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SEOに最適なパーマリンクとは?WordPressのおすすめ設定方法、注意点を解説

SEOに最適なパーマリンクとは?WordPressのURL変更方法、よくある注意点を解説

各記事のURLを決める要素の一つであるパーマリンク。
このパーマリンクは、Googleセントラルにおいて、「シンプルでわかりやすい語句を URL に使用する。」と指定があります。

Google側から指定があるほど重要なパーマリンクですが、どれほどSEOに寄与するのでしょうか。
SEO対策に最も適した設定方法や注意点について解説します。

▼前置き
本内容は、クーミル株式会社の公式YouTubeであるWeb集客チャンネルでも解説しております。
ぜひこちらも合わせて見ていただけると非常に光栄です。

1.パーマリンクとは

パーマリンクとは

パーマリンクとはパーマネントリンクの略であり、ページごとに設定されたURLのうち、ドメイン名を含まない部分のことです。具体的なイメージはこちらです。

パーマリンクを示す部分(赤色)

上記の画像のように赤く囲われた部分が、「パーマリンク」に該当します。こちらは記事単位で自由に変更することが可能です。

  • http://xxx.com/?p=123
  • http://xxx.com/coomil-youtube
  • http://xxx.com/coomil-youtube.html
  • http://xxx.com/marketing/coomil-youtube
  • http://xxx.com/クーミルYouTube

※太文字の部分がパーマリンクとなります。
本記事の場合は、「https://coomil.co.jp/column/permanent-link」のpermanet-link部分がパーマリンクとなります。

2.パーマリンクの設定はSEOへの影響する?

このURLを大切な自社の記事に掲載したいと思いますか?

実は、パーマリンクは検索順位へ影響は与えないとされています。

しかし、検索結果打面に表示される時に、IDや意味を持たない文字列で書かれているページよりも、ページ内容が分かるように工夫されたパーマリンクの方が以下の点で良いとされています。

  1. 記事を読んでいるユーザーにクリック前に何が書いてある記事か判断してもらえる
  2. 意味を持たない長いパーマリンクより、引用など他サイトから掲載されやすい

どちらも心理的な影響が強い内容となりますとなりますが、最適なパーマリンクを設定することで以上のSEO上のメリットが考えられます。

2-1.日本語文字列は文字化けするため、掲載を嫌がられるケースがある

特に注意が必要なのが、パーマリンクを日本語文字列にしている場合です。

日本語で設定したパーマリンクは、以下の画像のようによく分からない文字列で表示されます。

日本語で設定したパーマリンクについて

よく分からない長いURLだけを見ると、「もしかして…怪しいサイト?」とユーザーに思われてしまう可能性もゼロではありません。

実際に、日本語文字列のパーマリンクのサイトは、自社サイトへの掲載したくないサイト管理者もいます。
そうなると、良い記事を書いたとしても、外部リンクを獲得する機会を損失しかねません。

以上のことを加味すると、正しくパーマリンクを設定することで、無駄なリスクを避けることができます。

3.どんなパーマリンクに設定するのが良いの?

多くの人が活用しているCMSであるWordPressでは、インストール後パーマリンクはhttp://xxx.com/「?p=123」のような形式になっています。このままでは、URLを見ただけでは、何の記事なのか判断することはできません。

GoogleのURL構造のベストプラクティスにおいて、以下のような形にすることが推奨されています。

3-1.Google側で推奨されるURL構造について

WordPressの初期設定からパーマリンクを変更する理由

上記の画像に記載がある通り、シンプルで分かりやすい語句をURLに使用することが求められています。

ベストプラクティスに乗っ取り、以下のようにパーマリンクを変更することで、URLから記事の内容が把握できます。

▼変更前

  • http://xxx.com/?p=123

URLを見るだけでは、何が書いてある記事か分からない。

▼変更後

  • http://xxx.com/coomil-youtube

URLを見れば、coomilのYouTubeであることが分かる。

良いパーマリンクのポイント
  1. URLから内容が読み取れる
  2. 簡潔で分かりやすい
  3. ローカライズした語句を URL に使用する
  4. 単語と単語を繋ぐときは(-)ハイフンを使う

4.パーマリンクはメディア運営の初期段階で設定する

パーマリンクは、メディア運営の初期段階から、運用方針に応じて設定しておくことを推奨します。

メディア運営をしている途中で変更することも可能ですが、以下のリスクが生じてしまいます。

4-1.パーマリンクを途中で変更するリスクについて

ソーシャルカウント(SNSのシェア数)がリセットされる

記事を公開してから、パーマリンクを変更するリスクとして、大きく以下の2つがあります。

  1. 被リンクが無効になる(SEO評価が下がる)
  2. ソーシャルカウント(SNSのシェア数)がリセットされる

▼被リンクが無効になる(検索順位が下がる恐れあり)

他のWEBサイトにリンクが貼られている場合、URLが変更されるのでアクセスができなくなります。
つまり獲得した被リンクはすべて無効になってしまいます。

被リンクはSEOの評価に強く影響するので、被リンクがすべて無効化されれば検索順位が下がってしまう恐れがあります。

▼ソーシャルカウント(SNSのシェア数)がリセットされる

パーマリンクを初期段階で変更するべき理由の2つ目は、ソーシャルカウント(SNSのシェア数)がリセットされてしまうからです。

WEBページがSNSでシェアされた回数のことをソーシャルカウントといいます。

カウントが多いほどSEO効果がありますが、パーマリンクを変更するとカウントがリセットされてしまいます。

以上の理由から、パーマリンクの変更は初期の段階で正しく設定する必要があります。

4-2.パーマリンクをどうしても変更したい場合

万が一、諸事情で変更せざるを得ない場合は「301リダイレクト」をして、ページの形を引き継ぐような形で変更しましょう。

難しいようであれば、専門家に相談するのがおすすめです。
特にページ数が増えてくると、パーマリンクを変えるだけでも労力が必要になります。

また、うまく設定できていないとWEBサイトの評価が下がってしまう可能性もありますので、細心の注意を払い行うようにしましょう。

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5.WordPressにおけるパーマリンク設定方法

では、WordPressにおいてどこでパーマリンクの設定を変更することができるのでしょうか。
実際のWPの管理画面のスクリーンショットを撮影したので、こちらを元に説明します。

5-1.パーマリンクの設定方法

以下の画像のように、ワードプレスの管理画面のメニューバーから「設定」→「パーマリンク」を選択します。

WordPressの管理画面のメニューバーよりパーマリンクを設定:手順①

初期設定では「基本」にチェックされているので「投稿名」に変更することをおすすめしております。

WordPressの管理画面のメニューバーよりパーマリンクを設定:手順②

上記の画像のように、カスタム構造に「/%postname%」と記載されていれば、正しく設定ができておりますので、保存してください。

投稿名の場合、ブログ記事ごとにパーマリンクをご自身で設定することができます。
記事を投稿する前に、必ずパーマリンクを設定しましょう。

▼注意点

パーマリンクの設定を投稿時に忘れてしまうと、日本語表記のパーマリンクとなってしまいます。
URLとして長い文字列となってしまうため、変更することを忘れずに行いましょう。

5-2.編集画面でのパーマリンクの設定方法

編集画面右側の「投稿」→「概要」を選択します。

Wordpressの投稿画面におけるパーマリンクの設定方法
本記事ではブロックエディターによる編集方法を解説しております。

パーマリンクを「投稿名」にしているとパーマリンクが日本語で表記されているので、英語表記にして設定します。

5-3.パーマリンクを設定した後は変更しない

パーマリンクを設定した後は、むやみやたらに変更しないようにしましょう。
先ほどお伝えしたように、被リンクが無効になってしまう恐れがありますので、注意が必要です。

万が一、諸事情で変更せざるを得ない場合は「301リダイレクト」をして、ページの形を引き継ぐような形で変更しましょう。

難しいようであれば、専門家に相談するのがおすすめです。特にページ数が増えてくると、パーマリンクを変えるだけでも労力が必要になります。また、うまく設定できていないとWEBサイトの評価が下がってしまう可能性もあります。

6.パーマリンクに関するよくある質問

ここでは、パーマリンクに関するよくある質問をまとめています。

  1. 意味のある単語だったら日本語でもOK?
  2. パーマリンクにアンダーバーはOK?
  3. 和英語の場合、どっちが良い?
  4. カテゴリーはURLに入れたほうが良い?

6-1.意味のある単語だったら日本語でもOK?

  • https://xxx.com/coomil-youtube
  • https://xxx.com/クーミルYouTube
    日本語の方が一見、分かりやすい

パッと見た感じでは、日本語の方が、分かりやすいと感じます。しかし、パーマリンクを日本語にしてしまうと、コピー&ペーストすると、以下のように文字化けしてしまいます。

  • https://xxx.co.jp/column/%e3%82%af%e3%83%bc%e3%83%9f%e3%83%abyoutube/

検索順位に対して影響することはありませんが、英語表記の方が無難とされています。

6-2.パーマリンクにアンダーバーはOK?

パーマリンクに(_)アンダーバーは使える?

上記の画像のように、Google検索セントラルのドキュメントでは、URL構造として「アンダーバーよりハイフンを推奨」と明記してあります。

そのため、アンダーバーは使用せず、ハイフンを活用しましょう。

6-3.和英語の場合、どっちが良い?

パーマリンクは和英語とどっちが良い?

上記の画像のように、日本人では和英語でも十分伝えるケースはあります。

  1. http://xxx.com/note-pc
  2. http://xxx.com/laptop-computer

どちらでも理解可能ですよね。

このような場合は実際にGoogle検索にて「ノートパソコン」と検索して、競合サイトのパーマリンクに、どちらが多く使われているか確認するとよいでしょう。

6-4.カテゴリーはURLに入れたほうが良い?

上記の画像のように構造だけを見ると、非常に綺麗で理想的な形となります。

しかし、メディア運用の方針変更により、カテゴリーを変更や増やすなどを起きることは少なくありません。その場合、変更カテゴリーに含まれるすべての記事URLが変わってしまいます。

運用方針が明確に定まっており、カテゴリーを変更することが絶対ないのであれば、URL内に含めても問題ありませんが、1%でもカテゴリーが変わる可能性があるのであれば、パーマリンクにカテゴリーは含めないようにしましょう。

7.まとめ

本記事では、パーマリンクのSEOへの影響やワードプレスでの設定方法、そしてよくある質問について解説しました。

パーマリンクは、SEO対する影響は少ないとされますが、Googleプラクティスでも言及があるように、ユーザーによって分かりやすい構造にすることが求められています。

本記事を参考に、ぜひ自社メディアにおいても正しくパーマリンクを設定していきましょう。

SEOやサイト制作に関するお困りことがありましたら、ぜひクーミルまでご相談くださいませ。