BtoB企業にとって、ホームページは単なる会社案内ではなく「営業・マーケティングを支える重要な資産」です。しかし実際には、サイトを制作したものの「問い合わせが増えない」「営業に活用できない」といった課題を抱える企業も少なくありません。
BtoBサイト制作で成果を出すためには、ターゲット設定やコンテンツ設計、SEO対策など、押さえるべきポイントがあります。
本記事では、BtoBサイト制作で成果を出すための重要なポイントを分かりやすく解説します。これからサイト制作を検討している企業や、リニューアルを考えている企業はぜひ参考にしてください。
COOMIL(クーミル)株式会社 代表取締役。神奈川県出身。東京薬科大学大学院を修了後、大手製薬会社にて研修開発に従事する。2016年にファングロウス株式会社を創業し、マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、株式譲渡。YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」をご提案致します。サイトを公開後も運用をお任せ頂き、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことがクーミルのモットーです。
■経歴
2014年 東京薬科大学大学院終了
2014年 第一三共株式会社
2016年 ファングロウス株式会社 創業
2019年 一般社団法人スーパースカルプ発毛協会(FC本部) 理事
2021年 ファングロウス株式会社 株式譲渡
2021年クーミル株式会社 創業
■得意領域
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告
オウンドメディア運用
フランチャイズ加盟店開発、集客
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格
■SNS
X(旧Twitter):https://twitter.com/ryosuke_coomil
YouTube:https://www.youtube.com/@marketing_coomil
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目次
- BtoBサイトとは?
- BtoBサイトとは企業向けビジネスのためのWebサイト
- BtoBサイトの主な役割
- BtoBサイト制作はBtoCサイト制作と異なる理由
- 1.意思決定者が複数いる
- 2.購買検討期間が長い
- 3.感情より論理・実績・信頼性が優先される
- BtoCサイトとの違いまとめ
- BtoBサイトが重要な理由
- BtoBの購買行動はWeb検索から始まるため
- 営業活動を効率化できるため
- 企業の信頼性を高める役割がある
- BtoBサイト制作で成功させるポイント
- 1.ターゲット企業とペルソナを明確にする
- 2.CV設計(問い合わせ・資料DL・デモ申込)を最優先に考える
- 3.検索意図に合ったSEO戦略でターゲットを集客する
- 4.トラストシグナル(実績・事例・認定)を徹底的に活用する
- 5.決裁者が求める情報を論理的に訴求するコンテンツ設計
- 6.モバイル対応とページ表示速度(Core Web Vitals)を最適化する
- 7.MAツールやCRMと連携できる仕組みを設計段階から組み込む
- 8.継続的に改善できるCMSを導入する
- 失敗するBtoBサイトに共通する4つの落とし穴
- 1.デザインにこだわりすぎてCV設計が後回しになる
- 2.生成AIで作った文章をそのまま転載する
- 3.サービスページのSEO対策を怠り、コラム記事に偏りすぎる
- 4.公開後に更新・改善が止まる
- 成功するBtoBサイト制作の基本構成
- 1.トップページ「どんな会社なのか」を瞬時に理解できる
- 2.サービスページ課題を解決できるサービスか判断する
- 3.導入事例ページ自社と似た企業の成功事例を確認する
- 4.料金ページ不安を先回りして取り除く
- 5.会社概要ページ信頼の裏付けを示す
- 6.コラム・お役立ちコンテンツ集客と信頼構築を同時に担うページ
- 問い合わせ・資料ダウンロードページ
- まとめ:BtoBサイトは「成果から逆算して設計する」
BtoBサイトとは?
BtoBサイト制作とは、企業同士の取引(Business to Business)を目的としたWebサイトを制作することを指します。BtoCサイトとは異なり、BtoBサイトは企業の担当者や決裁者が情報収集を行うための重要な情報源となります。
そのため、単なる会社紹介ではなく、企業の強みや導入事例、技術力などを伝えるコンテンツが求められます。
BtoBサイトとは企業向けビジネスのためのWebサイト
BtoBサイトは、企業向けの商品やサービスを提供している会社が、見込み顧客を獲得するために運営するWebサイトです。
主な目的としては以下があります。
- 見込み顧客の獲得
- 商品やサービスの情報提供
- 企業の信頼性向上
- 営業活動の支援
BtoBビジネスでは、顧客が商品やサービスを導入するまでに時間がかかることが多いため、サイトを通じて長期的に情報提供を行うことが重要になります。
BtoBサイトの主な役割
BtoBサイトには主に次のような役割があります。
- 見込み顧客の獲得
- 商品・サービスの説明
- 企業の信頼性向上
- 営業活動の支援
特に近年では、Webサイトが営業の入口となるケースが増えており、BtoBサイトは企業のマーケティング活動において重要な役割を担っています。
BtoBサイト制作はBtoCサイト制作と異なる理由
クーミル株式会社では、BtoBサイトを制作するとき、BtoC向けサイトを作る時にで、訴求方法やリード獲得方法が全く異なる設計をしていると感じています。
この理解なしにWebサイト設計を進めると、どれだけ予算をかけても成果につながりにくいサイトになってしまいます。
- 意思決定者が複数いる
- 購買検討期間が長い
- 感情より論理・実績・信頼性が優先される
1.意思決定者が複数いる
BtoCは最終的に「一人の消費者」が購入を決定しますが、BtoBでは担当者・部長・役員・経営者など、複数の関係者が購買プロセスに関与します。担当者が「使いやすそう」と感じても、上長が「費用対効果が見えない」と言えば導入は見送られます。
サイトはすべての関係者を納得させる情報設計が必要です。クーミルではBtoBサイト制作において、取引企業が納得していただけるような実績ページ等を掲載することで安心感を構築しています。
2.購買検討期間が長い
BtoCでは数分〜数日で購買が完結することも多いですが、BtoBでは数週間〜数ヶ月かけて情報収集・比較・稟議・契約という流れを経ます。
サイト訪問者は「今すぐ買いたい人」ではなく、「情報収集中の人」が大半です。一度の訪問でコンバージョンを狙うより、段階的に関係を深める設計が求められます。
3.感情より論理・実績・信頼性が優先される
BtoCでは「かっこいい」「かわいい」といった感情的訴求が有効ですが、BtoBでは「導入後にどんな成果が得られるか」「他社での実績はどうか」「サポート体制は万全か」といった論理的・実績的な情報が意思決定を左右します。
デザインの美しさより、情報の正確さと信頼性が優先されますので、意味のあるデザインを提供しています。
BtoCサイトとの違いまとめ
| 項目 | BtoBサイト | BtoCサイト |
|---|---|---|
| ターゲット | 企業 | 一般消費者 |
| 購買決定 | 複数人 | 個人 |
| 検討期間 | 長い | 短い |
| 重視する情報 | 信頼性・実績 | 価格・利便性 |
BtoBの場合は、複数の担当者が関わって意思決定を行うため、企業の信頼性や導入実績などの情報が重要視されます。
BtoBサイトが重要な理由
BtoBサイトは、企業のマーケティングや営業活動を支える重要なツールです。
ここでは、BtoBサイト制作が重要とされる理由について解説します。
BtoBの購買行動はWeb検索から始まるため
近年、多くの企業が商品やサービスを検討する際にインターネット検索を利用しています。具体的には企業のマーケティング担当者等は以下のようなキーワードで検索します。
弊社クーミル株式会社の場合狙うべきキーワード例
- 「製造業 ホームページ制作」
- 「SEO対策 会社」
- 「BtoBマーケティング 支援」
といったキーワードで情報収集を行うケースが一般的です。
そのため、検索結果で自社サイトが見つからなければ、そもそも比較検討の対象に入らない可能性もあります。BtoB企業にとって、SEO対策を行ったサイト制作は非常に重要です。
営業活動を効率化できるため
BtoBサイトは営業活動の効率化にも役立ちます。例えば、以下のようなページをサイトに掲載しておくことで、営業担当者が一から説明する必要がなくなります。
- サービス内容の説明
- 導入事例
- 料金情報
問い合わせフォームや資料ダウンロード機能を設置することで、見込み顧客の情報を獲得することも可能です。
企業の信頼性を高める役割がある
BtoB取引では、企業の信頼性が非常に重要です。そのため、サイトには以下のような情報を掲載することが求められます。
- 会社概要
- 取引実績
- 導入事例
- 技術情報
これらの情報を充実させることで、企業としての信頼性を高めることができます。
BtoBサイト制作で成功させるポイント
では、実際に成果を出しているBtoBサイトはどのような設計になっているのでしょうか。以下の8つのポイントを順番に解説します。
1.ターゲット企業とペルソナを明確にする
BtoBサイト制作で最も重要なのは、誰に向けて情報を発信するのかを明確にすることです。
BtoBビジネスでは、購買の意思決定に複数の関係者が関わるため、ターゲットとなる企業や担当者の属性を具体的に定義する必要があります。例えば「製造業の購買担当者」「IT部門の責任者」「経営者」など、役職や課題を明確にすることで、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを設計しやすくなります。
ペルソナ設計では、以下のような項目を整理すると効果的です。
ペルソナ設計の例
| 項目 | 内容例 |
|---|---|
| 業界 | 製造業、IT企業、建設業など |
| 役職 | 部長、担当者、経営者 |
| 課題 | 業務効率化、コスト削減、人材不足 |
| 情報収集方法 | Google検索、展示会、紹介 |
このように具体的な人物像を設定することで、ユーザーのニーズに沿ったサイト構成やコンテンツ設計が可能になります。
2.CV設計(問い合わせ・資料DL・デモ申込)を最優先に考える
サイトの目的はあくまで「ビジネスの成果を生み出すこと」です。デザインや情報量にこだわる前に、「訪問者にどんなアクションを取ってほしいか」というコンバージョン設計を最優先に考えるべきです。
BtoBサイトに有効な主なコンバージョンポイントは以下のとおりです。
BtoBサイトのCVポイント
- 問い合わせ(直接的な商談獲得)
- 資料・ホワイトペーパーのダウンロード(見込み客の情報収集フェーズに対応)
- デモ・トライアルの申し込み(導入意欲が高いリードの獲得)
- メルマガ・ウェビナー登録(中長期的な関係構築)
重要なのは、これらを「1つだけに絞る」のではなく、検討フェーズに応じた複数のCTAを設置することです。
まだ情報収集段階の訪問者には「資料ダウンロード」を、導入を具体的に検討している訪問者には「お問い合わせ」や「デモ申込」を、それぞれ自然な流れで提示することが理想的です。
3.検索意図に合ったSEO戦略でターゲットを集客する
BtoBサイトでは、検索エンジンからの流入を増やすためにSEO対策を意識したコンテンツ設計が必要です。多くの企業担当者は、製品やサービスを検討する際にGoogle検索を利用するため、検索結果で上位表示されることが新規顧客獲得につながります。
BtoBサイトでSEOを強化するためには、次のようなコンテンツを整備することが効果的です。
- 業界の課題を解決するコラム記事
- 製品やサービスの解説ページ
- ノウハウ記事
- 導入事例
また、SEOでは「検索キーワード」を意識したページ設計が重要です。例えば「BtoBサイト制作」「BtoBマーケティング」など、ユーザーが検索するキーワードを調査し、それに合わせたコンテンツを制作することで検索からの流入を見込めることができます。
BtoBの検索行動についてフェーズ分け
- 課題認識フェーズ:
「経費精算 効率化」「採用管理 課題」など課題に気づき始めた段階 - 比較検討フェーズ:
「経費精算システム 比較」「採用管理ツール おすすめ」など解決策を探す段階 - 選定フェーズ:
「〇〇(サービス名) 評判」「〇〇 料金」など特定サービスを深掘りする段階
クーミル株式会社では、キーワード選定のみならず対策ページの選定まで徹底しております。専用のサービスページを設け、顕在層向けキーワードを対策することで問い合わせへ繋げることができます。
もし、SEOに強いBtoBサイトを作りたいなどあれば、クーミル株式会社までご相談ください。
4.トラストシグナル(実績・事例・認定)を徹底的に活用する
BtoBにおける購買は、「失敗できないリスク」を伴う決断です。そのため、訪問者が「この会社は信頼できる」と感じられる情報を充実させることが、コンバージョンを大きく左右します。
弊社クーミル株式会社も、「SEO・AIに強いWeb制作会社」という差別化ポイントを意識して実績を掲載しております。
BtoBサイトに掲載すべき実績等
- 導入社数・継続率・満足度などの定量的な実績数値
- 顧客企業のロゴ(有名企業のロゴは特に信頼性を高める)
- 導入事例インタビュー(課題→解決策→成果の構成で)
- 受賞歴・メディア掲載・認定資格・セキュリティ認証
- 第三者機関による評価・レビューサイトの評点
特に「導入事例」は、見込み客が「自社と似た状況で、どんな成果が出たか」を確認できる最も強力なコンテンツです。業界・規模・課題などを軸に複数の事例を用意することをおすすめします。
例えば「製造業向けに特化したシステム開発」「導入実績500社以上」など、具体的な数値や事例を提示すると説得力が高まります。強みを明確に打ち出すことで、ユーザーに「この会社に相談したい」と思わせるサイトになります。
5.決裁者が求める情報を論理的に訴求するコンテンツ設計
BtoBの購買では、担当者が「良さそう」と思っても、稟議を通すためには上長や経営層を納得させる情報が必要です。サイトには「担当者が社内を説得するための材料」も用意する必要があります。
意思決定者に響くコンテンツとしては、以下が有効です。
決裁者が納得いただくために用意すべきコンテンツ
- ROI・投資対効果のシミュレーション
(「年間〇〇円のコスト削減」など数値で示す) - 比較資料・競合との違いを整理した一覧表
- 導入後の業務フロー変化のビジュアル
- ホワイトペーパー・調査レポート
(業界課題の深掘りコンテンツ) - FAQ
(「他社での導入事例は?」「セキュリティ対応は?」など稟議で出やすい疑問への回答)
また、「サービスの機能紹介」だけでなく「導入後にどう変わるか」という未来像の提示が、意思決定者の背中を押す上で非常に効果的です。
6.モバイル対応とページ表示速度(Core Web Vitals)を最適化する
「BtoBはPCで見るから、スマホ対応は後回しでいい」と考えていませんか?
実際には、担当者がスマホで情報収集するケースは年々増加しており、モバイル対応は今やBtoBでも必須です。また、Googleはページの表示速度や使いやすさを「Core Web Vitals」という指標で評価しており、これがSEO順位にも直接影響します。
特に重要なCore Web Vitalsの指標
- LCP(Largest Contentful Paint):
主要コンテンツの表示速度(2.5秒以内が目標) - CLS(Cumulative Layout Shift):
レイアウトのズレの少なさ(0.1以下が目標) - INP(Interaction to Next Paint):
操作への応答速度(200ms以下が目標)
これらを改善するためには、画像の最適化(WebP形式の採用・遅延読み込み)、不要なJavaScriptの削除、フォントの最適化、キャッシュ設定などが有効です。サイト制作の段階からエンジニアと連携して対策を組み込むことが重要です。
弊社クーミルでは、これらのページ速度を最適化させることは、日頃のWeb制作で意識しているポイントの一つです。これらの改善はSEO対策としても有効ですので、ぜひ行うようにしましょう。
7.MAツールやCRMと連携できる仕組みを設計段階から組み込む
BtoBサイトは「問い合わせを受け取るだけ」の場所ではありません。サイトに訪れたリードを育て、商談化率を高めるためには、マーケティングオートメーション(MA)ツールやCRMとの連携が非常に重要です。
- HubSpot
- Marketo
- Salesforce
- Pardot
- Visionary
これらと連携することで、以下のような施策が実現できます。
- 資料をダウンロードしたリードに自動でフォローアップメールを送る
- サイトの閲覧行動をスコアリングし、商談化しやすいリードを優先対応する
- リードの属性(会社名・役職・業種など)を自動で取得し、営業担当に連携する
注意すべきは、「サイトを作った後にMAを組み込もうとすると、改修コストが膨大になる」ことです。フォームの設置場所・トラッキングコードの埋め込み・CTAとの連動などは、設計段階から組み込むことが鉄則です。
8.継続的に改善できるCMSを導入する
BtoBサイトは公開して終わりではなく、運用と改善を続けることで成果が高まります。そのため、更新しやすいCMS(コンテンツ管理システム)を導入することが重要です。
CMSを利用すれば、専門的なプログラミング知識がなくても、社内で記事やページを更新することができます。代表的なCMSには以下のようなものがあります。
BtoBサイト制作によく使われるCMS例
| CMS | 特徴 |
|---|---|
| WordPress | 世界的に利用されているCMS。SEOに強い |
| HubSpot CMS | マーケティング機能と連携できる |
| Movable Type | セキュリティに強い |
特にWordPressはSEO対策との相性が良く、多くの企業サイトで採用されています。BtoBサイトではコラム記事や導入事例などのコンテンツを継続的に追加していくことが重要なため、運用しやすいCMSを選ぶことが成果につながります。
失敗するBtoBサイトに共通する4つの落とし穴
BtoBサイトの成功のポイントを押さえる一方で、「やってしまいがちな失敗」も理解しておくことが重要です。特にこれまで多くのBtoB企業と取引してきたクーミル株式会社としては、以下の4つのポイントで失敗するケースを多く見てきました。
- デザインにこだわりすぎてCV設計が後回しになる
- 生成AIで作った文章をそのまま転載する
- サービスページのSEO対策を怠り、コラム記事に偏りすぎる
- 公開後に更新・改善が止まる
1.デザインにこだわりすぎてCV設計が後回しになる
「見た目がかっこいいサイトにしたい」という気持ちは理解できますが、BtoBサイトにおいてデザインの優先度は「伝わりやすさ」の後にきます。
美しいビジュアルよりも、以下の3つのポイントを押さえた方が売り上げにつながります。
- 「訪問者がほしい情報にすぐたどり着けるか」
- 「問い合わせボタンが目立つか」
- 「信頼性が伝わる構成か」
デザインにこだわるあまり、そのページを見るペルソナ意識が希薄化されてしまい思ったよりも効果が出ないというケースは少なくありません。
2.生成AIで作った文章をそのまま転載する
ChatGPTをはじめとする生成AIの普及により、「AIに文章を書かせてそのままサイトに掲載する」という手法が広まっています。
しかしこれは、BtoBサイトにおいて大きなリスクをはらんでいます。
生成AIが出力する文章は、一見まとまっているように見えても、自社の強みや実績・独自のサービス価値が反映されておらず、どこかで見たような無難な表現になりがちです。
結果として、競合他社のサイトと内容が似通い、「なぜ自社を選ぶべきか」という差別化ポイントが伝わらないサイトになってしまいます。
また、Googleは独自性の低いコンテンツを評価しないため、SEO上の不利益を招くリスクもあります。
生成AIを使う事自体が悪いわけではない
稀に、「生成AIを使うことが自体がSEOに良くない」など意見もありますが、結論生成AIを活用すること自体は全く問題ありません。そのまま独自性のないコンテンツを転用することがNGなのです。
生成AIはあくまで「下書きや構成案を作る補助ツール」として活用し、最終的な文章は自社の言葉で書き直す・専門家が監修するという姿勢が不可欠です。
3.サービスページのSEO対策を怠り、コラム記事に偏りすぎる
SEOに取り組む企業の中で、「コラム(ブログ)記事をひたすら増やせば集客できる」という誤解が広がっています。コンテンツマーケティングは確かに有効ですが、最終的に訪問者がコンバージョンするのはサービスページです。
サービスページのタイトルタグ・メタディスクリプション・見出し構成・内部リンク設計といった基本的なSEO対策が手薄なまま、コラム記事の量産だけに注力しているケースは非常に多く見られます。
サービスページこそが「最も成果に直結するページ」であるという認識のもと、検索ニーズと購買意欲を兼ね備えたキーワードで最適化し、コラム記事からの内部リンクも集める設計を優先するようにしましょう。
コラム記事はあくまで「入口」であり、サービスページへ誘導するための布石として位置づけることが、BtoBのSEO対策として必要となります。
4.公開後に更新・改善が止まる
サイトを公開した直後は担当者のモチベーションが高くても、数ヶ月後には更新が止まり、情報が古くなってしまうケースは非常に多いです。お知らせが更新されたのが、数ヶ月前などのサイトは非常に多いです。
「ホームページを公開しました。」「ホームページをリニューアルしました。」のお知らせのみで止まってしまってるのも良く見かけるので、注意しましょう。
このように、古い情報が掲載されたサイトは信頼性を損ない、SEO評価にも悪影響を及ぼします。運用体制・更新フロー・担当者のアサインまでを制作段階から決めておくことが重要です。
成功するBtoBサイト制作の基本構成
BtoBサイトでは、企業担当者が「自社の課題を解決できる会社かどうか」を短時間で判断できる情報設計が重要です。
実際のユーザーは、トップページから順番に読むのではなく、気になる情報を探しながら複数のページを行き来します。そのため、訪問者が「知りたい情報にすぐたどり着ける構成」を設計することが成果につながるポイントです。
- TOPページ
- サービスページ
- 導入事例ページ
- 料金ページ
- コラム・お役立ちコンテンツ
- 問い合わせ・資料ダウンロード
1.トップページ
「どんな会社なのか」を瞬時に理解できる
トップページは、訪問者が最初に見るページであり、企業の第一印象を決める重要な役割を持っています。BtoBサイトでは、訪問者が「この会社は自社の課題を解決してくれそうか」を数秒で判断することが多いため、提供しているサービスや強みを分かりやすく伝える必要があります。
トップページには、次のような情報を掲載すると効果的です。
BtoBサイトのTOPページに掲載すべき要素
- どのような企業向けのサービスか
- 企業の強みや特徴
- 主なサービス内容
- 導入実績や事例
- 問い合わせ・資料請求への導線
特にファーストビューでは、「誰のどんな課題を解決する会社なのか」を明確にすることが重要です。訪問者が興味を持った場合、そのままサービスページや事例ページへと進む流れを作ることで、問い合わせにつながりやすくなります。
2.サービスページ
課題を解決できるサービスか判断する
訪問者がサービスに興味を持った場合、次に確認することが多いのがサービスページです。このページでは、サービスの内容だけでなく、「どのような課題を解決できるのか」を具体的に説明することが重要です。
サービスページでは、次のような内容を掲載するとユーザーの理解が深まります。
BtoBサイトのサービスページに掲載すべき要素
| 掲載内容 | 説明 |
|---|---|
| サービス概要 | どのようなサービスなのか |
| 解決できる課題 | どんな企業に向いているか |
| サービスの特徴 | 他社との違い |
| 導入メリット | 利用することで得られる効果 |
| 導入の流れ | 問い合わせから導入まで |
BtoBでは、サービスを導入するまでの検討期間が長いため、できるだけ具体的な情報を掲載し、訪問者の不安や疑問を解消することが重要です。
3.導入事例ページ
自社と似た企業の成功事例を確認する
企業担当者がサービスを検討する際、特に参考にするのが導入事例です。自社と同じ業界や規模の企業がどのようにサービスを利用しているかを知ることで、導入後のイメージを持ちやすくなります。
導入事例では、次のような流れで情報を掲載すると効果的です。
BtoBサイトの導入事例ページに掲載すべき要素
- 導入企業の概要
- 導入前の課題
- 導入したサービス内容
- 導入後の成果
- 担当者のコメント

上記の画像は、弊社クーミル株式会社のクライアントへ提供した導入事例ページです。上記のような形でそれぞれの導入事例に、ストーリー性を持たせることでより具体的な訴求を行うことが可能となります。
本事例のページはこちら:コーポレートサイト制作・リニューアル対応:株式会社CUBE-LINX
4.料金ページ
不安を先回りして取り除く
BtoB購買プロセスの中で、料金情報は意思決定者が最も気にする要素のひとつです。
特に、BtoB企業の場合、年間予算や初期費用等が既に決まっていることが多く、これらの予算内で費用対効果が高い施策を行うことができるかも判断材料として使われます。
「お問い合わせください」だけで料金を非公開にしているサイトは、見込み客に「予算感が合わないかもしれない」という不安を与え、離脱を招くリスクがあります。
完全な価格提示が難しい場合でも、以下のような判断の手がかりとなる情報を提供することが、問い合わせへのハードルを下げる上で有効です。
- 月額〇〇円から利用可能
- 初期費用の目安
- プラン別の機能比較表
5.会社概要ページ
信頼の裏付けを示す
BtoBでは「どんな会社と取引するのか」という安心感が、意思決定の後押しになります。
会社概要ページに入れるべき情報
- 設立年
- 資本金
- 従業員数
- 代表メッセージ
- 経営理念
- 沿革
- 拠点情報
- 取引先企業
「しっかりした会社である」という印象を与える設計が重要です。また、スタッフやオフィスの写真を掲載することで、組織の雰囲気・文化が伝わり、親近感と信頼感を高める効果があります。
6.コラム・お役立ちコンテンツ
集客と信頼構築を同時に担うページ
コラム・お役立ちコンテンツは、まだサービスを知らない潜在層を検索経由で集客する入口として機能します。
「〇〇とは?」「〇〇の選び方」「〇〇の課題と解決策」といった、ターゲットが課題認識フェーズで検索するキーワードに対応した記事を継続的に発信することで、SEO経由の流入を増やすことができます。
ただし、コラムはあくまで「読者をサービスページへ誘導するための布石」です。記事内に自然な形でサービスページや資料ダウンロードへの内部リンクを設置し、集めた読者をコンバージョンへつなげる設計を忘れないようにしましょう。
また、専門的な知識や自社ならではの知見を盛り込むことで、業界における信頼性・権威性の向上にも寄与します。
問い合わせ・資料ダウンロードページ
問い合わせページ・資料ダウンロードページは、サイトに訪れたすべての努力が結実する最後の関門です。せっかく興味を持った訪問者も、フォームが複雑すぎたり、入力項目が多すぎたりするだけで離脱してしまいます。
入力項目は必要最低限に絞り(氏名・会社名・メールアドレス・お問い合わせ内容程度を基本とする)、入力のハードルをできる限り下げることが重要です。これらの施策はEFO改善とも言い、BtoB企業において重要施策の一つです。
問い合わせと資料ダウンロードはコンバージョンの「温度感」が異なるため、両方をページ内に並べて設置し、検討段階に応じた選択肢を訪問者に提供することをおすすめします。
フォーム送信後のサンクスページでも「次のアクション(事例を見る・デモを申し込む)」を提示することで、さらなる関係構築につなげることができます。
まとめ:BtoBサイトは「成果から逆算して設計する」
BtoBサイトは「作ること」がゴールではありません。
問い合わせ数の増加・商談化率の向上・受注につながる成果を生み出すことが真の目的です。そのためには、デザインより先に「誰に・何を・どう伝えるか」を設計し、公開後も継続して改善し続けることが求められます。
クーミル株式会社では、BtoBに特化したサイト制作・リニューアルの支援を行っています。
戦略立案からSEO・コンテンツ設計・MAツール連携・公開後の運用改善まで、一貫したサポートが可能です。「今のサイトの何が問題か分からない」という段階からでもお気軽にご相談ください。