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ロングテールキーワードとは?キーワードの探し方とSEO戦略設計

ロングテールキーワードとは?キーワードの探し方とSEO戦略設計

オウンドメディアなどコンテンツサイトを運営している方は、1度は聞いたことがあるロングテールキーワード。このロングテールキーワードの攻略することは、SEO対策を成功させるために必須と言っても過言ではありません。

本メディアを運営するクーミル株式会社でも、ロングテールキーワードを意識したメディア運営を行うことで、自社及びクライアント様の事業の発展に貢献してきました。

本記事では、ロングテールキーワードについて解説すると共に、その探し方についても詳しく解説しております。

▼注意点
ロングテールキーワードを探す際に、有料の競合分析ツールを一部活用しております。(無料で一定の機能を利用することができます。)
Googleが提供するキーワードプランナー(無料)などでも行うことは可能です。

本内容は、YouTube動画でも解説しております。

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    ロングテールキーワードとは?

    ロングテールキーワードとは

    SEO対策を行う上で、キーワードに応じて、ビックキーワード・ミドルキーワード・スモールキーワードと呼ばれております。その中でもロングテールキーワードとは、月間検索ボリュームが1,000未満のキーワード群のことを言います。

    SEO対策キーワードキーワード例競合性月間検索Vol
    ビックキーワード・ビックキーワード
    ・SEO
    10,000~
    ミドルキーワード・ビックキーワード 上位表示
    ・SEO 効果
    1,000~10,000
    スモールキーワード
    (ロングテールキーワード)
    ・ビックキーワード 上位表示 被リンク
    ・SEO対策 効果 被リンク
    ~1,000

    検索ボリュームが少ないものの、ビックキーワードと比較して、検索するユーザーの調べる内容がより具体性を持つことも特徴の一つです。また、ビックキーワードより競合が少ないと言われており、メディアの初期段階でも比較的、上位表示を狙いやすいとされています。

    ビックキーワードについて深掘りして知りたい方は、「ビックキーワードとは?単一キーワードで上位表示化させるSEO戦略設計」にて解説しております。

    ロングテールキーワードを攻略する重要性

    ロングテールキーワードをSEO対策を行うメリットデメリットをお伝えする前に、ロングテールキーワードを攻略する重要性について冒頭でお伝えいたします。

    ロングテールキーワードを攻略する重要性

    ロングテールキーワードは、競合がひしめき合うビックキーワードとは異なり、競合性が低いことが最大のメリットです。特に近年のSERPs(検索結果)を見ると、どのキーワードも公式サイトや大手企業サイトばかりとなっています。

    このような状況下でSEO対策で成功させるには、競合性が低いキーワードで上位表示化させ、メディアの価値を高めることが最も大切です。

    ロングテールキーワードを攻略する重要性2

    特に上記の画像のように、初期フェーズ(ドメインパワー30未満、記事本数~70本程度)・中期フェーズ(ドメインパワー30~50程度、記事本数100~200本程度)この時期は、積極的にロングテールキーワードをSEO対策した記事を執筆することを強くお勧めします。

    自サイトでも上位表示化を狙うことができるロングテールキーワードを探し、適切に対処することでSEO対策の効果を実感しやすくできます。

    ドメインパワーについて、「ドメインパワーを上げる方法10選!注意点や検索結果との相関性も検証」にて高め方を詳しく解説しております。

    ロングテールキーワードのメリット

    ロングテールキーワードをSEO対策するメリットは以下の通りです。

    1. 上位表示化を狙いやすい
    2. コンバージョン率が高い
    3. ユーザーが求める情報を的確に届けやすい
    4. 執筆可能なキーワード数が多い

    1.上位表示化を狙いやすい

    ロングテールキーワードのメリットの一つ目は、競合性が低く、ビックキーワードなどと比較して、上位表示化を狙いやすいことです。記事を書いたとしても、検索で上位表示化されず、圏外のままであると、執筆した意味がありません。

    オーガニック検索で上位表示化させることは、PV数を増やすためには欠かす事はできません。

    2.コンバージョン率(CVR)が高い

    ロングテールキーワードの2つ目のメリットは、コンバージョン率(CVR)が高い事です。ロングテールキーワードは、単一キーワードではなく、複合キーワードであることが一般的です。そのため、単一キーワードより、ユーザーの悩みが明確となります。

    項目単一キーワードの場合複合キーワードの場合
    キーワードランニングシューズランニングシューズ 雨の日 防水
    検索意図ランニングシューズの種類を知りたい
    ランニングシューズの特徴を知りたい
    ランニングシューズのメーカーを知りたい
    雨の日でも使える防水のランニングシューズを探している
    粒度荒い細かい
    CVR悩みが不明確のため低い悩みが明確のため高い

    検索ボリュームは単一キーワードより少ないが、ロングテールキーワードは悩みが明確な分、コンバージョン率が高まりやすいとされます。

    ロングテールキーワードの方が問い合わせ件数が多い事例

    上記の画像は、月間検索ボリューム500のキーワードで1位を獲得した場合と、月間検索ボリューム5,000のキーワードで10位を獲得した場合の、問い合わせ件数を比較した結果となります。

    検証条件
    • 記事からのCVRを2%と仮定
    • 検索順位1位のクリック率(CTR)を20%、10位を2%と仮定

    結果としては、同じ問い合わせ件数2件という結果になります。検索順位に応じてクリックされる可能性が異なるため、検索ボリュームが少ないキーワードでSEO対策した方が、良い結果になることも少なくありません。

    3.ユーザーが求める情報を正確に届けやすい

    ロングテールキーワードの3つ目のメリットは、ユーザーが求める情報を的確に届けやすいことです。CVRが高いと重複する部分もありますが、ロングテールキーワードは、調べる人の悩みが明確であることが多いです。

    そのため、記事を執筆する際に読者の悩みや知りたいことをイメージしやすく、よりユーザーに則した内容をどどけることができます。

    結果として、ページ滞在時間・サイト回遊の向上を図ることができ、サイト全体のSEO評価を底上げすることができます。

    4.執筆可能なキーワード数が多い

    ロングテールキーワードの4つ目のメリットは、執筆可能なキーワード数が多いことです。

    例えば、「SEO対策」というキーワード一つとってもロングテールキーワードであれば、「SEO対策 やり方」「SEO対策 外注」「SEO対策 期間」など豊富に組み合わせがあります。

    そのため、関連性の高いキーワードを多く執筆することができ、サイト全体のテーマ性を高める他、内部リンクで繋ぐ事ができ、Googleの評価を受けやすくする事が可能です。

    注意点

    ロングテールキーワードを執筆する時は、記事同士がバッティング(カニバる)リスクを考慮しながらキーワードを探す必要があります。例えば、「SEO対策 おすすめ」と「SEO対策 ランキング」と調べた時の検索結果は同じです。

    知らず知らずのうちに、類似コンテンツを執筆してしまう事があるので、本記事後述で記載するロングテールキーワードの探し方について確認するようにしましょう。

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    ロングテールキーワードのデメリット

    ロングテールキーワードをSEO対策するデメリットは以下の2点となります。

    1. 流入数が少ない
    2. 1記事からのコンバージョン数の上限値が低い

    流入数が少ない

    ロングテールキーワードのデメリットの一つは、流入数が少ないことです。ロングテールキーワードは月間検索ボリュームが1,000回未満のキーワードと言われています。

    そのため、ロングテールキーワードで1位を獲得したとしても期待出来る流入数はごくわずかです。以下の表は、検索順位5位以内を獲得した場合の予測アクセス数となります。

    クリック率は、Google検索における検索順位とCTRの関係を調査したAdvanced Web Rankingの最新データ(2024年5月)のモバイルより抜粋しております。

    項目1位2位3位4位5位
    予測クリック率(CTR)26.70%13.32%8.43%5.57%3.15%
    月間検索ボリューム:1,000267132845632
    月間検索ボリューム:50013466422816

    ロングテールキーワードのみをSEO対策していく場合、集客数を増やすためには、複数のSEO対策された記事を作成し、アクセス数を増やす必要があります。

    1記事からのコンバージョン数の上限値が低い

    ロングテールキーワードのデメリットの2つ目は、1記事からのコンバージョン数の上限値が低いことです。月間のアクセス数が少ないため、ビックキーワードと比較すると、コンバージョン数の上限値が低くなります。

    ビックキーワードとロングテールキーワードでのコンバージョン数を比較すると、以下の表のようになります。

    ロングテールキーワードの月間コンバージョン数(予測値)

    コンバージョン率(CVR)は業界によって異なるため、本記事では1%と仮定しております。

    項目1位2位3位4位5位
    予測クリック率(CTR)26.70%13.32%8.43%5.57%3.15%
    月間検索ボリューム:1,000267132845632
    月間検索ボリューム:50013466422816
    予測コンバージョン率(CVR)1%1%1%1%1%
    月間検索Vol1,000:コンバージョン数2.671.320.840.560.32
    月間検索Vol500:コンバージョン数1.340.660.420.280.16

    ロングテールキーワードの場合、1記事から獲得する事ができるコンバージョン数に限りがあるため、複数の記事で上位表示化させ、問い合わせ件数を増やす必要があります。

    ビッグキーワードの月間コンバージョン数(予測値)

    コンバージョン率(CVR)は業界によって異なるため、本記事では1%と仮定しております。

    項目1位2位3位4位5位
    予測クリック率(CTR)26.70%13.32%8.43%5.57%3.15%
    月間検索ボリューム:50,00013,3506,6004,2152,7851,575
    月間検索ボリューム:10,0002,6701,320843557315
    予測コンバージョン率(CVR)1%1%1%1%1%
    月間検索Vol50,000:コンバージョン数133.56642.1527.8515.75
    月間検索Vol10,000:コンバージョン数26.7013.328.435.573.15

    ビックキーワードで上位表示化した場合は、非常に多くの問い合わせ件数を獲得する事ができる可能性があります。

    ロングテールキーワードの探し方【図解付き】

    ロングテールキーワードの探し方について弊社では、以下の手順で行うことを推奨しております。

    1. キーワードの軸を決める
    2. 分析ツールを用いてキーワードを洗い出す(有料ツール・無料ツール)
      ※ロングテールキーワードを探す際に、一部有料ツールを活用
    3. カニバリをチェックする

    キーワードの軸を決める

    ロングテールキーワードの探し方:軸となるキーワードを決める
    軸となるキーワード(イメージ)

    ロングテールキーワードの探す際は、始めにメディアサイトの軸となるキーワードを選定します。自社の事業に関連性の高い単一キーワードを書き出すことで、選定すべきロングテールキーワードを見極める事ができます。

    業種選定キーワード例
    Web制作会社ホームページ、SEO
    マーケティング、デザイン
    病院・クリニック風邪、腰痛
    骨折、人間ドック
    エステサロンフェイシャル、マッサージ
    ニキビ、美肌
    業界ごとのキーワード例

    このように軸となるキーワードを最初に行うことで、無駄なカテゴリーを増やさずに済むだけでなく、サイト全体のテーマ性を担保する事ができます。

    解析ツールを用いてキーワードを洗い出す

    ロングテールキーワードの探し方:解析ツールからキーワードを洗い出す

    ロングテールキーワードを探す手順の2つ目は、解析ツールを用いてキーワードを洗い出すことです。代表的な解析ツールを4つほど紹介します。

    有料の解析ツール無料の解析ツール
    ahrefs(エイチレフス)Googleキーワードプランナー
    Ubersuggest(ウーバーサジェスト)ラッコキーワード

    本記事では、ahrefsによるロングテールキーワードの抽出方法について図解付きで解説いたします。

    ahrefsを用いてロングテールキーワードを抽出

    STEP
    ahrefsへログインし、Keywords Exploerをクリック
    ロングテールキーワードの探し方手順①

    ahrefsはこちら:https://ahrefs.jp/

    STEP
    Keywords Exploerに軸として抽出したキーワードを入力する
    ロングテールキーワードの探し方手順②
    今回は、SEOというキーワードにて検索しております。
    STEP
    関連キーワードの項目の「全てを見る」をクリック
    ロングテールキーワードの探し方手順③
    STEP
    抽出されたデータをエクスポートなど行い、Excelファイルへ落とし込む
    ロングテールキーワードの探し方手順④
    STEP
    抽出したデータを基に、ロングテールキーワードを抽出する

    抽出したExcelファイルを基に、キーワードごとにカテゴリー分けすることで、ロングテールキーワードを抽出する事が可能となります。

    以上の方法にてキーワード群を抽出する事が可能です。

    ラッコキーワードを用いてロングテールキーワードを抽出

    STEP
    ラッコキーワードにて、軸となるキーワードを検索
    ロングテールキーワードの探し方:ラッコキーワード

    ラッコキーワードはこちら:https://related-keywords.com/

    STEP
    検索結果をCSVダウンロード
    ロングテールキーワードの探し方:ラッコキーワード
    STEP
    抽出したCSVファイルからキーワード候補をソートする

    ラッコキーワードは関連キーワードやサジェストキーワードを抽出する事はできますが、月間検索ボリュームまで確認する事ができません。月間検索ボリュームはgoogleキーワードプランナーなどで確認する必要があります。

    カニバリをチェックする

    ロングテールキーワードの探し方:カニバリをチェックする
    カニバリするキーワード例

    最後に抽出したキーワードのカニバリをチェックする作業を行います。上記の画像のように異なるキーワードだったとしても、検索結果は同じである事は少なくありません。

    そのため、検索結果が同じであるキーワードは、1つの記事でSEO対策ができるようにまとめる必要があります。

    ツールを使ったカニバリチェック方法

    ロングテールキーワードの探し方:カニバリをチェックする

    先ほどキーワードを抽出したahrefsの親トピックを確認することで、カニバリを防ぐことが可能です。親トピックとは、検索意図が同じキーワードとなります。そのため、親トピックが同じキーワードは一つにまとめるようにしましょう。

    弊社では、このような形でロングテールキーワードを抽出しております。他にもキーワードプランナーや他、分析ツールを活用したロングテールキーワードの探し方もございます。

    もしSEO対策でお困りであれば、ぜひ一度ご相談ください。

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    まとめ

    本記事では、ロングテールキーワードのメリット・デメリットそして探し方について図解を用いて解説しました。オウンドメディアなどを運営する上で、ロングテールキーワードを正しく探し、SEO対策を行うことで多くの問い合わせを増やす事ができます。

    本記事で紹介した方法を用いて、ぜひロングテールキーワードのSEO対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。またクーミル株式会社では、SEO対策に強みを持つ会社ですので、もしお悩みがございましたら是非ご相談ください。

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