはサイトのどの部分を見ているのかわからなくなってしまいます。
一方パンくずリストを設置すると、訪れたページがサイトのどの階層にあるのか、どのカテゴリーに属しているのかを把握できるのです。パンくずリストによりユーザーは、目的のページに到達しやすくなり、サイト内を迷うことなく探索できます。
2.SEOの内部施策

パンくずリストは、検索エンジン最適化(SEO)の観点からも重要です。
構造化データを用いてパンくずリストをマークアップすると、検索エンジンにサイトの構造を明確に伝えられます。Googleなどの検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなり、適切にインデックス化される可能性が高まります。
またパンくずリストは、サイト内のリンク構造の一部であるため、クローラーがサイトを巡回する際の手がかりとなります。
適切なパンくずリストを設置すると、クローラーがサイトを巡回しやすい構造となり、新規ページやリライトしたページがクロールされやすくなり、再評価されやすい状況が作れます。
3.内部リンクを集めてSEO対策

パンくずリストは、内部リンクを集中させるためのツールとしても活用できます。特にデータベース型のサイトやECサイトなどでは、一覧ページに内部リンクを集めることでSEO効果を高められます。
上記の画像のように、中古車販売サイトの場合「レクサス中古」や「プリウス中古」といったキーワードで上位表示を目指すには、それぞれの一覧ページに内部リンクを集中させることが有効です。
商品点数が多ければ多いほど一覧ページの内部リンク数が増えるため、上位表示されやすい構造になります。
パンくずリストが設置されていると、各商品ページからカテゴリーページへ内部リンクを自然に設置することが出来るため、上位表示化させたいページへSEO評価を集めることができます。
これは「リンクジュース」と呼ばれる概念で、パンくずリストを戦略的に設置して特定のページにリンクを集中させ、SEO効果を高めることができます。
このように、パンくずリストはSEO対策において非常に重要な役割を持っています。データベース型サイトやECサイトを構築する際は、初期設定の段階でパンくずリストをしっかりと構築することで正しいSEO評価が受けられます。
パンくずリストが必要なサイト

パンくずリストはすべてのWebサイトに必須というわけではありません。しかし、ページ数が多く階層構造があるサイトでは、ユーザーが現在地を把握しやすくなるだけでなく、Googleがサイト構造を理解しやすくなるというSEO上のメリットがあります。
特に記事メディアやECサイトなど、複数のカテゴリやページを持つサイトではパンくずリストの設置が推奨されます。ここでは、パンくずリストを設置すべき代表的なサイトタイプを解説します。
- 記事メディア
- ECサイト
- 企業コーポレートサイト
- 大規模サイト
記事メディア・オウンドメディア
記事数が多いメディアサイトでは、パンくずリストが非常に重要なナビゲーションになります。
ユーザーは記事を検索から直接訪問するケースが多く、現在のページがどのカテゴリに属しているのか分からないことがあります。パンくずリストを設置することで、カテゴリページや関連テーマへ移動しやすくなり、回遊率の向上につながります。
また、Googleにとってもサイト構造を理解しやすくなるため、内部リンク設計の一部としてSEO効果も期待できます。
- 記事のカテゴリ構造をユーザーに伝えられる
- カテゴリページへの内部リンクを自然に作れる
- 関連コンテンツへの回遊率が向上する
- Googleがサイト構造を理解しやすくなる
例
HOME > SEO対策 > 内部SEO > パンくずリスト
ECサイト(オンラインショップ)
ECサイトでは商品カテゴリが複数階層になることが多く、パンくずリストがユーザーのナビゲーションとして非常に重要です。
ユーザーが商品ページから一つ上のカテゴリに戻りたい場合、パンくずリストがあることでスムーズに商品一覧ページへ戻ることができます。また、商品ページからカテゴリページへリンクを作ることで内部リンク構造が強化され、SEOにもプラスに働きます。
- 商品カテゴリへ簡単に戻れる
- 商品一覧ページへの導線が増える
- サイト内回遊率が向上する
- カテゴリページのSEO評価が高まりやすい
例
HOME > メンズ > スニーカー > ナイキ
企業コーポレートサイト
企業のコーポレートサイトでも、ページ数が多い場合はパンくずリストが有効です。
サービスページ、事例ページ、コラムページなど複数のコンテンツを持つサイトでは、ユーザーが現在どのページを見ているのかを示すナビゲーションが必要になります。パンくずリストを設置することで、サービスカテゴリや関連ページへの移動がしやすくなり、ユーザビリティが向上します。また、内部リンク構造の整理にも役立ちます。
- サービスページの階層を分かりやすくする
- 関連ページへの導線を増やす
- サイト全体の構造を整理できる
- SEO内部リンクの最適化につながる
例
HOME > サービス > SEOコンサルティング
大規模サイト・ポータルサイト
ニュースサイトやポータルサイトのようにページ数が多い大規模サイトでは、パンくずリストはほぼ必須の要素です。
ユーザーが検索から個別ページにアクセスした場合でも、上位カテゴリへ簡単に移動できるため、サイト内回遊を促進できます。また、大規模サイトではGoogleクローラーがサイト構造を理解することも重要であり、パンくずリストはその補助として機能します。
- サイト構造をユーザーに示す
- カテゴリページへの導線を作る
- 内部リンクを強化する
- クローラビリティを改善する
サイト規模ごとの必要度
| サイトタイプ | 必要度 |
|---|---|
| オウンドメディア | 高 |
| ECサイト | 高 |
| 企業サイト | 中 |
| LP・1ページサイト | 低 |
パンくずリストが不要なサイト
パンくずリストは多くのWebサイトで有効なナビゲーションですが、すべてのサイトに必ず必要というわけではありません。特にページ数が少ないサイトや階層構造を持たないサイトでは、パンくずリストを設置してもユーザー体験の向上につながらない場合があります。
ここでは、パンくずリストが必須ではない代表的なサイトタイプを紹介します。
- ランディングページ(LP)
- 小規模サイト(ページ数が少ないサイト)
ランディングページ(LP)
ランディングページは、広告やキャンペーンからの流入を想定した「1ページ完結型」のサイトであることが多く、基本的に階層構造を持ちません。そのためパンくずリストを設置しても遷移先がなく、ナビゲーションとしての役割が薄くなります。
LPではコンバージョン導線をシンプルに保つことが重要なため、不要なリンク要素は増やさない方が効果的です。
- 基本的に1ページ構成
- ユーザーの導線は「閲覧 → CV」に集中
- ナビゲーション要素を最小限にする設計
- パンくずリストの必要性が低い
小規模サイト(ページ数が少ないサイト)
ページ数が数ページ程度の小規模サイトでは、サイト構造が非常にシンプルなためパンくずリストがなくてもユーザーは迷いません。
例えば「トップページ」「会社概要」「お問い合わせ」など数ページのみのサイトでは、グローバルナビゲーションだけで十分に目的のページへ移動できます。
- 会社案内サイト
- 店舗紹介サイト
- 簡易ポートフォリオサイト
- イベント告知サイト
このようなサイトでは、パンくずリストを設置するよりもシンプルなナビゲーション設計を優先する方がユーザビリティ向上につながります。
パンくずリストの設置方法
パンくずリストは、Webサイトの構造や使用しているCMSによってさまざまな方法で設置できます。
主に「WordPressなどのCMSでプラグインを使う方法」と「HTMLで直接実装する方法」の2種類があります。サイト運営者や開発者のスキルに応じて最適な方法を選ぶことが重要です。
ここでは、代表的なパンくずリストの設置方法について分かりやすく解説します。
WordPressでパンくずリストを設置する方法
WordPressでは、プラグインを利用することで簡単にパンくずリストを設置できます。
特にSEOプラグインにはパンくずリスト機能が搭載されていることが多く、設定画面から有効化するだけで表示できる場合もあります。テーマによってはパンくず機能が標準搭載されているケースもあるため、まずはテーマの設定を確認するとよいでしょう。
代表的なWordPressプラグイン
- Yoast SEO
- All in One SEO
- Rank Math SEO
- Breadcrumb NavXT
基本的な設置手順
- プラグインをインストール
- パンくずリスト機能を有効化
- テーマファイル(header.phpなど)にコードを追加
- 表示位置を調整
WordPressでは専門的なプログラミング知識がなくても導入できるため、多くのサイトでこの方法が採用されています。
HTMLでパンくずリストを実装する方法
HTMLサイトでは、<nav>タグや<ol>タグを使ってパンくずリストを実装します。
検索エンジンやスクリーンリーダーが理解しやすいように、セマンティックなマークアップを行うことが重要です。HTMLで実装する場合は、サイト構造に合わせてリンクを設定する必要があります。
基本的なHTMLの記述例
<nav aria-label="breadcrumb">
<ol>
<li><a href="/">HOME</a></li>
<li><a href="/seo/">SEO対策</a></li>
<li>パンくずリスト</li>
</ol>
</nav>
HTML実装のポイント
navタグでナビゲーションを示すol(順序付きリスト)を使用する- 上位ページにはリンクを設置する
- 現在ページはリンクを付けない
HTMLで実装する方法は自由度が高く、デザインや構造を細かく調整できる点がメリットです。
パンくずリストの構造化データ設定方法
パンくずリストをSEOで最大限活用するためには、構造化データ(Structured Data)を設定することが重要です。
構造化データとは、検索エンジンがページの内容やサイト構造を理解しやすくするためのマークアップのことです。パンくずリストを構造化データとして記述すると、Googleの検索結果にパンくず形式のURLが表示される場合があります。ここでは、パンくずリストの構造化データの基本と設定方法について解説します。
パンくずリストの構造化データとは
パンくずリストの構造化データとは、ページの階層構造を検索エンジンに明示するためのマークアップです。
Googleは「BreadcrumbList」というスキーマを使用して、ページがサイト内のどの位置にあるのかを理解します。これにより、検索結果のURL表示が整理され、ユーザーにとって分かりやすい検索結果になる可能性があります。
構造化データを設定する主なメリット
- Googleがサイト構造を理解しやすくなる
- 検索結果にパンくず表示される可能性がある
- 検索結果の視認性が向上する
- クリック率(CTR)の改善が期待できる
パンくずリストの構造化データは、HTMLのパンくず表示とは別に記述する必要があるため、SEO対策として適切に設定しておくことが重要です。
JSON-LD形式での実装方法
パンくずリストの構造化データは、JSON-LD形式で記述する方法が最も推奨されています。
JSON-LDはHTML構造に影響を与えずに記述できるため、現在多くのWebサイトで採用されている形式です。通常は<script type="application/ld+json">タグ内に記述します。
JSON-LDの実装例
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BreadcrumbList",
"itemListElement": [{
"@type": "ListItem",
"position": 1,
"name": "HOME",
"item": "https://example.com"
},{
"@type": "ListItem",
"position": 2,
"name": "SEO対策",
"item": "https://example.com/seo/"
},{
"@type": "ListItem",
"position": 3,
"name": "パンくずリスト",
"item": "https://example.com/seo/breadcrumb/"
}]
}
実装時のポイント
positionで階層順を指定するnameにパンくずの表示名を記述するitemにはURLを設定する- ページ階層と一致させる
構造化データの確認方法(リッチリザルトテスト)
構造化データを設定した後は、正しく記述されているか確認することが重要です。
Googleが提供する「リッチリザルトテスト」を使用すると、構造化データのエラーや警告をチェックできます。設定ミスがあると検索結果に反映されないため、公開前に確認することをおすすめします。
確認手順
- Googleリッチリザルトテストにアクセス
- ページURLまたはコードを入力
- 構造化データの検出結果を確認
- エラーがあれば修正
確認ツール
構造化データを適切に設定しておくことで、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなり、SEO効果の向上につながります。
SEOに強いパンくずリストの設計ルール
パンくずリストは設置するだけでSEO効果が得られるわけではなく、サイト構造や内部リンク設計を意識した形で設計することが重要です。
適切なパンくずリストはユーザーにとって分かりやすいナビゲーションになるだけでなく、検索エンジンがサイトの階層構造を理解する助けにもなります。ここでは、SEO効果を最大化するために押さえておきたいパンくずリストの設計ルールを解説します。
サイト構造と一致させる
パンくずリストは、実際のサイト階層やURL構造と一致していることが重要です。
パンくずの階層とURL構造が異なると、ユーザーや検索エンジンがサイト構造を正しく理解できなくなる可能性があります。そのため、パンくずリストは「トップページ → カテゴリ → 記事ページ」のように、サイトの情報設計に沿った形で作る必要があります。
理想的な構造の例
HOME > SEO対策 > 内部SEO > パンくずリスト
URL構造
/seo/internal-seo/breadcrumb/
設計のポイント
- URL階層とパンくず階層を一致させる
- カテゴリ構造を分かりやすくする
- サイト構造の整理にも活用する
このように統一された構造にすることで、SEOの内部リンク設計としても効果的に機能します。
階層を深くしすぎない
パンくずリストは階層が深くなりすぎると、ユーザーにとって分かりにくくなります。特に多くのカテゴリを持つサイトでは、階層構造を整理してシンプルに保つことが重要です。
一般的には3〜4階層程度に収めるのが理想とされています。
理想的な例
HOME > カテゴリ > 記事
階層が深い例
HOME > マーケティング > SEO対策 > 内部SEO > 技術SEO > パンくずリスト
階層設計のポイント
- できるだけシンプルな階層にする
- カテゴリ構造を整理する
- ユーザーが理解しやすい構造にする
階層を整理することで、ユーザーの回遊率向上にもつながります。
パンくずテキストにキーワードを含める
パンくずリストのリンクテキストには、ページ内容を表すキーワードを含めることが重要です。検索エンジンはリンクテキストからページ内容を理解するため、カテゴリ名や記事テーマを適切に設定することでSEO効果を高めることができます。
良いパンくずリスト例
HOME > SEO対策 > パンくずリスト
悪いパンくずリスト例
HOME > BLOG > PAGE
パンくずリストが表示されない原因
パンくずリストを設置していても、検索結果に必ず表示されるわけではありません。
Googleがサイト構造や構造化データを正しく認識していない場合、パンくず表示が反映されないことがあります。また、マークアップのエラーやサイト設定によっても表示されないケースがあります。ここでは、パンくずリストが検索結果に表示されない主な原因と確認ポイントを解説します。
構造化データの記述ミス
パンくずリストが検索結果に表示されない最も多い原因は、構造化データの記述ミスです。JSON-LDのコードに誤りがあると、Googleがパンくず情報を正しく読み取れません。特にpositionの順番ミスやURLの記述ミス、記号の入力ミスなどがよくある原因です。
よくある記述ミス
- positionの順番が不正
- URLが間違っている
- カンマや括弧の記述ミス
- nameと実際のページタイトルが不一致
確認方法
- Googleリッチリザルトテストでチェック
- Search Consoleの構造化データエラー確認
- JSON形式の構文チェック
構造化データを修正後、Googleが再クロールすることで検索結果に反映される可能性があります。
Googleのクロールがまだ完了していない
パンくずリストを設置しても、Googleがページをまだクロールしていない場合は検索結果に反映されません。新規公開ページや更新したばかりのページでは、検索結果の表示が変わるまで時間がかかることがあります。
クロール待ちの可能性があるケース
- 記事を公開したばかり
- 構造化データを最近追加した
- サイト更新頻度が低い
対策
- Search ConsoleでURL検査を行う
- インデックス登録をリクエストする
- サイトマップを送信する
通常は数日〜数週間程度でGoogleが再クロールし、表示が更新されることがあります。
noindexやrobots設定の影響
サイト設定によってGoogleがページをクロールできない場合、パンくずリストも検索結果に表示されません。特にnoindexタグやrobots.txtの設定によってクロールがブロックされているケースがあります。
チェック項目
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| noindex | 検索結果に表示されない設定 |
| robots.txt | クローラーのアクセス制限 |
| canonical | 別URLが正規ページ指定 |
これらの設定が誤っている場合、Googleがパンくずリストを認識できない可能性があります。
パンくずリストとサイトマップの違い
パンくずリストとサイトマップはどちらもサイト構造を示す要素ですが、役割や目的が異なります。
パンくずリストはユーザーの現在位置を示すナビゲーションであり、サイトマップはサイト全体のページ構成を一覧で示すページです。両者は役割が異なるため、SEO対策では併用することが推奨されています。
パンくずリストとサイトマップの比較
| 項目 | パンくずリスト | サイトマップ |
|---|---|---|
| 役割 | 現在位置を示す | サイト全体の構造を示す |
| 対象 | ユーザー・検索エンジン | ユーザー・検索エンジン |
| 設置場所 | 各ページ | 専用ページ |
| SEO効果 | 内部リンク強化 | クロール促進 |
このように両者は役割が異なるため、SEOではどちらも設置しておくことが望ましいです。
パンくずリストを設置する上での注意点
パンくずリストを設置する際には、いくつかの注意点があります。ここでは、パンくずリストを効果的に活用するために押さえておくべきポイントを紹介します。
1.分かりやすい構造にする

パンくずリストを設置するうえで重要なのが、分かりやすい構造を作成することです。
上記の画像は、当社のサイト構造となります。複雑な構造を作らず、ユーザーにも検索エンジンにも認識されやすい工夫をすることが大切です。
ポイント
- カテゴリを意識したサイト構造を作ることで、関連性や専門性を高めやすい
- 孤立したページができないように、設計段階でサイト構造を固める
サイト構造は、SEO対策を行う上で非常に大切となります。サイト全体の構造を十分に考えた上で、パンくずリストを設置するようにしましょう。
2.SEOを意識したアンカーテキストにする

パンくずリストのリンクには、単なるURLではなく、アンカーテキストの設定が大切です。
アンカーテキストとは、リンクに付与されたテキストのことです。適切なアンカーテキストを設定すると、リンク先のページの内容をクローラーが理解しやすくなり、SEO評価が高まる傾向があります。
ユーザーにとってもアンカーテキストによってリンク先の内容がわかりやすくなるため、ユーザビリティの向上にも期待できます。アンカーテキストには、リンク先のSEO対策のターゲットとなるキーワードを含め、簡潔でわかりやすい表現を心がけましょう。
3.検索ニーズに応じたパンくずリスト

パンくずリストは、ユーザーの検索ニーズに合わせて設定することが大切です。具体例を交えて2例紹介いたします。
例えば不動産ポータルサイトの場合、基本的なパンくずリストは「サイト名 > 賃貸 > 東京 > 新宿区 > 西新宿 > 物件名」のような形になります。
しかし「サイト名 > 賃貸 > 東京 > 東京都 > 家賃5万円未満 > 物件名」のようなパンくずリストは、検索ニーズとしては低いキーワードになるため、検索ニーズ応じたパンくずリストを設定する必要があります。
※)「家賃やこだわり条件など」は絞り込み機能にて対応する。
同様に飲食店ポータルサイトの場合、「サイト名 > グルメ > 東京 > 寿司 > 新宿区 > 西新宿 > 寿司 > レストラン名」のように、エリアとジャンルを組み合わせたパンくずリストが効果的となります。
ユーザーの検索ニーズを踏まえ、適切なキーワードを盛り込んだパンくずリストの設定が重要なポイントです。
パンくずリストに関するよくある質問
パンくずリストはページ上部、下部どっちが良い?
SEO的な観点では、パンくずリストは上部でも下部でも問題ありません。ユーザー行動を考慮する場合は、スマホサイト(SP)では、ページ下部に表示させ、PCサイトの場合は、ページ上部に表示させるなど工夫することもおすすめとなります。
パンくずリストはSEOに効果がありますか?
パンくずリストは検索順位を直接上げる要因ではありませんが、SEOの内部施策として重要な役割があります。
内部リンクを自然に作ることができるため、Googleがサイト構造を理解しやすくなります。また、構造化データを設定すると検索結果にパンくず表示が出る可能性があり、クリック率向上にもつながります。
まとめ
パンくずリストは、Webサイトのナビゲーションを改善し、ユーザーをサポートする重要な要素です。またSEOの観点からも、内部リンク構造の最適化や検索エンジンへのアピールに役立ちます。
パンくずリストには階層型、属性型、パス型の3種類があり、サイトの構造や目的に合わせて適切なタイプを選ぶ必要があります。設置する際はわかりやすい構造、SEOを意識したアンカーテキスト、検索ニーズに応じた設定に注意しましょう。
パンくずリストは些細な要素に思えるかもしれませんが、SEO対策において非常に重要な役割を果たします。本記事で解説した内容を参考に、自分のサイトに効果的なパンくずリストを導入し、ユーザビリティとSEOの両面からサイトの価値を高めていきましょう。